FW/UTシャフトアッタスMBの全て
2019年12月6日。USTマミヤから新しいフェアウェイ・ユーティリティ用シャフトがリリースされた。
その名は「ATTAS MB」だ。
シャフト先端部に最先端素材を採用するなど、USTマミヤの挑戦的なシャフトに新たな仲間が加わった。
今回はアッタスMBと、同じくUSTマミヤのフェアウェイ・ユーティリティ用シャフト、EE/EZとの試打を行う。
きっと貴方に最適なシャフトが「あったっすよ。」となるだろう。
フェアウェイ・ユーティリティシャフトを探している方は必見だ。
アッタスMB（FW/HY）の特徴
注目ポイントは最先端素材を採用している事だ。
東レの新素材「トレカ®︎M40X」をシャフト先端部に採用している。
この素材を採用する事で、インパクト時に適正なロフトをキープし、高弾道を実現している。
FW用のシャフトはスピード感と振り抜きの良さを、HY用のシャフトは高弾道と振り抜きの良さを実現している。
また、ATTASシリーズでは初となるマット仕上げを採用。アドレス時の光の反射を抑え、アドレスに集中できる。
▼参照サイト
https://ustmamiya.co.jp/brand/attas/attas_mb.php
アッタスMB（FW/HY）のスペック
それではアッタスMB（FW/HY）のスペックを調べよう。
念の為ではあるが、HYはユーティリティを指す。
比較対象として、ATTAS EE/EZ振動数も計測する。
EEはフェアウェイ用、EZはユーティリティ専用シャフトだ。
【FW用】アッタスMBの振動数＆キックポイント
対象ギア：ATTAS MB-FW 65s
- 振動数：271CPM
- 重量：65g
- キックポイント ：中調子（カタログ表記）
▼ATTAS MB-FWの詳細
比較ギア：ATTAS EE65s
- 振動数：267CPM
- 重量：64g
- キックポイント ：中調子（カタログ表記）
▼ATTAS EEの詳細
【UT用】アッタスMBの振動数＆キックポイント
対象ギア：ATTAS MB-HY 75s
- 振動数：298CPM
- 重量：75g
- キックポイント ：中調子（カタログ表記）
▼ATTAS MB-HYの詳細
比較ギア：ATTAS EZ75x
- 振動数：288CPM
- 重量：76g
- キックポイント ：中調子（カタログ表記）
▼ATTAS EZの詳細
注目して頂きたいのはユーティリティ用シャフトだ。
MB-HY75sとEZ75xを比べるとフレックスSのMB-HY75sの方が10ポイント硬い。
XよりもSの方が硬い結果となった。
フェアウェイ用シャフトも、MB-FWの方が若干ではあるが硬くなっている。
フレックス選定には気をつけて頂きたい。
今までXを使っていたから、今回もXをチョイスすると非常に硬いシャフトになってしまう。
同じメーカーだからといって、フレックスと振動数の関係性は必ずしもイコールではない。
モデル毎に振動数が違うので、フレックス選定は慎重に選ぼう。
悩んだ時はクラブフィッターや専門家に相談しよう。
アッタスMB-FW試打データ
| アッタスMB-FW | アッタスEE | |
|---|---|---|
| ヘッドスピード | 38.9m/s | 38.8m/s |
| ボールスピード | 56.4m/s | 56.2m/s |
| スピン量 | 3650RPM | 4900RPM |
| 飛距離 | 211YDS | 199YDS |
上記がアッタスMB-FWとアッタスEEの試打データ比較だ。
アッタスMB-HY試打データ
| アッタスMB-HY | アッタスEZ | |
|---|---|---|
| ヘッドスピード | 36.9m/s | 36.9m/s |
| ボールスピード | 53.5m/s | 53.5m/s |
| スピン量 | 6500RPM | 5450RPM |
| 飛距離 | 179YDS | 183YDS |
上記がUT用シャフトアッタスMB-HYと、比較対象としてアッタスEZの試打データだ。
同じMBシリーズでも異なる剛性分布
データ的にも、試打者たけちゃんの手応え的にも、たけちゃんに合うのはフェアウェイ用はATTAS MB-FW65s、ユーティリティはATTAS EZ 75xと、異なるモデルとなった。
同じカラー、同時期発売でもシャフト性能が同じとは限らない。ここは注意したいポイントだ。
なぜその様な現象が起きたのか。それはシャフトの剛性分布にある。
簡単ではあるが、まとめておくのでFW、HY（UT）シャフト選びの参考にして欲しい。
アッタスFWシャフトの特徴
- ATTAS MB-FW＝手元が緩い
- ATTAS EE＝手元が硬い
アッタスHY(UT)シャフトの特徴
- ATTAS MB-HY＝手元が硬い
- ATTAS EZ＝手元が緩い
ATTAS MBを試すべきゴルファー
クラブフィッターたけちゃんが考える、ATTAS MBを試すべきゴルファーをお伝えする。
簡単ではあるが、まとめてみるので、是非参考にして頂きたい。
【FW用】
- ドライバーのシャフトが手元系（中元調子）の方＝ATTAS MB-FW
- ドライバーのシャフトが先系（先調子）の方＝ATTAS EE
【HY用】
- ドライバーのシャフトが先系（先調子）の方＝ATTAS MB-HY
