人気ドライバーシャフト ツアーADを徹底比較！
ツアーADファン必見！ツアーADの特徴的な５本を厳選し徹底比較。
ドライバープロ使用率No.1、純正カスタムシャフト装着率No.1の実力を徹底調査した結果を見逃すな。
今回は、ツアーAD VR、ツアーAD TP、ツアーAD MJ、ツアーAD MT、ツアーAD BB（スペックは全て6S）の特徴、飛距離、振動数を徹底調査する。
ツアーAD使用者や、ツアーAD選びでお困りの方には必読の内容だ。
GRAPHITE DESIGN Tour ADの特徴
まずは、GRAPHITE DESIGN（グラファイトデザイン）Tour AD（ツアーAD）の特徴を見ていこう。
プロ使用率No.1
何といってもツアーADの最大の特徴は、ドライバープロ使用率No.1ということ。
ちなみに、国内男子ツアーのドライバーでのツアーAD使用率は以下の通りだ。
- 2016年：35,8％
- 2017年：37,5%
- 2018年：36,2%
ツアーADの実力は世界で活躍する多くのトッププロが認めているところだ。
素直なシャフト特性
現時点で１０種類以上のラインナップを抱えるツアーADだが、そのほとんどのキックポイントは「中調子」と表記されている。
この理由は、ツアーADのシャフトが、クラブメーカーの純正カスタムに最も多く採用されていることに起因する。
つまり、クラブメーカーからすると、極端なキックポイント（調子）では、ユーザーが敬遠するため、素直な「中調子」のシャフトが好まれるのだ。
裏を返せば、ツアーADのシャフトは、特徴が分かりにくく少し面白みに欠けているとも言えよう。
「特徴の分かりにくいツアーADをどうやって選べばいいんだ？」
こんな声が聞こえてきそうだが、大丈夫、安心してほしい。
当記事では数あるツアーADの中から、特に特徴的な特性を持った５本のシャフトを厳選してご紹介する。
厳選５本！おすすめツアーADを紹介
上述したように、ツアーADの多くは「中調子」と表記されているため、シャフト特性が分からないまま使用している方が非常に多い。
何を隠そう、グラファイトデザイン社に限らず、シャフトメーカーの多くはキックポイントを「中調子」と表記しているのだ。
実際のシャフト挙動は「中調子」ではないにもかかわらずである。
話を元に戻そう。
ここからは、クラブフィッターによる「面白い（特徴的な）」ツアーAD５本を厳選してご紹介する。
確実に貴殿のツアーAD選びの参考になるはずだ。
今回ご紹介するツアーADは以下の５本。
- ツアーAD VR
- ツアーAD TP
- ツアーAD MJ
- ツアーAD MT
- ツアーAD BB
それでは一つひとつ紹介していこう。
１．ツアーAD VRの特徴
先ず１本目は2018年6月に発売されたツアーAD VRから紹介しよう。
ツアーAD VRのスペック
- 発売日：2018年6月
- キックポイント：中先調子（カタログ表記：中調子）
- 振動数：262cpm
- シャフト重量：65g
ツアーAD VRの評価
- 手元は硬めで中から先がしなる
- 自分で振りに行きたい方に合う
- ハードヒッターのスライサーにおすすめ
強いしなり戻りと、インパクトに向かう加速感
引用：Tour AD VR | Tour AD – グラファイトデザイン
▼ツアーAD VRの詳細
２．ツアーAD TPの特徴
ツアーAD TPのスペック
2本目はツアーADの中でもベンチマーク的存在であるツアーAD TPをご紹介する。
- 発売日：2016年10月
- キックポイント：ど真ん中の中調子（カタログ表記：中調子）
- 振動数：263cpm
- シャフト重量：65g
ツアーAD TPの評価
- 手元と先を硬くしたメリハリのある「中調子」
- ツアープロに人気の「DI」に近い仕上がり
- スイングの綺麗なハードヒッターにおすすめ
先端高剛性にスピード感をプラス、だからもっと飛ぶ
引用：Tour AD TP | Tour AD – グラファイトデザイン
▼ツアーAD TPの詳細
３．ツアーAD MJの特徴
続いては、歴代のツアーADの中でも最も「つかまり系・弾き系」の先調子の飛ばせるシャフト、ツアーAD MJだ。
- 発売日：2014年11月
- キックポイント：先調子（カタログ表記：中調子）
- 振動数：258cpm
- シャフト重量：62g
ツアーAD MJの評価
- 手元から先が順に柔らかい「先調子」
- シャフトに仕事をさせやすく最大飛距離が望める
- 球が上がらない、捕まらない方におすすめ
弾き系の新たなシャフト
引用：Tour AD MJ | Tour AD – グラファイトデザイン
▼ツアーAD MJの詳細
４．ツアーAD MTの特徴
4本目に紹介するのは、非常に特徴的なしなり方（ダブルキック）をする、ツアーAD MTをご紹介する。
- 発売日：2013年12月
- キックポイント：ダブルキック（カタログ：中調子）
- 振動数：258cpm
- シャフト重量：64g
ツアーAD MTの評価
- 手元と先が柔らかいダブルアクション
- 「切り返し」と「インパクト」の２回シャフトが動く
- シャフトに運動をさせたい飛距離を求める方におすすめ
中間部分の剛性を高め、手元と先端に程よくしなりを出した
引用：Tour AD MT | Tour AD – グラファイトデザイン
▼ツアーAD MTの詳細
５．ツアーAD BBの特徴
最後に紹介するのは、2011年に発売後、いまだに男子プロにも愛用者が多いツアーAD BBだ。
- 発売日：2011年11月
- キックポイント：元調子（カタログ：中調子）
- 振動数：262cpm
- シャフト重量：65g
ツアーAD BBの評価
