ヘッドスピードと測定器の関係「HS45だからフレックスSを使う」これ、本当に正しい?|

コラム
スポンサーリンク

注意!ヘッドスピードと測定器の関係

こんな会話よく聞きませんか?

「ヘッドスピード45m/sあるんだから、フレックスS使うわー」
「お前のヘッドスピードならフレックスRが丁度いいだろー?」

しかしこの会話、問題あり!!

あと、こんな会話聞きませんか?

「この前HS計ったら、43m/sだったけど、違う所で計ったら45m/sだったわ。俺の進化凄くね?」

この会話も注意が必要!!

今回はクラブフィッターたけちゃんが、測定器とヘッドスピードの関係性、そしてシャフトフレックスの選び方を解説するぞ!

スポンサーリンク

測定器は計測するポイントが違う

フィッテイングで使う様な高価な計測器もあれば、個人でもお手頃に購入できる測定器もある。

大前提として、測定器を否定する訳ではない。ここは声を大きくして言いたい。

ただ、測定器によってヘッドスピードを計測するポイントが異なるのだ。

クラブフィッターたけちゃんがフィッテイングで利用している「GC2」という測定器。
プロも使う非常に高価な測定器であるが、GC2の場合「ボールに当たった時のヘッドスピード」を計測している。

この場合、衝突した時のヘッドスピードになるので、遅く表示される事が多い。

対して多くの簡易計測器は、ボールに当たる前のヘッドスピードを計測しているのだ。

つまり、簡易計測器の方がヘッドスピードが速く表示されるのは当然なのだ。

計測器によって、どこのヘッドスピードを計っているのかは、違うということだ。

ヘッドスピードを計る時は同じ測定器を使うべき!

繰り返しになるが、大前提として、測定器を否定する訳ではない。ここは声を大きくして言いたい。
数万円で購入できる簡易測定器もあれば、車が買えるくらい高価な測定器もある。

例えば、GC2でヘッドスピードを計測してから、簡易計測器でヘッドスピードを計って。

「おお!俺のヘッドスピードが43m/sから45m/sに上がった!」

と、喜ぶ気持ちは分かるが、測定器の違いによって数値が変わるという事だ。

どっちかが間違っている。と言う事ではなく、測定方法が違うのでヘッドスピードも変わるのだ。

どちらの計測器も正しい計測なのだ。

自身のヘッドスピードを計測する場合は、同じ計測器を使い続ける事が重要になる。

ヘッドスピードは飛距離に関係ない?

クラブフィッターたけちゃんはこう言う。

たけちゃん
たけちゃん

飛距離の三大要素は「初速・打ち出し角・スピン量」だ。
ヘッドスピードは、この要素には入ってこない。

もちろん、ヘッドスピードが上がる事で初速が上がるので、ヘッドスピードは飛距離と全く関係ない訳ではない。

しかし、いくらヘッドスピードが速くても、飛距離の三大要素に結びつかなくては飛距離アップには繋がらない。

初速、打ち出し角、スピン量を適正にする為に、ゴルファーそれぞれに合ったシャフトを選択するべきなのだ。

フレックス表記を単純に信用してはならない

シャフトメーカーが様々なシャフトを製造しているが、フレックス表記はあくまでも目安になる。

仮にA社のあるシャフトのフレックスSの振動数が(260CPM)としよう。
B社のシャフトのフレックスSの振動数が(250CPM)という事もあり得るのだ。

普段からA社のシャフトを使っているゴルファーが、振動数を知らずにB社のシャフトを選ぶと、軟らかすぎるシャフトを選ぶ事になってしまう。

さらに注意が必要なポイントがある。

例えばA社に2つの異なるシャフトがある。
・A社シャフトA:フレックスS振動数(260CPM)
・A社シャフトB:フレックスS振動数(255CPM)

同じA社だからと言って、フレックスSの振動数が同じではない可能性が高い。

これはシャフト毎に対象のゴルファーが違うからだ。
アスリート向けに開発された場合、振動数は大きく出る傾向がある。
対して一般アマチュアを対象とした場合は、振動数は少なく出る傾向がある。

開発思考の違いによるものだ。

しかし、シャフトの振動数を知るのは難しい。だからこそ、フィッテイングを受ける事は非常に重要である。

しっかりとシャフトの振動数を知った上で、信用の出来るフィッターのフィッティングを受ける事。

「CPM」とは「Cycles Per Minute」の略。シャフトが1分間に何回揺れ動くかを計測した数値。
数値が大きい程しなり戻りが速く、硬いと感じる。

▼関連記事

4大シャフトメーカー最新シャフトを徹底比較!!
最新ドライバーシャフトの比較 2022年がスタートしてはいるが、まだまだ2021年モデルは最新トレンドと言える! 今回は4大シャ...

ヘッドスピードはあくまでも目安

計測方法が異なる計測器でヘッドスピードを計り、一喜一憂するのは良くない。

毎回違う計測器で計っていると、本当の自分のポテンシャルを正確に把握する事は困難だ。

ヘッドスピードが速く計測されると。

「おお・・・俺のヘッドスピードめっちゃ速いじゃないか。」

っとテンションが上がるのはゴルファーとして共感できる。

どちらかの計測器が正しい。と言う事ではなく、自分の目安となる計測器は1つに絞るべきだ。

1つの計測器に絞った上で。

「おお。ヘッドスピード上がって来たぞ!」

っとなる分には、自分のポテンシャルが上がっていると判断して良いだろう。

ヘッドスピードだけでフレックスを選んではいけない

計測器によってヘッドスピードは異なる。そして、フレックス表記もメーカーによって振動数は異なる。

毎回違う測定器でヘッドスピードを計っていても、本当の自分のヘッドスピードは把握出来ない。

そして、ヘッドスピードがいくつだからと言って、振動数を知らずにフレックス表記だけで選ぶとミスマッチが起きる。
やたらと硬いシャフトを選んでしまう可能性もあれば、その逆もある。

ヘッドスピードが上がる事で、ボール初速が上がる可能性は非常に高い。

しかし、自分に適したシャフトでなければ、ポテンシャルを十分に発揮できない。

シャフトを選ぶ際は、必ずフィッターのフィッティングを受けるべきだ。

シャフトは高い買い物だ。自分が損をしない為にもフィッテイングを受ける事は絶対重要なのだ。

「HS45だからフレックスSを使う」これ、本当に正しい?|ヘッドスピードと測定器の関係

まとめ

今回はヘッドスピードと密接な関係にある、測定器とフレックス選びについて紹介した。

ヘッドスピードが上がって嬉しくないゴルファーはいないだろう。(いたらごめんなさい・・・。)

ヘッドスピードがいくつだから、フレックスは何。っと決めつけるのは、非常に危険だ。

仮に45m/sだからといって、シャフトによってはフレックスSが硬すぎる場合もある。
逆に軟らかすぎる場合だってある。

繰り返しになるが、ヘッドスピードは目安だ。シャフトを選ぶ絶対的な基準ではない。

お金も時間も有効に使う為に、フィッテイングを受ける事は大切な事。

この記事が一人でも多くの方の参考になる事を祈って、筆を置く。

コラム
スポンサーリンク
【PR】3分査定!使わない古いクラブを現金化
【PR】3分査定!古いクラブを今すぐ現金化
この記事をシェアする
スポンサーリンク
フォローミー!
ズバゴルSNSをフォロー!
一期一会
おすすめコンテンツ



全額返金制度って何?ライザップゴルフ

Twitterやっとりますがな。

タイトルとURLをコピーしました