- ドライバーのシャフトが手元系（中元調子）の方＝ATTAS EZ
少々混乱するかもしれないが、お使いのドライバーのシャフトに合わせて、試打をして頂きたい。
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【Q＆A】クラブフィッターたけちゃんに聞く！
クラブフィッターたけちゃんに、あれやこれやズバババ！っと聞いてみた！
クラブのロフト表記についてや、FWの苦手克服方法など、今回も興味深い事を答えてもらったぞ！
これからはロフト表記にするべき？
たけちゃん、誰に話してるの？ロフト、、はて？何度だったかな・・目的・・・うーん、、フェアウェイもユーティリティも飛ばすクラブじゃないの？
ちょっと脱線するけど、最近の飛び系アイアンは7番アイアンが27°だったりするよな、対してマッスルバックだと同じ7番でも34°以上だったり。
同じ7番でも、ロフトがそこまで違うと同じ7番とは思えないなー。
なんか分かる様な分からない様な・・・。具体的にどういう事？
なるほどー。ユーティリティって漠然と飛べば良いって思ってたけど、そう考えるとゴルフが変わりそうだね。
ねーたけちゃん。例えばフェアウェイとユーティリティで同じロフト。例えば21°の時があるけど、そういう時はどっちを使えば良いの？
それは得意な方を選ぶで良いだろうな。
番手表記からロフト表記、フレックス表記から振動数表記。そんな時代が来るかもね。
マッドブラック（艶消し）のメリット
今回のMBはシャフトがマッドブラックで渋カッコいいよね！マッドブラックにするメリットって何かあるのん？
最近ヘッドもマッド仕上げが増えてきてるから、統一感が出るな。
見た目重視かい！
人もクラブも見た目重視じゃい。冗談はさておき、光の反射を抑えるからアドレスに集中しやすいってメリットがあるな。
そういえば、USTマミヤさん。初めてじゃない？マッドブラックって。マッドブラックフェチの僕ちんには、たまらない。
確かにそうだな。お前の中の人はマッドブラックフェチなんだな。どうでも良いけど。
中の人なんていねぇよ。ところでたけちゃん。ポロシャツも黄色だし、パンツも黄色だし、真っ黄色のシャフトなんてどう？
前にも言ったが、パンツは白やで。正確には元々の色は白や。
元々は白・・・。た・・たけ、、ちゃん・・・・。
FWが苦手。対策方法はある？
僕ちん、どうしてもFWが苦手。この前のラウンドもFWさえ決まれば180台出たんだけどなー。
FW以前の問題だろそれは。
FWを得意にしたいんだけど、どうすれば良いの？教えて、たけちゃん。
ドキ・・・。全部当てはまってる・・・。
そう言えばたけちゃんって、FWって使うの？
苦手なクラブを使うより得意なクラブを使う方がスコアップに繋がるよね。たけちゃん、今回もサンキュー。
【動画】アッタス3ハイブリッドゴースト徹底検証
▼紹介＆試打ギア
- アッタスMB FW 65S
- アッタスMB HY 75S
- アッタスEE 65S
- アッタスEZ 75X
まとめ
いかがだっただろうか。
今回はUSTマミヤの新しいフェアウェイ・ユーティリティ用シャフト「ATTAS MB」を特集した。
ドライバーやアイアンに比べるとデータが少ないのがフェアウェイ・ユーティリティ用シャフトだ。
しかし、それは裏を返せば、まだまだ伸び代があるという事。
ATTAS MBで、さらなるスコアップになる事は間違いないだろう。
ただし注意して欲しいのは、フェアウェイ・ユーティリティそれぞれでシャフトの剛性分布が異なる点だ。
そして、ユーティリティ用のシャフトではフレックスXよりもフレックスSの方が硬いケースがある事が分かった。
フレックス表記だけで何となく選んでしまうと、自分に合わないクラブを使ってしまう恐れがある。
必ずフィッテングをして貴方に最適なATTAS MBを選んで頂きたい。必ずやスコアップの力になる。
今回、ユーティリティに対する考え方について、クラブフィッターたけちゃんから貴重な話を聞く事が出来たので、皆様にお伝えしてお別れしたいと思う。
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ユーティリティのシャフトは、見直すべきゴルファーが多い。
ロフトが20°以上のユーティリティであれば、グリーンを狙うクラブだと思って欲しい。
このロフト帯のユーティリティを使っている方で「何となくグリーンの周りに行けば良い。」と考えているゴルファーは、
シャフトの見直しを強くお勧めする。
グリーンを狙えるユーティリティになれば、必ずスコアップが可能だ。
ドキっとした方は、今すぐユーティリティのシャフトを見直して欲しい。
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当記事のライター辻和也氏
布団に入りながら、自分のゴルフスイングをチェックしては考える。
1つ、問題点が分かった。
それが正しいなら今抱えてる問題は結構な数を解決出来そうだ。すげぇ基本的な事だった。
ドラムもそうなんだよなぁー、抱えてる悩みは意外と初歩の初歩が原因だったりするのであーる！— つじ@ズバババ!Drums (@KT_tanuki) January 30, 2020
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