宮里藍の師匠。父の書いたゴルフ本が凄すぎる。
最近購入したKindle Paperwhiteで、アホほど本を買いまくっている僕。
今回は、その中でもっともゴルフ上達に効果のあったゴルフ本をご紹介します。
タイトルはゴルフのスコアは「誤解」に気づけば必ずアップする! 角川SSC新書 (角川SSC新書)です。
著者は宮里藍ら3兄妹をプロゴルファーに育て上げた、父の宮里優氏。
現役ティーチングプロとしてレッスンを行う上で、ほとんどのアマチュアゴルファーは18の誤解に陥っているという。
宮里藍プロでさえ、その誤解に悩むことがあるといいます。
この一冊で誤解の理由を発見し、上達のヒントをつかんでください。
宮里藍をプロに育てた父、宮里優
宮里聖志、優作、藍をプロに育て上げた宮里優とはどんな人物なのでしょうか。
簡単にご紹介しましょう。
- ゴルフを始めたのは29歳
- 36歳で男子プロトーナメントに出場
- 現在も沖縄県名護市の「大北ゴルフ練習場」でゴルフを教える
現在でも、スランプに陥った時などは、3兄弟への指導を行っているのです。
[関連記事]
飛ばしの誤解
ゴルフに置いて飛距離はアドバンテージですし、何よりも遠くにボールを飛ばすというのは気持ちいいものです。
しかし、「飛ばしたい」という気持ちが、間違った体の動きを誘発します。
また、困ったことに、それは本人が気づかない動きとなって表れるから厄介です。
ここでは、僕自身が参考になった「飛ばしの勘違い」についてご紹介しましょう。
誤解1.体重移動で飛距離アップ
「飛ばしたい」という心理から、右から左へ大きく体重移動をした方がボールにパワーが伝わり飛距離が伸びると、無意識的に思い込んでいるゴルファーが圧倒的に多いのです。
しかし、体を左右にスライドさせる「スウェイ」ではいくらマンぶりしても飛距離はアップしません。
本書ではその理由が明確に書かれています。
これはスウィングの途中でボール位置を大きく動かすことに等しくなり、体の回転はそれに対応しきれません。
引用:体重移動ではボールは飛ばない!|ゴルフのスコアは「誤解」に気づけば必ずアップする!
つまり、体重移動で体が左に移動した分、インパクトのタイミングが早く訪れ、いわゆる振り遅れになります。
結果はスライスか、それを嫌がって手首をこねるチーピンになってしまうのです。
ゴルフスイングの大原則は「回転運動で球を飛ばす」ことなのです。
それでは正しい体重移動とはどういうことなのか。
本書では、ゴルフスイングは「体重移動」ではなく「重心移動」のイメージが大切だといいます。
その重心移動の範囲とは、肩幅の範囲で行なわれるのが正解だといいます。
また、回転軸はボールの右で回転させるということを頭に叩き込んでおきましょう!
いい当たりが出ないのは本人の技術の問題ではなく、スウィングのメカニズムを誤解しているからです。
引用:体重移動ではボールは飛ばない!|ゴルフのスコアは「誤解」に気づけば必ずアップする!
[関連記事]
誤解2.ヘッドスピードはインパクトで最速にする
ヘッドスピードがいくら早くても、正しいタイミングでそのスピードが出せなくては飛距離はアップしません。
宮里藍選手のヘッドスピードが最速になるのは、インパクトではなくその後のフォローです。
男子アマにくらべ、非力な女子プロの方がより飛ぶ理由は以下の通りです。
男性に比べ非力な女子プロのほうが飛ぶのは、加速しながらインパクトを迎えフォローで最速にしていることに秘密があるのです。
引用:女子プロが男子アマより飛ぶ理由|ゴルフのスコアは「誤解」に気づけば必ずアップする!
つまり、ヘッドスピードが同じでも、加速しながらインパクトを迎えるのと、減速しながら迎えるのとではボールに伝わるエネルギーがまったく異なるのです。
[関連記事]
誤解3.素早く、早く振れば飛距離は伸びる
ドライバーは「早く振れば飛ぶ」と勘違いしていませんか?
一方、155㎝と小柄な宮里藍選手のバックスイングは驚くほどゆっくりなスイングリズムで、コンスタントに250ヤードをブッ飛ばします。
宮里藍選手のゆったりスイングリズムで飛距離が最大化する秘密はこうです。
ゆっくり肩を回すことで上半身と下半身の捻じれの差を作り、ダウンではそれを一気に解放することによってヘッドが加速して球が飛びます。
引用:「ゆっくり振れば飛ぶ」はしんじられない|ゴルフのスコアは「誤解」に気づけば必ずアップする!
