ドライバー選びのゴルフ本。関雅史の「クラブを正しく使えばもっと飛ぶ!!」
今、あなたが使用しているドライバーのスペックは、本当に自分にあっているのか?
アイアン、ドライバーの買い替えを検討中の貴方に本書を強くおすすめする。
人気のクラブフィッターで、ティーチングプロ関雅史氏の最新の著書「クラブを正しく使えばもっと飛ぶ!!」は、賢いドライバー選びのコツが満載だ。
また、ドライバーが苦手なゴルファーにおすすめ、アッパーブローで打つためのメソッドも効果抜群。
ゴルフクラブの構造を知る
ゴルフクラブはドライバーもアイアンも、シャフトの右側にヘッドがセッティングされており、その重さ故、フェースは開きやすいのである。
つまり、意識的にフェースの向きをコントロールしなければ、フェースが開き、スライスしか打てなくなるのだ。
スイング単体のレベルアップよりも、クラブをつかいこなしてこそのレベルアップの方が、はるかにまっすぐ効率的に打つためには近道となってくるのです。
引用:本書22頁「ゴルフクラブの構造を知る」
また、最近のクラブヘッドの大型化により、フェースはますます開きやすくなっていると、著者は指摘しており、ボールをクラブの芯で捉えるためには、正しいフェースターンを生むアームローテーションが必要だという。
覚えておきたい!自分に合ったドライバー選びのコツ
あなたは新しいドライバーを購入する際に、必ずクラブフィッティングをするはず。
その際のポイントを下記に上げておく。
- シャフトの硬さ
- シャフトのトルク
- シャフトの長さ
- クラブ重量
- 重心距離
一つひとつの解説は本書に詳しく書かれているので、ぜひ参考にして欲しい。
ゴルフ上達のための、ドライバー選びのポイントを一つだけご紹介しよう。
これは、ドライバーに限らず、アイアン選びにも共通する、重要なクラブ選びのポイントだ。
しっかりと振り切ることができて、スイングに支障をきたさない最も重いクラブが最良といえます。
引用:本書46頁「ゴルフクラブの構造を知る」
重すぎるクラブは身体の故障を招き、軽すぎるクラブはスイングが安定せず、クラブが暴れやすくなってしまうのである。
また、軽いクラブと重いクラブを比較すると、重いクラブの方がインパクトでボールに与えるエネルギーは大きい。
つまり、飛距離を最大化するためにも、振り切れる範囲の重いクラブを選ぶべきなのだ。
現在、クラブの買い替えを検討中のゴルファーは、是非とも参考にしてもらいたいポイントだ。
ドライバー飛距離アップに必要なスイング
本書では、ドライバーの飛距離を伸ばすためのスイングが分かりやすく紹介されている。
ズバリ、「シャフトの横方向へのしなり」を有効的に活用することで、誰でも簡単にドライバーの飛距離アップは確実なのだ。
では、どうやって効率よくシャフトをしならせることができるのか?
ここでは「シャフトのしならせ方」が、一発で体感できるメソッドをご紹介する。
イラスト:シャフトの横しなりを体感するメソッド
両腰の高さの間でヘッドを大きく横に揺さぶってシャフトを意図的に横方向へとしならせる動きをしてみてください。(中略)ヘッドを大きく揺さぶってしなりを大きくさせようとすると下半身の動きは必要最低限で止まり、ヘッドを優先させてクラブを横に動かそうとしているはずです。
引用:本書68頁「クラブ機能を活かす 飛ばすためのスイングの心得」
大切なポイントは「下半身の動きは必要最低限」ということ。
この「動き」こそ、飛距離アップに欠かせないスイングのコツなのだ。
この際、両足の内側で、揺れる体重を受け止めることに意識を集中して欲しい。
ドライバーが苦手なゴルファーの共通点
「アイアンは打てるのに、ドライバーが上手く打てない。」ゴルフ初心者には多い悩みの一つだ。
著者は、ドライバーが苦手なゴルファーに共通のスイング軌道をこう指摘している。
「無意識のうちに、打ち込むスイングになっている。」と。
つまり、ドライバーをアイアンのように打ち込むことで、ロフトが立ったインパクトになり、結果、ボールが上がらない、ボールが上がらないから腕だけで上げに行きカット打ちになる。
言わずもがな、カット打ち=スライスボールである。
著者がレッスンしている生徒のスライスの原因のほとんどが、この「打ち込む軌道」が原因だと指摘している。
これで分かる!アッパーブローの打ち方
本書では、ドライバーが苦手なゴルファーが、アッパーブローに打つためのコツが2つ紹介されている。
- インパクトでは左肩を開かない
- インパクト前にシャフトの「横しなり」を意識する
左の肩が開けば、クラブの軌道は「アウトサイドイン」になり、スライス傾向が多くなるのだ。
では、どうすればアッパーブローで打つ事ができるようになるのか?
その答えはこうだ。
「アイアンのボールポジションの位置で、ドライバーをアドレスする。」
イラスト:仮想ボールを意識したドライバーショット
その仮想のボールを打つイメージでスイングする事で、左肩が開かず、アッパーブローで打てるようになるのだ。
ドライバーでスライスが多い、ボールが上がらない、スピン量が多く飛距離が出ないゴルファーは、練習場で試してみて欲しい。
何度が試しているうちに、驚くような捕まった球が打てるようになることを保証する。
まとめ
いかがだろうか。
今回は、テレビ・雑誌で活躍中の人気のティーチングプロ、関 雅史氏の著書「クラブを正しく使えばもっと飛ぶ!! 」(日経プレミアシリーズ) を参考に、ドライバー飛距離アップのための、クラブの構造と、アッパーブローの打ち方をご紹介した。
次回は、本書のメインコンテンツ、「ドライバーのシャフトのタイプ別の性質」と「正しいシャフトの選び方」について詳しくご紹介する。
また、本記事の内容を詳しく知りたいゴルファーは、Amazonでクラブを正しく使えばもっと飛ぶ!! (日経プレミアシリーズ)を、今すぐチェックしてみて欲しい。
また、本書以外にも3000人以上のクラブフィッティングから見えてきた、2016年最新版、中古クラブランキングブック本。中古ゴルフクラブ ナンバーワンランキング2017 (GAKKEN SPORTS MOOK)もおすすめだ。
「クラブを正しく使えばもっと飛ぶ!!」 関 雅史 (著)
いくら振り回しても飛ばないのは、クラブを正しく使えていないから。身長166センチの体格ながら、ドライビングコンテストで382ヤードを記録したこともある飛ばし屋ティーチングプロが、そのメカニズムと実践法を伝授するゴルフ開眼の書。
引用:「BOOK」データベースより
ちなみに、関 雅史氏によるクラブフィッティングは、 関雅史氏が店長を務める、東京都北区の「Golf Fields」で受けることができる。
人気急上昇中につき、事前予約は必須だ。
関 雅史氏のプロフィール
職業:日本プロゴルフ協会(PGA)公認A級ティーチングプロ、クラブフィッター
生年月日:1974年9月28日
出身地:東京都
実績:2008年世界ドラコン選手権日本大会で382ヤードを記録
好きな食べ物:タンタンメン
公式ブログ:QPゴルフブログ
Twitter:@qpgolf
最後に
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