保存版!4大シャフトメーカーの特徴を一挙紹介
Youtube版ズバババ!Golfで、使用している(使用してみたい)ドライバーシャフトのアンケート調査を行った。
なんと、1843名もの方にご協力頂いたことに対し御礼申し上げる。
今回はアンケート結果をランキング形式で発表したいと思う。
さらにクラブフィッターたけちゃんによる、それぞれのシャフトメーカーについての解説もしてもらった。
シャフトメーカーの特性を知る事で、シャフト選びがより充実すること間違いなし!
今回はまさに「永久保存版」「ブックマーク必至」だ!
第1位:Speeder(スピーダー)/フジクラシャフト
今回のアンケートで一番人気だったのが、「Speeder/フジクラシャフト」だ。
支持率は35%だった。
フジクラはリシャフトの先駆者で、昨今のリシャフトの流れを創ったメーカーだ。
Speeder EVOLUTIONシリーズはフジクラシャフトを代表するシャフトとして、多くのプロ。特に女子プロやアマチュアゴルファーに支持されてきた。
それではクラブフィッターたけちゃんに「Speeder/フジクラシャフト」について解説してもらった。
▼スピーダー エボリューション6の詳細
スピーダーは「奇数=先調子」「偶数=手元調子」
昔からSpeederを知っている方の中には、「先が走るイメージ(先調子)」と思っている方も多い。
Speeder EVOLUTIONシリーズになる前のSpeederは、確かに”先調子の捕まるシャフト”であった。
しかし、当然ながら毎回同じ調子のシャフトを発表している訳ではない。
現在のSpeeder EVOLUTIONシリーズは、現時点で6代目まで発売されているが、それぞれにシャフト特性が異なる。
以下にまとめるので、是非覚えて頂きたい。
- 【奇数】初代スピーダー、Speeder EVOLUTION3、Speeder EVOLUTION5=先調子
- 【偶数】Speeder EVOLUTION2、Speeder EVOLUTION4、Speeder EVOLUTION6=手元調子
初代スピーダー、Speeder EVOLUTION3、Speeder EVOLUTION5は、同じ先調子である。
それではこの3本は同じかと言えば、そうではない。
次第に中調子になって来ている様だ。
最新のEVOLUTION5とEVOLUTION6を例とする。
- 【奇数】EVOLUTION5=中中先調子
- 【偶数】EVOLUTION6=中中元調子
この様に、近年のEVOLUTIONは中調子になりつつある傾向だ。
これはSpeeder EVOLUTIONシリーズが、ターゲット層を広げる動きなのではないかと考えられる。
次作が出るとするならば、Speeder EVOLUTION7は奇数なので、先調子になる可能性が高い。
思い切った先調子にするのか、はたまた中調子寄りにするのか。何れにせよ、次作が非常に楽しみである。
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第2位:Tour AD/グラファイトデザイン
アンケート第2位は「Tour AD/グラファイトデザイン」だ。
支持率は27%だった。
Tour ADは国内男子ツアー使用率がNo.1で、3割から4割弱の男子プロがTour ADを使用していると言われている。
そして、純正カスタムシャフト使用率でもNo.1である。
それではクラブフィッターたけちゃんに「Tour AD/グラファイトデザイン」について解説してもらった。
▼ツアーAD VRの詳細
純正カスタムシャフトの使用率No.1
純正カスタムシャフトの使用率がNo.1という事は、多くのゴルファーに合うシャフトである必要がある。
その為、カタログを見て頂ければ一目瞭然だが、Tour ADのほとんどが「中調子」である。
しかし、多くのシャフトが「中調子」であっても、それぞれのシャフトにはしっかり特性がある。
中調子だからどんなTour ADでも良い訳ではないので、注意が必要だ。
過去のモデルも多くあるので、しっかりフィッテングを受ける事で最適なTour ADを見つける事ができる。
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第3位:Diamana/三菱ケミカル
アンケート第3位は「Diamana(ディアマナ)/三菱ケミカル」だ。
支持率は21%だった。
シンプルでありながら、美しいカラーリングで高級感があるDiamana(ディアマナ)シリーズ。
クラブフィッターたけちゃんに「Diamana/三菱ケミカル」について解説してもらった。
▼ディアマナZFの詳細
赤マナ、青マナ、白マナの特徴
Diamanaは色でその調子の特性が分かれている。
まずは、大きく分けて3パターンの特性を理解して頂きたい。
- Diamana RF(通称:赤マナ)=先調子
- Diamana BF(通称:青マナ)=中調子
- Diamana DF(通称:白マナ)=元調子
Diamana RF(通称:赤マナ)は先調子であるが、実際には「ダブルキックシャフト」だ。
手元も緩いシャフトになっている。
Diamanaは手元が緩いのが全シリーズ通して言える特徴だ。
三菱ケミカルは手元調子のシャフトの評価が高い。
手元調子のシャフトが合う方は、Diamanaシリーズは試して頂きたい。
逆に言えば、手元が硬いのが好きなゴルファーには合わないシャフトと言える。
Diamanaシリーズは比較的ハードスペックで、ある程度のヘッドスピードが必要とされてきたが、
新作となるDiamana ZF(白マナ系)はシリーズ初となる40g台のシャフトもラインナップされ、Diamanaシリーズの敷居が下がった。
