距離感バッチリのパターストローク
スコアアップを目指すゴルファーにとってパター苦手は何としても克服しなければならない課題だ。
その理由はパット数がスコアの４割を占めると言われているからに他ならない。
そもそもなぜ貴殿のパターは入らないのか？
その理由は以下に集約される。
間違ったストロークを身につけてしまっているから。
今回は、一生モノのパターの打ち方を手に入れるためのメソッドを惜しみなく公開する。
当記事は下記のような方に効果があることを保証する。
- 「手前右」に外すことが多い方
- イップス気味の方
- スムーズにストロークが出来ない方
一生モノのパターの打ち方を手に入れる準備が出来た方のみ読み進めて欲しい。
【悪い】入らないストローク
まずはパターが苦手な方の特徴を見ていこう。
パターが苦手な人のストロークには以下の３つの特徴があることが分かっている。
- バックスイングが大きい
- フォローが小さい
- カップ手前右側に外す
パターが苦手な方のストロークの振り幅を割合で言うと、バックスイングが2に対してフォローが1の割合になっているのだ。
要するに、バックスイングは大きく取るが、インパクトでストロークを緩めてしまっているのである。
そうなると、パターで当たり負けをしてしまい、フェースが右を向く事でカップ手前右側に外してしまうというわけだ。
この記事を読んでいるパターが苦手な貴方、必ずや思い当たる節があるはずだ。
【正しい】驚くほど入るストローク
それでは確実にカップインの確率が上がる正しいストロークをご紹介しよう。
正しいストロークとは、バックスイングよりフォローが大きく出るストロークのことを指す。
重要なことなので繰り返すが、近年の研究ではバックスイング1に対してフォローは1.5が正しいストロークと言われている。
つまり、しっかりインパクトする事でボールの転がりも良くなり、距離感が出しやすいのだ。
『パターは感覚派』も多いかも知れないが、どうしてもパット数が減らない方は一度自身の振り幅を確認してみることを強くお勧めする。
パター苦手の原因は「ヘッドの重いパター」にあり!?
ご存じだろうか、バックスイングが大きい原因はクラブにも原因があるのだ。
バックスイングが大きい方の約８割がヘッドの重いパターを使用している。
当然だが、ヘッドが軽いクラブと重いクラブで同じストロークをすると、重いクラブの方が球は転がる。
例えば下りのグリーンなどで大オーバーしてしまった経験はないだろうか？
その時の経験が脳裏に刻まれてしまい、ミスをしたくないあまりにフォローが小さくなってしまう悪循環が起きるのだ。
「フォローを出せ」と言われて簡単に出来るのであれば苦労などしない。
パターが苦手な方は、今すぐ現在使用しているパターのヘッドバランス（重量）を確認するべきだ。
ヘッドバランスを軽くする方法
重いヘッドのパターを使用する事のデメリットはお分かりいただけたはずだ。
ここからはプロのクラブフィッターオススメのヘッドバランスを軽くする３つの方法をご紹介する。
- グリップに重りを入れる
- 重いパターグリップに交換する
- パターを買い替える
３番目は冗談として、手元側を重くすることで、シーソーの原理でヘッド側が軽くなる。
手元側を重くすることで手元が安定し、ストロークが安定してフォローが出しやすくなるのだ。
ヘッドが軽くなるとボールが転がり難くなることは先に述べた通り。
転がりが悪い分を補う為に、フォローをしっかり出す事が出来て理想的なストロークが実現するというわけだ。
パターに対する苦手意識をクラブでフォローするというわけだ。
まずは、お近くのクラブフィッターの常駐するショップに相談することをお勧めする。
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【最新理論】バックスイングとフォローの割合は「1対1.5」
2018年「PGAティーチングプロアワード最優秀賞」の大本研太郎プロ推奨のするバックスイングとフォローの割合は「バックスイング1対フォロー1.5」。
今までバックスイング1に対してフォローを2出す事を勧めるケースが多くあった。
実際に「バックスイング1対フォロー2」をやってみるとわかるのだがインパクト以降でヘッドが上を向いてしまうのだ。
上を向く事でボールに伝わる力が分散されてしまうので、現在の研究ではバックスイング1対フォロー1.5が一番良いと言われているのである。
大本研太郎プロ推奨「パター2本持ち」
先の大本プロが提唱する「パター２本持ち」は非常に面白いアイディアだ。
「パター２本持ち」とは、全１４本のクラブラインナップに、ロングパット用とショートパット用の２本用意してはどうか。という考え方。
つまり、ロフト角が大きい距離感が合わせやすいパターと、ショートパットを自信をもって打てるヘッドの軽いパターの２本持ちだ。
スコアの４割を占めるパターだけに、パターにとことんこだわってみるべきだ。
【Q＆A】クラブフィッターに聞く
