最新ドライバーシャフトの比較
2022年がスタートしてはいるが、まだまだ2021年モデルは最新トレンドと言える！
今回は4大シャフトメーカーの最新ドライバーシャフト4本を紹介する。
貴重な振動数比較、そしてそれぞれのシャフトの特徴をクラブフィッターたけちゃんが解説するぞ！
紹介シャフト
今回紹介するシャフトは以下の4本だ。
・Tour AD UB（グラファイトデザイン）
・Diamana PD（三菱ケミカル）
・Speeder NX（フジクラ）
・ATTAS KING（UST Mamiya）
振動数一覧
続いてはシャフトの振動数一覧を紹介しよう。
今回はすべて60g台、フレックスはSでの計測だ。
| Tour AD UB | Diamana PD | Speeder NX | ATTAS KING | |
|---|---|---|---|---|
| 振動数 | 266CPM | 260CPM | 259CPM | 257CPM |
数値が大きい程しなり戻りが速く、硬いと感じる。
振動数の差が顕著
振動数一覧の表を見て頂ければ分かるが、Tour AD UBとATTAS KINGの振動数には開きがある。
Tour AD UBは他の3本に比べると、振動数の数値が出ている。
これはベンタスシリーズなどの、逆輸入シャフト並みの振動数である。
対してATTAS KINGは他社と比べても、振動数の値は低い。
半フレックスほど軟らかい振動数となっている。
同じ6Sだとしても、振動数は決して同じではない。
重量でも変わる振動数
注意して欲しい点がある。それは重量だ。
今回は60g台のシャフトで振動数の計測を行ったが、これが50g、70gと重量が変われば振動数は変化する。
一般的には重くなれば、振動数の値は高くなる。
しかしとても面白いのがDiamana PDだ。
重量が変わったとしても、振動数はほぼ変わらない。
同じ調子でも特性は違う
Tour AD UBとDiamana PDは元調子である。
しかし、同じ元調子であっても、その特性は異なる。
元調子はではあるが、切り返しのしなり方が違う。
切り返しの特徴が異なる元調子
クラブフィッターたけちゃんはこう語る。
Tour AD UBは、切り返しのしなり感は少ない。
Diamana PDは、切り返しでシャフトが動くイメージ
同じ元調子ではあるが、それぞれ味付けは異なる。
元調子が好きであっても必ず試打をする事をお勧めする！
弾道が高い！ATTAS KINGとSpeeder NX
クラブフィッターたけちゃんが、興味深いというのは、Speeder NXだ。
ATTAS KINGの様な、先調子のシャフトは球が上がりやすい。
しかし中調子であるSpeeder NXは弾道の高さがしっかりと出たと、太鼓判を押す。
中調子のSpeeder NXではあるが、グリップ側のトルクを絞る事で球が上がりやすくなっている。
弾道の高さを出しつつ、振りやすさもあるのだ。
もちろんATTAS KINGも弾道の高さには自信がある1本だ。
弾道の高さが出ない事が悩みのゴルファーは、一度この2本を試してほしい。
推奨ヘッドスピード
紹介したシャフトの推奨ヘッドスピードを紹介する。
クラブフィッターたけちゃんはヘッドスピードだけでなく、握力も大事だと力説する。
今回紹介した60Sであれば、両手で100kg欲しいという。
・Diamana PD/Speeder NX（推奨ヘッドスピード：43〜45m/s）
・Tour AD UB（推奨ヘッドスピード：47m/s）
・ATTAS KING（推奨ヘッドスピード：42〜44m/s）
【動画】4大シャフトメーカーのドライバーシャフトを打ち比べ！貴重な振動数データも公開！
まとめ
2021年モデルのドライバーシャフトについて紹介した。
それぞれに特徴があるだけでなく、同じフレックス表記であっても、振動数には開きがある。
そして、同じ調子であっても切り返しの特性が異なるので、安易に飛びつくのはミスマッチが起きる可能性が高い。
やはり、まずは試打をする事。そして、信頼出来るフィッターのフィッティングを受ける事だ。
シャフトは高い買い物であるし、納得が出来るシャフトでコースに挑もうではないか！
フィッティングってなー。っと感じる方もいるかもしれないが、ちょっとの行動が大きな運命の扉を開くかもしれないぞ！
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