爆飛びゴルフボール!スリクソンX2の性能に迫る
ゴルフの醍醐味とは何か。
正確無比なアイアンショット、ビシッと寄せるアプローチショット、ロングパットをキメる。
様々なシチュエーションがあるが、あえて言おう。ゴルフの醍醐味は「飛ばし」だ。
どこまでも広がる青空に、放物線を描く。ゴルファーの夢が詰まっているのが「飛ばし」だ。
しかし、多くのゴルファーはその「飛ばし」に悩んでいる事だろう。
飛ぶと話題のドライバーを手に入れようと思っても非常に高価だ。
しかしボールを変えるだけで、その「飛ばし」が手に入るとしたらどうだろうか。
その「飛ばし」を実現するボールが2020年7月17日に発売された「スリクソンX2」だ。
今回は日本プロドラコン協会が公式球に採用した「スリクソンX2」の圧倒的な飛距離性能に迫る。
「飛ばし」を望む全てのゴルファー必見の内容だ!
2020年モデルスリクソンX2の特徴
前作のスリクソンXも爆飛びのボールであったが、スリクソンX2は更なる飛距離性能向上に成功している。
スリクソンXとの大きな違いはその打感で、前作に比べて打感がソフト化している。
ソフト化する事で、ヘッドスピードが速くない方でも抵抗感なく導入しやすくなっている。
これはダンロップの営業戦略でもあるが、より広いゴルファーを対象にしている。
そして、ソフト化する事でボールがつぶれやすくなり、サイドスピンが減少し直進性が向上している。
新開発のディンプルで強弾道を実現
スリクソンX2では新開発となる「強弾道338スピードディンプル」を採用している。
このディンプルを採用する事で、従来のスリクソンXよりも弾道を抑えている。
打感をソフト化する事で打ち出し角が高くなるが、「強弾道338スピードディンプル」が弾道を抑え飛距離性能を向上させている。
スリクソンX2はスピン量が少ない
圧倒的に飛距離性能に特化したスリクソンX2。
気になるのは飛距離性能以外の性能だ。メーカーが発表している性能情報は以下の通りだ。
- 飛距離:究極に飛ぶ
- 直進性:高い
- スピン量:少ない
メーカーがハッキリという様に、スピン量が少ないのがスリクソンX2だ。
ここまでハッキリとスピン量が少ないと断言するのは、ある意味気持ちが良い。
なので、今回の試打計測ではアプローチでのスピン量の計測は行わず、ドライバーの飛距離性能を試打計測した。
【比較検証】スリクソンX2・スリクソンX・Z-STARを試打
今回は比較対象として、以下の3種類のボールを使用する。
- スピン系ボールの「スリクソン Z-STAR」
- 前作「スリクソンX」
- 2020年モデル「スリクソンX2」
試打はクラブフィッターたけちゃんが行う。
また、女性代表として、Youtube版スバババゴルフでおなじみのゆみちゃんにも試打してもらった。
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試打計測データ(試打者:男性)
Z-STAR | スリクソンX | スリクソンX2 | |
---|---|---|---|
ヘッドスピード | 43.5M/S | 44.2M/S | 44.4M/S |
ボールスピード | 62.9M/S | 61.0M/S | 62.9M/S |
総スピン量 | 3160RPM | 2200RPM | 2100RPM |
キャリー | 227YDS | 234YDS | 241YDS |
飛距離 | 246YDS | 254YDS | 267YDS |
試打計測データ(試打者:女性)
Z-STAR | スリクソンX | スリクソンX2 | |
---|---|---|---|
ヘッドスピード | 33.7M/S | 33.8M/S | 32.5M/S |
ボールスピード | 46.6M/S | 46.0M/S | 45.8M/S |
総スピン量 | 3950RPM | 3100RPM | 2150RPM |
キャリー | 140YDS | 140YDS | 152YDS |
飛距離 | 162YDS | 165YDS | 175YDS |
スクリソンブランドの中でも人気のスピン系ボール「スリクソン Z-STAR」はデータ的に見ても、決して飛んでいない訳ではない。
たけちゃんの普段のドライバーでは、むしろ飛んでいる結果となっている。
しかし、飛びに特化したスリクソンXに変えただけで、たけちゃんもゆみちゃんも飛距離が伸びている。
そして新作となるスリクソンX2はさらに飛距離を伸ばしている。
では、その飛距離が伸びているのは何が原因なのかに迫る。
圧倒的な飛距離の秘訣はスピン量
データを見ても分かる様に、スリクソンX2は間違いなく「飛ぶ」事が分かる。
その「飛ばし」の理由はスピン量だ。
試打をした、たけちゃん・ゆみちゃんのデータを見ても分かる様に「スピン量」が格段に減っている。
ヘッドスピードによって、適正スピン量は変わるが、たけちゃんの適正スピン量は2400RPM。
ゆみちゃんの適正スピン量は2500RPMと言われている。
スリクソンX2のスピン量は、まさに適正なスピン量になっている。
飛ばしの3原則は、初速・打ち出し角・スピン量だ。
特にアマチュアゴルファーはスピン量が多いと言われている。
スリクソンX2の様にスピン量が減るボール使う事で、適正なスピン量に近づく。
その結果、飛距離が伸びるという訳だ。
40M/S前後の方は確実に飛距離が伸びる!
