単品ウェッジのメリットデメリット
100ヤード以内のスコアを良くする事が、スコアアップの鍵である。
そこで重要になるのが「ウェッジ」だ。
アプローチやバンカー、フルショットまで様々な使い方をするウェッジだけに、こだわりを思っているゴルファーも多いだろう。
アイアンを購入する時、AWからSWまで揃う「セットウェッジ」
ウェッジだけ単品で購入する「単品ウェッジ」
それぞれにメリット・デメリットがある。
今回はクラブフィッターが教える「単品ウェッジ」のメリットデメリットを紹介する。
ウェッジ選びに悩んでいる方・なんとなくウェッジを選んでいる方は必見だ!
単品ウェッジとセットウェッジの違い
今回定義する「単品ウェッジ」「セットウェッジ」は以下の通りだ。
- PW以降のウェッジだけ違うメーカーやブランドで揃える。(単品ウェッジ)
- SWまで全て同一ブランドで揃える。(セットウェッジ)
スコアメイクの鍵となるウェッジだけに、しっかり納得をして選んで使いたい。
単品ウェッジが良いのか、セットウェッジが良いのか、それぞれのメリットとデメリットを知る事で、自分にあったウェッジを選べる。
単品ウェッジとセットウェッジ飛距離の差
単品ウェッジを選ぶにしろ、セットウェッジを選ぶにしろ、まず疑問に思うのは「飛距離」だ。
例えば単品ウェッジとセットウェッジで飛距離の差は出るのか。
クラブフィッターたけちゃんは、同じロフトであれば単品ウェッジもセットウェッジも飛距離の差は無いという。
ウェッジのヘッドの素材の違いなどで、多少の飛距離の差が生まれる事はあるが、飛距離性能という部分では差は無い。
中にはセットウェッジが無いパターンもある。
5番からPWまではセットであるが、PW以降のウェッジが無い場合は必然的に単品ウェッジを選ぶ事になる。
対して具体的な例を挙げると、ゼクシオはSWまでセットウェッジとして用意されている。
では、単品ウェッジとセットウェッジ。それぞれのメリットとデメリットはどこにあるのか。
セットウェッジのメリットは「流れ・重量フロー」
セットウェッジは、5番アイアンからSWまで同じ流れで設計されている。
つまりセッティングの流れが明確であり、見た目も変わらないので扱いやすい事がメリットだ。
また、5番からSWまで同じシャフトで構成されている事が多いのも、セットウェッジが扱いやすい理由だ。
アイアンからウェッジまでの見た目・シャフトが変わらずに、セッティングの流れが作りやすいのがセットウェッジのメリットだ。
セットウェッジのデメリット
セットウェッジ(ゼクシオテン)を実際に使用しているユーザーからの貴重なレビューを紹介する。
ゼクシオテンは以下のロフト設定になっている。(同じシャフト長・重さ)
- PW(43°)
- AW(49°)
- SW(56°)
この方は、52°のウェッジを足したが振り感がPW/AW/SWと異なり、狙った距離を出す事が困難となった。
同じ見た目・シャフトで揃えられるセットウェッジだが、急激なロフト差で距離感を出す事が難しくなる可能性がある。
単品ウェッジのメリット「選び代が多い」
アプローチやバンカーで、自分が打ちたい球を実現しやすいのが単品ウェッジだ。
単品ウェッジは様々なバリエーションがあり、自分が打ちたいアプローチ・バンカーショットを実現しやすく、セットウェッジよりも自由度・専門性が高まる。
つまり単品ウェッジは「選び代」が多いのがメリットだ。
単品ウェッジのデメリット
単品ウェッジを購入する際のデメリットは、セットウェッジの逆と考えると理解しやすいだろう。
単品でウェッジを購入する場合のデメリットは以下の2つ。
- 見た目が変わる
- アイアンと同一シャフトの可能性が低い
セットウェッジは、アイアンからSWまで同じ見た目で揃うので、アドレスした際の違和感は少ないだろう。
しかし単品ウェッジの場合、PWまでは同じ見た目でも、それ以降のウェッジは見た目が異なる。
実際にアドレスした時に違和感のないウェッジを選ぶ事が大切だ。
クラブフィッターたけちゃんは、現在のフィッティング理論ではウェッジはアイアンと同じシャフトを選ぶべきという。
セットウェッジは同じシャフトが入っている可能性が高いが、単品ウェッジの場合はその可能性が低い。
