クラブの能力を利用したアイアンの正しい打ち方
いくら練習してもアイアンが苦手で距離もでない。
その原因の90%以上はズバリ「振り遅れ」にあるのだ。
つまり、「振り遅れ」たスイングのままでは、毎日28万発以上のボールを打ったとしても、軽いドローで高弾道の理想のアイアンショットは打てない。
では、なぜ「振り遅れ」てしまうのか?
その理由も明確で、「クラブではなく体を回そうとしている」から。
今回は、人気のティーチングプロ藤井誠氏の動画による、アイアンショットの基本の打ち方をご紹介する。
「トップからの脱力!重力でヘッドを落とす。」ことを意識し体感することで、正しいスイングプレーンが身につき、アイアンの苦手が必ず克服できるはずだ。
また、ボールをしっかりつかまえることができ、飛距離が伸びるダウンブローの打ち方もマスターできるようになる。
これが正しいアイアンショットだ
正しいアイアンの打ち方を理解するために欠かせない重要なポイントを3つご紹介しよう。
- ボディーターンをしない
- しっかり腕を振る
- 重力に任せクラブと力を下方向に開放する
特に、初心者のゴルファーは、上記の3つを頭に叩き込み、練習を重ねることで、遠回りすることなく一気にショットメーカーになれるはずだ。
ぜひとも覚えていただきたいポイントだ。
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ボディーターンは一度忘れよう
アイアンが苦手なゴルファーのほとんどが、「手や腕の力ではなく、体の回転でボールを打つ。」と勘違いしている。
「嘘こけ、ゴルフとは回転運動でボールを打つのが常識だろ」なんて声が聞こえてきそうだ。
無論、どんな意識をしているにしろ、スイングが完成している上級ゴルファーはそのままでいいし、この記事を読む必要はないはずだ。
問題なのは、「ゴルフスイングの基本は、体の回転(ボディーターン)で打つ」と思い込んでいるゴルファーだ。
この意識のままでは、インパクトで右肩が前に出るため、アウトサイド・インのクラブ軌道が直らない。
結果、冒頭で紹介した「振り遅れ」になり、こすり球しか打てず、ボールは右にしか飛ばないのだ。
アイアンが苦手なゴルファーは、ここで一度、「ボディーターン」と、「体の回転」という言葉を忘れてしまおう。
なぜなら、「ボディーターン」こそ、「振り遅れ」の最大の原因なのだから。
ダウンスイングでは力を下に開放する
アイアンが苦手なゴルファーの「力のベクトル」は、飛球線方向に向いている。
分かりやすくいえば、ショートホールのティーショットにおいて、パワーを放出する方向がグリーンに向いているということ。
つまり、「力は横方向に使う」と、勘違いしているのだ。
そのデメリットをまとめておく。
- スイング軌道がアウトサイド・インになる
- 振り遅れの原因になる
- フェースとボールの接触時間が短い
- 飛距離が伸びない、球筋が弱い
- ボールが横回転になり方向が安定しない
力強く安定したアイアンショットを打つためには、トップで作ったパワーを、ダウンスイングで下方向(地面方向)に開放する意識が重要だ。
そうすることで、「振り遅れ」の原因である「ボディーターン」が矯正され、驚くほど強い球筋が打てるようになるのだ。
こんなゴルファーにおすすめのレッスン動画
それではお待たせした、ゴルフ界のエンターテイナー、笑顔のダンディゴルファーこと藤井誠プロによるレッスン動画をご紹介しよう。
下記のような悩みを持つゴルファーには5分で効果のあるメソッドだ。
- アイアンが苦手なゴルフ初心者
- 力はあるのに距離が伸びない方
- ダウンブローが打ちたい方
トップからの脱力!重力でヘッドを落とす。藤井誠ゴルフレッスン
ためになる度95点|尺5分06秒|動画公開日2017/01/31
何もしない、クラブを下に開放するだけ
動画のポイントを以下にまとめておく。
- 使用するクラブは9番アイアン
- 脱力することでクラブの性能を知り、その性能を最大化する
- 肩の力を抜けば自然と深いトップになる
- ダウンでは重力を感じながら力を下に開放する
- ボールに当てに行くな、打とうとするな
ボディーターンとは”結果”だった
画像:書斎のゴルフ VOL.33
藤井プロの動画を見れば一発で分かるが、ボディーターンとはあくまでもインパクト後の結果なのだ。
これこそが、正しいアイアンショットを打つための重要ポイントである。
つまり、インパクトで体が開かなければ振り遅れることはないのだ。
「振り遅れ気味」だ、「ボールが捕まらない」などと感じた際は、この動画を繰り返し視聴することで、正しい体の使い方を確認できるようになるだろう。
また、藤井プロの下半身、特に右足の膝の角度に注目していただきたい。
どうだろう、アドレス、バックスイング、インパクト、フィニッシュまで微動だにしていないのが見てとれるはずだ。
飛ばしの源こそこの右足にあるのだ。
これは、ゴルフ上級者やプロゴルファーに共通するポイントだ。
あと、アドレスで作った前傾姿勢がフィニッシュまで保たれているのにも注目して欲しい。
藤井プロの力強く美しいスイングに魅了されたゴルファーは僕一人ではないはずだ。
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まとめ
いかがだっただろうか。
今回は、アイアンがどうしても苦手なゴルファーや、アイアンの飛距離に悩む方には目から鱗の、正しいアイアンショットの打ち方をご紹介してきた。
ここでまとめておく。
- アイアンが上手く打てない原因は「振り遅れ」
- 体ではなく腕を積極的に振る
- パワーは横ではなく下に開放する
- 脱力でクラブの正しい動きを知る
- インパクトでは絶対に体を開かない
アイアンが苦手な方に限らず、少しこすり気味の球が出だした方や、飛距離が落ちてきたゴルファーは、上記の項目を一度チェックしてみてはいかがだろうか。
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最後に
最後に、今回の動画の藤井プロの言葉を紹介し、いったん解散とする。
機会があれば、当サイト「ズバババ!GOLF(ズバゴル)」に戻ってきて欲しい。
クラブの性能を知り、それを活かす。
シンプルだけれども奥が深い。
良いスイング作りの真髄がそこにある。
アイアンが苦手なすべてのゴルファーに、振り遅れることなく「シェア」「いいね」をお願いいたす。
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[参考文献]
ゴルフは科学でうまくなる: 理想のスイングがマスターできるイラスト図解版
ゴルフ プロのダウンブロー最新理論 (青春新書プレイブックス)
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藤井誠プロの最新のレッスンが本で読める。
タイトル「スイングは足の裏からできている!」全16頁
おまけ|そのクラブ、オーバースペックかも!?
なんと、約8割のゴルファーがオーバースペックのクラブを使用している事実が判明した。
100名のフィッティングデータと、オーバースペックアイアンを使用するデメリットを下記の記事にて詳しく紹介!
↓ぜひともご確認ください。
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