- ツアーADの中で最も捕まらないシャフト（ツアープロ用除く）
- 男子プロゴルファーに高い人気
- 絶対に引っ掛けたくない方におすすめ
操作性と方向性が向上
引用：Tour AD BB | Tour AD – グラファイトデザイン
▼ツアーAD BBの詳細
５本の振動数（硬さ）とキックポイント
| シャフト | 振動数 | キックポイント |
|---|---|---|
| VR | 262cpm | 中先調子 |
| TP | 263cpm | 中調子 |
| MJ | 258cpm | 先調子 |
| MT | 258cpm | ダブルキック |
| BB | 262cpm | 元調子 |
クラブフィッターたけちゃんに聞く！
それではここからは、今回ご紹介した特徴的なツアーAD５本を徹底調査して頂いた、クラブフィッターたけちゃんへのQAをご紹介しよう。
必ずやドライバーシャフト選びの参考になるはずである。
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シャフトメーカーが「中調子」と表記する理由
たけちゃん、どうしてシャフトメーカーは実際と違うにも関わらず「中調子」と表記するの？
いい質問だね。「先調子」、「元調子」などと極端な表記はユーザーから敬遠される可能性がが高く、メーカーは当たり障りのない「中調子」と表記しているんだ。
つまり、ドライバーに限らず、クラブを選ぶ際には、カタログ表記ではなく本当のキックポイントを知ることが重要なんだ。
１番飛ぶツアーADとは
わてはどうしても飛距離が欲しいんや。一番ぶっ飛ぶツアーADはどれなんや？
なぜ急に関西弁…。
ロボットが打てば「MJ」が１番飛ぶんや。でもな、スイングやタイミングの取り方によって合うシャフトは異なるんやで。
せやからクラブフィッティングが重要なんや。
おっ、たけちゃんも関西弁になりよった。
ダブルキック（Wアクション）の特徴
個人的に２回しなるダブルキックが特徴のツアーAD MTがめちゃ気になるねんけど
切り返しとインパクトの２回しなるダブルキック（Wアクション）はシャフトの運動量が多く飛距離が伸びる可能性が高いんや。
わてもツアーAD MTで最大飛距離が狙えるやろか？
残念やけど、ズバゴルはんのスイングはツアーAD MTは向いてないわ
は？どういうこっちゃ！
つまり、ズバゴルはんのように、シャフトを自分でしならせるゴルファーにはMTは不向きなんや。逆に、自分でシャフトを「動かさない」方は「MT」を試すべきなんや！
ツアーADにリシャフトする最大のメリット
ズバリ聞くねんけど、ツアーADにリシャフトする最大のメリットとは？
ズバリ言うけど、ツアーADはヘッドの邪魔をせず、ヘッドの仕事をフォローするところが最大のメリットや。
分かったような、分からんような…。
つまり、実際にボールを打つのはヘッドの仕事や。そのヘッドの仕事と、ゴルファーのスイングの仕事を効率よく素直にパワーアップしてくれるのがツアーADの最大の特徴や！
要するに、ツアーADは「縁の下の力持ち」的なシャフトなんや。
まあ、アホには分からんかもしれんけどwww
ツアーADにリシャフトする注意点
じゃあ逆に聞くけど、ツアーADにリシャフトする際の注意点は？
男子プロ使用率NO.1のツアーADだけに、あまりにも特徴的なスイングのアマチュアにはツアーADは合わない可能性が高い。
はへ？
男子プロ＝素直で美しいスイング＝素直なシャフトが合う＝ツアーADが合う
個人的には、わてのスイングも自分では素直やと思うし、ツアーADが合うと思うんやけど。しかも、Twitterでスイング動画を上げても３つもいいねがつくし。
ズバゴル＝阿波踊りのような超個性的なスイング＝超個性的なシャフトが合う＝ツアーADは合わない
阿波踊りのようなスイングってどんなスイングなんや！しまいには怒るで！Twitterの自撮りスイングでいいねを３つももろてんねんぞ！！！
たけちゃん、今回もサンキューやで！
阿波踊りではなく、よさこいを目指すわな！
もう、勝手にしなはれ…。
【動画】ツアーAD徹底比較！おすすめ５本の特徴
今回ご紹介したツアーAD５本の飛距離、弾道、スピン量は上記の動画にて確認していただきたい。
非常に興味深いデータが抽出されたことを付け加えておく。
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まとめ
いかがだっただろうか。
今回は、ドライバープロ使用率No.1、純正カスタムシャフト装着率No.1のグラファイトデザインのツアーADの実力について徹底調査してきた。
また、今回ご紹介した特徴的な５本の特徴、振動数とクラブフィッターによるインプレッションも参考になったはずだ。
上記に、５本を実際に打ってみて得られたデータを掲載しておくので興味のある方は確認してほしい。
繰り返しになるが、５本の詳細なデータと弾道は上記のYouTube動画で視聴いただける。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
当記事が世界中のツアーAD選びで迷うゴルファーの一助になれば望外の幸せです。
また、この場をお借りして今回の実証実験にご協力いただいたクラブフィッターたけちゃんに感謝を申し上げます。
５本の検証に惜しむことなくお力をお貸し頂いた結果、必ずや誰かの役に立つであろう当記事と動画が完成することが出来ました。
ありがとうございました。
そして、貴殿にとって当記事が少しでも参考になった場合、SNS等で拡散していただくことを切に希望し筆をおくことにします。
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