しっかりとシャフトも合わせる事で、単品ウェッジの性能が最大限発揮される。
単品ウェッジ・セットウェッジはどちらかが優れているという訳ではなく、それぞれの強みがあるという事を理解する事が大事だ。
【評価・口コミ】単品ウェッジ利用者の声
実際に単品ウェッジを使用しているユーザーの貴重なレビューを紹介する。
ウェッジのシャフトをアイアンと同じシャフトにする事で「振り心地が統一」され、ザックリのミスが軽減された。
この方はバンカー専用ウェッジはスチールシャフトのままだそうだが、他のアイアンと同じシャフトにする事でミスが減ったという。
現在のフィッティング理論では、ウェッジもアイアンと同じシャフトを選ぶ事を推奨しているが、まさにその効果がハッキリと出たレビューだ。
【ウェッジ選びの極意】最後の判断は自身で決定する
セットウェッジ・単品ウェッジ。それぞれのメリット・デメリットを紹介してきた。
プレーをするのはあくまでも自身であり、ウェッジを選ぶのは自分自身である事を忘れてはならない。
周りに勧められて、なんとなくウェッジを選ぶのではなく、しっかり自分自身で決めてウェッジを選んで欲しい。
しかし、悩む事もあるだろう。
悩んで前に進めない時は、信頼の出来る工房やフィッターの方に遠慮なく相談をしよう。
【動画】ウェッジだけ単品購入するメリットデメリット
まとめ
いかがだっただろうか。
今回はセットウェッジ・単品ウェッジそれぞれのメリットデメリットを紹介した。
実際にセットウェッジ・単品ウェッジを使用している方の貴重なレビューも紹介したい。
以下に簡単ではあるがセットウェッジ・単品ウェッジのメリット・デメリットをまとめる。
セットウェッジのメリット
→アイアンからSWまで見た目・シャフトを揃える事ができる。
セットウェッジのデメリット
→ロフト差が大きく開いている事で、飛距離の打ち分けが難しい場合がある
単品ウェッジのメリット
→様々なウェッジの使い方がしやすく、自由にロフトを選べる事ができる。
単品ウェッジのデメリット
→アイアンと同一シャフトの可能性が低い
現代のフィッティング理論では、ウェッジもアイアンと同一のシャフトが望ましいと言われる。
単品ウェッジの場合、同一である可能性が低いが、しっかりシャフトを合わせる事でアプローチのミスは低減する。
スコアアップの鍵となる100ヤード以内のアプローチ。
そのアプローチの鍵を握るのがウェッジだ。
再度いうが、単品ウェッジ・セットウェッジはどちらかが優れているという訳ではなく、それぞれの強みがあるという事を理解する事が大事だ。
周りの意見に耳は傾けても、最終的に判断するのは自分自身だ。自分が納得したクラブを使おう。
どうしても悩んだ時は、信頼の出来るフィッターに遠慮なく相談して欲しい。
今回の記事で、少しでも貴殿のウェッジ選びの力になる事を祈り、筆を置く。
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当記事のライター辻和也氏
ズバババゴルフ専属ゴルフライターのプロドラマーつじです。
上手じゃないのに、ウェッジを単品で買うのが趣味になりつつあります。
単品で購入できる手軽さ故に「ウェッジ集め沼」にハマりつつあります。
ドラムには欠かせない楽器「スネア(小太鼓)」があります。ドラムセットの要です。
私は6台程スネアを所有しているのですが、スネア集めに命を賭けてる弟子がいます。
彼はなんと、16台も所有しているのです。これとんでもない量です。
「すげぇーな。。そんなにスネア持ってどうすんだよ。(つじ)」
「いやぁー、なんかつい欲しくなっちゃうんですよね。分かりません?(弟子)」
曲によって使い分けなどメリットはあるのですが、ライブで曲毎にスネアを替えるのは現実的でない。
レコーディングに引っ張りだこのドラマーなら理解出来るが、そんなに持ってたらメンテも大変じゃん。
なんて思っていたのですが、自分がウェッジを集め出している事に気が付き、弟子の行動を理解出来ました。
弟子よ。あの時は苦言を言って申し訳ない。
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