クラブフィッターたけちゃんは、スリクソンX2のターゲットはヘッドスピード40M/S前後のゴルファーという。
スリクソンX2は前作に比べて打感が柔らかくなっており、ヘッドスピードが速くない方でも、その性能を発揮しやすい。
飛距離に特化したボールを探しているゴルファーなら、間違いなくスリクソンX2を使えば「自己最高飛距離」を実現できる。
圧倒的な飛距離性能のスリクソンX2は、高反発ボールではなく公式球だ。つまり試合でも使用できるボールだ。
高反発球でなく、この飛距離性能は飛距離を求めるゴルファーの救世主だ。
飛距離アップを望むならクラブの前にボールを見直す
スリクソンX2のターゲットとなるゴルファーはヘッドスピード40M/S前後の方だ。
飛距離を伸ばそうとした時、ドライバーを替えるとなるとシャフト代も含めると非常に高価になる。
しかし、ボールを変えるだけで5~10ヤード飛距離アップも夢でない事が、今回の試打計測からも分かる。
一撃の飛距離を望むゴルファーはスリクソンX2は間違いなく大きな武器になる。
気をつけるべき、アイアンの距離感
先にも述べたが、スピン量は非常に少ないのでドライバー以外のクラブを使う際は注意が必要だ。
スピン量が重要になるアプローチもそうだが、アイアンの飛距離にも注意が必要だ。
試打計測を見ても分かる様にスピン量が少ないのがスリクソンX2。
当然アイアンのスピン量も減るので、アイアンも飛距離も伸びる。
アイアンは狙った距離を打つ事が大事であり、今までのボールより飛びすぎてしまう可能性がある。
スリクソンX2を使う際は、アイアンの距離感をしっかり把握した上で使用しよう。
【Q&A】クラブフィッターたけちゃんに聞く!
ボールが重く感じる?感覚は大事にするべき?
たけちゃん。今回3種類のボールを試打したんだけど、スリクソンXが持った時にズッシリ重いって感じたんだけど。
うーん。実際に今回は重さは計測してないから何とも言えないけど、打感や感覚っていうのは重要なポイントだな。
重いボールだなって思って使うと、飛ばなそうだし、ちゃんと打てる様な気がしないんだよね。
いくら飛んだり、スピン量が増えると言われても自分で打ってみて、違和感を感じるなら使わない方がいいし、自分の感覚は大事にするべきだな。
スリクソンXとスリクソンX2の違い
ねー、スリクソンXとスリクソンX2って結局なにが違うの?
そう言えば本編でその話しなかったな・・・。大きな違いで言えば、スリクソンXは4ピース構造で、スクリソンX2は3ピース構造の違いがあるな。
4ピースから3ピースに変わって何が変わったの?
色々な変化はあるが、打感が変わった事だろうな。しかし、スリクソンX2になってさらに飛距離性能が圧倒的に向上しているから、飛距離を求める人には最高のボールだな。
僕ちんさー。いろいろ考えるけど、良いスコアは出したいけど、一発で良いからビックリするほど飛ばしたいんだよねー。結局それが望みかも。
そうだな。ゴルフの愉しみ方は人それぞれだし、一球でもビックドライブを出せばその日のゴルフに満足するのも醍醐味だよな。
飲みたいだけか・・・。
スピン量を究極に減らせば究極に飛ぶ?
今回のスリクソンX2の飛びの秘訣として、スピン量が少ないってのがキーワードだったけど、スピン量を究極に減らせば究極に飛ぶの?
お前は究極にアホだな。
うるせー。
スピン量を究極に減らしたら、ボールは野球のナックルボールみたいにどこに飛ぶか分からないし、飛距離も出ない。
え?スピン量って減れば良いんじゃないのん?
飛距離は初速・スピン量・打ち出し角で決まる。それぞれの値はヘッドスピード毎に適正値があって、それより多くても少なくてもダメなんだよ。
スピン量って少なければ良いと思ってた。
割合で言えば少ないが、もしスピン量が少ないゴルファーがスピン量が減るボールを使うと、フォークボールみたいに球がドロップして飛距離が出ないな。
なるほど・・。自分がスピン量の多いゴルファーかどうか知ることも大事って事だね。
もちろん!それは非常に大事なポイントだ。まずは己を知る事。もしスピン量が多くて飛距離を求めるのであれば、スリクソンX2は間違いなく自己最高飛距離を実現するぞ!
たけちゃん、今回もサンキュー!
【動画】スリクソンX2試打比較!8割のドラコン選手が最長飛距離を達成!
まとめ
いかがだっただろうか。
今回は飛距離性能に特化したスリクソンX2を試打計測し、その性能に迫った。
たけちゃんとゆみちゃんの試打計測を見ても分かる様に、スリクソンX2は圧倒的な飛距離性能がある。
前作に比べて打感が柔らかくなり、対象ゴルファーもより広くなったのもポイントだ。
飛距離の3大原則は、初速・打ち出し角・スピン量だ。
スリクソンX2はこの中でもスピン量を減らす事で、圧倒的な飛距離性能を実現している。
それぞれのヘッドスピード毎に適正なスピン量があるが、多くのアマチュアゴルファーのスピン量が多い。
スピン量を適正値に近づける事で飛距離アップが実現する訳だ。
その為まず、自分のスピン量を知る事だ。もし適正スピン量よりも少ないゴルファーがスピン量が減るボールを使えば、ボールはドロップして逆に飛距離が落ちてしまう。
圧倒的な飛距離性能を誇るスリクソンX2。
ゴルフの醍醐味は人それぞれではあるが、間違いなくゴルフの醍醐味の一つは「飛ばし」だ。
誰よりも飛ばしたい・自己最高飛距離を望むゴルファーは、一度スリクソンX2を使う事を強くお勧めする。
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当記事のライター辻和也氏
昨夜は四国ナンバーワンクラブフィッターと、たくさんお酒を飲みながらお話しました!
とても人前で言えない様な話ばかりでしたが楽しかったなぁー。
異業種の方との交流は、本当に興味深いし楽しい!
お酒弱い私だけど、ハイボールたくさん飲んだ♪美味かったなぁー!— つじ@ズバババ!Drums (@KT_tanuki) August 15, 2020
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