ゆっくり上げるとタメが自然に作れ、その捻転パワーが速いダウンスイングを生み出すのです。
正しいスイングリズムとは、スイングの前半で多くの時間を使い、後半のダウンスイングで一気にフィニッシュまで振り抜くのが理想的です。
リズムがよければタイミングもよくなる。タイミングがよければクラブの芯でボールをとらえる確率も上がる。ジャストミートすればエネルギーをロスすることなく、球を遠くに飛ばすことができる。だからこそリズムはゴルフスウィングに欠かせない要素なのです。
引用:「ゆっくり振れば飛ぶ」はしんじられない|ゴルフのスコアは「誤解」に気づけば必ずアップする!
スイングの誤解
さて、ここからはアベレージゴルファーに多い、ゴルフスイングに関する誤解をご紹介していきます。
マジで目から鱗の内容ばかりです。
誤解4.手首を返してはいけない
ボールをしっかりとらえるために、手首の返し(フェースターン)は必要不可欠な動作です。
また、ドライバーのようにシャフトが長くなればなるほど、フェースが返るスピードはグリップよりも遅くなるということを覚えておきましょう。
手首は確実に、しかも早めに返す必要があるのです。
「手首を返すな」というのは返しすぎ、あるいは手首をこねている人を戒めるための言葉。それを鵜呑みにして手首を返さずに打っていたら、いつまでたってもボールをつかまえることはできません。
引用:ゴルフのスコアは「誤解」に気づけば必ずアップする!
[関連記事]
誤解5.スイングの始動はボディターンから
99%のアベレージゴルファーは腰からスイングを始動させているといいます。
しかし、正解はバックスイングは手から始動し、ダウンスイングは腰から始動するのです。
この順番を間違えたままだと、いくら練習しても一向に上達しません。
本書にもこう書かれています。
アベレージゴルファーの、実に99・9パーセントが、驚くなかれ腰からスウィングを始動させています。本人は手から始動しているつもりでも、実際には「右の腰」から動き出していることが多い。
引用:ゴルフのスコアは「誤解」に気づけば必ずアップする!
力強いスイングに必要なのは、下半身と上半身の捻じれの差です。
この捻じれの差がボールにエネルギーを伝え、球を遠くに飛ばすことができるのです。
ボールを飛ばすためには、バックスイングは手から始動させ、上半身と下半身に捻転差を作る練習に取り組むべきなのです。
[関連記事]
USLPGAツアーで活躍する宮里藍選手
2017年のシーズン終了後に引退を表明した、我らがアイドル宮里藍選手についてご紹介しておきます。
- 生年月日:1985年6月19日
- 出身地:沖縄県国頭郡東村
- 血液型:B型
- 身長:155㎝
- 体重:53㎏
- 好物:牛タン
- 好きなスポーツ選手:イチロー
- 戦績:日本15勝(国内メジャー2勝)・米国9勝、他
海外の選手にくらべ体格に劣る宮里選手ですが、プレッシャーの中でも崩れない素晴らしいスイングリズムと、類まれな負けん気の強さと真っすぐな性格で、選手生活最後のシーズンで優勝してくれるはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、宮里3兄弟をプロに導き、自らも現役のティーチングプロを続ける、宮里優氏の著書をご紹介しました。
多くのアマチュアゴルファーが勘違している5つの項目ををまとめておきます。
- 飛距離アップには体重移動が必要
- ヘッドスピードはインパクトで最速にする
- 素早く振れば飛距離は伸びる
- フェースターンしてはいけない
- スイング始動は腰から
Amazonでのレビュー評価も、5つ星のうち4.4という高評価もうなずける内容です。
スコアが100~90程度のアベレージゴルファーには本当におすすめの1冊です。
[関連記事]
最後に
今年の目標は「挑戦を恐れずシンプルに勝つ」という宮里藍選手。
そんな彼女をこれからも応援したい!という方は「シェア」「いいね」をお願いします!
[関連記事]
おすすめ!人気ゴルフアイテム記事5選
2021決定版!おすすめゴルフシューズ
★★★★★
人気ゴルフ練習器具ランキング
★★★★★
超絶おもしろヘッドカバー20選
★★★★★
おすすめゴルフマーカー30選
★★★★☆
人気パターグリップ|スーパーストローク
★★★★☆