最近ではTENSEIが非常に注目されているが、こちらも手元調子でかなりのハードスペックとなっている。
比較的ハードスペックのシャフトが多い中、ヘッドスピードが速くないゴルファー向けのシャフトが発表される事を期待したい。
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第4位:ATTAS(アッタス)/UST Mamiya
アンケート第4位は「ATTAS(アッタス)/UST Mamiya」だ。
支持率は15%だった。
特徴的なカラーリングが有名なATTASは、現在までに11シリーズが発表されている。
シャフトメーカーとしては後発組になるのだが、とてもユニークなシャフトを発表しているのがATTASだ。
クラブフィッターたけちゃんに、「ATTAS/UST Mamiya」について解説してもらった。
▼アッタス11ジャック の詳細
合う合わないがハッキリするアッタス
シャフトのカラーリングが個性的であり、極端ともいえるシャフト性能。
シャフトのネーミングも独特でシャレが効いている。遊びゴコロがあるメーカーと言えるだろう。
シャフトの特性をシリーズ毎にハッキリと分けているので、合うゴルファー・合わないゴルファーがハッキリするのもATTASの特徴。
シリーズの傾向としては、以下のサイクルで発表されている。
手元調子→中調子→先調子→ダブルキック
しかし、この流れで新しいシャフトが発表されるかと思いきや、このサイクルから外れた調子を発表するなど、やはり遊びゴコロがあるメーカーと言えるだろう。
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第5位:アオサキ/Threering(スリリング)
支持率は2%だった。
クラブフィッターたけちゃんの師匠である、浅谷理氏が勤めるThreering社。
シャフト性能はもちろん、カラーリング・ネーミングにもこだわっているのが、Threering社のシャフトだ。
クラブフィッターたけちゃんに、「アオサキ/Threering」について解説してもらった。
一クラス上の性能、デザイン、素材
Threering社は今まで紹介してきた4メーカーでは出来ない事、いわばニッチな立ち位置とも言える。
他のシャフトメーカーでは満足しない方は、是非試して頂きたい。
高価なシャフトではあるが、それだけに高価な素材を採用し、高性能なシャフトを作り上げている。
現在、Threering社は3モデルのシャフトがある。そのネーミングも個性的かつオシャレだ。
- ハルカナ(遥か彼方へ)
- アオサキ(青空の先に)
- カゼトモ(風と共に)
THE POWER OF DESIGN.
好きなデザインの方が飛ぶ気がする
これは、Threering社のシャフトシリーズのキャッチコピーだ。
どのシャフトメーカーも、それぞれ自分に合ったシャフトは必ず見つかる。
では、どの部分でシャフトを決めるのか。
デザインで決めてみるのも良いのかも知れない。
シャフトもカラーリングから楽しむ時代になったと言える。
最適なシャフトの見つけ方
様々なシャフトが多くあるなか、自分に最適な1本を見つける事は困難だ。
一体どうしたら”シャフト難民”にならずに済むか。
クラブフィッターたけちゃん曰く。
シャフトをよく理解した人のフィッテングを受ける事
自分でなんとなく決めるのではなく、フィッテングを受ける事で最適な1本を見つけられるだろう。
もちろんヘッドも大事だが、シャフトが合わなければ、せっかくのヘッド性能も引き出せない。
中上級者の方はもちろん、初心者の方も積極的にフィッテングを受けてほしい。
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【Q&A】クラブフィッターたけちゃんに聞く!
シャフト交換の必要が無かった割合
今まで900人程フィッティングをしてきたが、5%以下だろうな。
ドンピシャで合ってる人ってほとんどいない。って事なんだね。
クラブ全体の流れって大事って事かー。フィッテングって奥が深いんだね。
やはりフィッテングは結果が全て。それはスコアアップだろうし、飛距離が伸びる事でもあると思う。
たけちゃん、さっき良い事言ってたね。クラブヘッドは心臓。シャフトは動脈(血管)。両方大事なんだなーって感心したよ。
寝ずに考えたからな。フィッテングって答えがある様でないんよ。ワシだって完璧なフィッテングが出来ているか分からない。
でも、今までフィッテングを受けた人は結果が出たって事でしょ?
まだまだフィッテングを受けていないゴルファーも多いから、積極的に受けてもらいたいね。
たけちゃん、今回もサンキュー!
【動画】4大シャフトメーカーの特徴を大公開
まとめ
いかがだっただろうか。
今回は4大シャフトメーカーの特徴について特集した。
各メーカー様々なシャフトを毎年発表しているが、それぞれのメーカーの特徴を知る事はシャフト選びの大きなヒントになるだろう。
すべてのゴルファーに合うシャフトは存在しないからこそ、自分のスイングに合うシャフトを選ぶのは大変だ。
自分一人で考えていると、分からなくなる事もあるだろう。
そんな時はフィッテングを受ける事をオススメする。
シャフトはヘッド並みに高価になりつつある。だからこそ、自分が納得した1本を選んでほしい。
今回の記事を読んで頂き、気になるシャフトを見つけたら、フィッテングを受けて頂きたい。
きっと、貴殿の相棒となるシャフトが見つかるはずだ。
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