それではここからは四国No.1クラブフィッターのたけちゃんにパターに関する質問してみた。
パターフィッティングとは？
パターのフィッティングって効果あるの？
実際ところパターって、他のクラブに比べるとまだ正解がまだ分かってない分野なんや。
ほな効果ないんか？
早合点しなや、だからこそフィッティングは必要なんや。クラブが自分に合っているかどうか試す必要があるんや。
パット数が減ることも夢じゃないと？
当たり前や！合っていると分かった上でのプラシーボ効果は侮れないし、自信をもってストロークすれば入る確率は確実に上がるんや。でも練習は必要やで。
よーし！パターフィッティングでパット数８０から減らしてたけちゃん。
おっと今日は日曜礼拝の日やったわ。
今日、水曜日、やけど…。
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大本 研太郎プロとの関係は？
大本プロとは知り合い？
ウチの店でクラブフィッターを集めた勉強会で知り合ったんや。最新の機器や理論を聞いて良い勉強会になったな…（遠い目
大本プロのパター２本持ちはマジで興味深いと思ったわ。
おっしゃ、オイラもチャレンジしてみよっかなー２本持ち
まずは１本を真っ直ぐ打てるようになってから考えろや。
ジョーダン・スピースのストロークは１：１と言われているが？
大本プロが推奨する1:1.5を教えてもらったけど、ジョーダン・スピースのストロークは1:1と言われているけど、どっちが正解なん？
パターはまだまだ謎が多い分野で正解が確立されていないんや。でも、バックスイングよりフォローが小さい方が良いというデータはどこにもないんや。
ということは、1:10や4:5という可能性もある訳やな。
そーですねー（適当
パターの2本持ちはルール違反ではない？
パターの2本持ちって興味あるけどルール違反とちゃうんか？
んにゃ。14本以内であればルール違反ではないで。
じゃあ、3本でも4本でもええんやな。
そーですねー（白目
何メートル以上がロングパット？
ところで何メールトル以上になったらロングパットって言うのん？
良い質問やな。僕も大本プロに同じ質問をしたんやけど、歩測なしで打てるのがショートパット。歩測が必要なのがロングパットということや。
一般的にプロの場合は10mまではショートパット。それ以上はロングパットなんや。
ﾌﾝｶﾞｧ…。プロってやっぱ凄いんやな。10mなんてショートとは到底思えんわ。
例えば3mでも不安に感じればロングパットという事になるんや。だからこそ自分にピッタリ合ったパターを使用する事が重要なんや。
なるほど、たけちゃん、今回もサンキューやで！
【30万回再生突破】パターの正しいタッチ合わせで距離感バッチリ！
上記のパター動画は、現時点で31万再生を超えるYouTubeの中でもトップクラスの人気動画だ。
この動画を見た後は、もう、パターが苦手だとは言わせない。
まとめ
いかがだっただろうか。
今回は今すぐ実践してほしい一生モノのパターの打ち方と、パッティングの最新理論についてご紹介してきた。
以下に簡単にまとめておくのでパターが苦手なゴルファーは是非とも参考にして頂きたい。
- パターが苦手な方はバックスイングが大きくフォローが少ない
- 理想のストロークは、バックスイング1対フォロー1.5
- パターのヘッドが重いことでフォローが出せなくなることも
- パターに悩んでいる方はパターフィッティングを受けるべき
- パターの2本持ちもトレンドになるかも
今回の記事でパターの悩みが少しでもなくなることを祈りつつ筆を置くことにする。
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最後に
画像：フィッティングを受ける辻和也氏
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回ご紹介したパターストローク黄金比を持ってすればカップインの確率は確実に上がるはずです。
たけちゃんも述べている通り、ゴルフの中でもパター分野の研究はまだまだ未知の部分が多くあります。
ゴルフに関する最新の情報を手に入れるべく、下記のYouTubeチャンネルの登録を強くおすすめします。
今回もクラブフィッターたけちゃんの惜しみない情報提供のお陰で当記事を書き終えることが出来ました。
この場をお借りして御礼申し上げます。
また、今回の記事から、千葉県のゴルフ大好きプロドラマー辻和也氏にご協力を頂くことになりました。
当記事作成にあたり、ドラマーの観点から以下のような貴重なコメントを頂きましたのでここで共有します。
どんなに派手で華麗なフレーズを叩こうと思ってもスティックの振りが綺麗な軌道になっていないと、音は悪くなります。
原因はスティックの持ち方や腕の動かし方が大半です。木を見て森を見ず。ではありませんが、意外と問題はそんな基礎的な部分の事が多いのです。
▼辻和也氏について
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