ヘッドスピードアップと安定したスイング手に入れるコツ
アベレージゴルファーであれば、当記事のメソッドを知ることで一気にヘッドスピードを上げることが可能だ。
理論上、ヘッドスピードを1m/s上がればドライバーの飛距離は5ヤード程度伸びる。
ちょっとした体の使い方を知ることで、15y~20yの飛距離アップは可能なのだ。
今回は、ヘッドスピードを確実に上げるための5つの方法をご紹介する。
ぜひとも次回の練習で試してほしい。
【保存版】ヘッドスピードを上げる5つのコツ
下記がヘッドスピードを確実に上げるための5つのコツだ。
- アドレス:腹筋に力を入れる
- アドレス:あごを上げる
- バックスイング:右膝の角度をキープ
- 切り返し:クラブと腕は重力で自然落下
- スイング全体:ボールは「へそ」で見よ
ちなみに、上記を試すことにより僕自身ヘッドスピードが3m/sアップした。
人間は忘却の生き物だ。
実はこの記事も、僕自身のために書いているところが大きい。
長期間クラブを握っていない時や、スランプに陥った際にもぜひとも、当記事を見返していただきたい。
それでは以下より一つひとつ見ていこう。
1.腹筋に力を入れる
ヘッドスピードアップ効果:★★★★☆(星4つ)
誤:手や腕の小さな筋肉を使ってスイングする
正:腹筋、背筋など大きな筋肉(体幹)でスイングする
アドレス時に腹筋に力を入れることのメリットは以下の通り。
- スイング軸が安定する
- 腹筋に力を入れることで逆に腕や手の力みがとれる
- 上半身と下半身の正しい捻転動作が可能になる
アドレス時に腹筋に力を入れ、その状態でスイングするだけで、ドライバーでもアイアンでも球筋がまったく異なってくる。
試さない理由はないはずだ。
ちなみに、手を使えば使うほどスイングは安定しなくなる。
2.アドレスで少しあごを上げる
ヘッドスピードアップ効果:★★★☆☆(星3つ)
誤:あごを引いて構えるとバックスイングで左肩があごの下に入らない(バックスイングが浅くなる)
正:あごを上げることで正しいバックスイングが可能になり、ボールと体との間にスペースができクラブが振れるようになる
あごを少し上げて構えるだけで、背筋が伸び、スイング軸が安定するようになる。
また、左肩があごの下まで回ってくるため、スイングプレーンが大きくなりヘッドスピードがアップするのだ。
左肩が回り込むスペースをあけておくために「アドレスでアゴを上げよ」というアーニー・エルスも、ボールは「ほとんど鼻を透かしてみる感じ」だといっている。<中略>セットアップの姿勢を飛球線後方からみたとき、背骨と後頭部のラインが一直線になるくらいがちょうどいい。
引用:ゴルフが突然うまくなる魔法の名言 (KAWADE夢文庫)
3.バックスイングで右ひざの角度をキープする
ヘッドスピードアップ効果:★★★★★(星5つ)
誤:上半身と下半身が一緒に回転する
正:土台である下半身を固定し上半身を捻転させる
やってみればわかるのだが、この「右膝の角度をキープした状態でバックスイングをする」というのは非常にきつい。
正しいゴルフスイングとは、土台である下半身をできるだけ固定した上で、上半身を捻転させる運動だ。
下半身と上半身の念点差こそヘッドスピードアップの要といってもいい。
プロとアマチュアのスイングの決定的な違いは、下半身(右ひざ)の我慢にあるといっても過言ではない。
YouTubeなどでプロのスイングの右ひざの動きと、練習場のアマチュアのそれの違いを一度確認してみるべきだ。
大切なことなので繰り返すが、「バックスイング時の右ひざの耐え」にこそ、ヘッドスピードを上げ、飛距離を伸ばす答えがあるといっても過言ではない。
4.切り返しではクラブと腕は重力で自然落下
ヘッドスピードアップ効果:★★★★☆(星4つ)
誤:飛ばしてやろうという力みから切り返しで腕と手がガチガチに
正:重力でクラブが真下に落ちるほど力まない
切り返しではクラブが自然に落下するほど力を抜くべきだ。
そうすることにより、ヘッドスピードが上がるだけではなく、インサイドアウトの正しいスイングプレーンでボールを打つことができる。
野球のバッティングを想像してみてほしい、力まないようにバットを揺らしている姿を見たことがあるはずだ。
腕に力が入った状態では、身体の回転で生み出されるパワーを、ボールに正しく伝えることができないのである。
重力を味方につけることで、一切苦労することなくヘッドスピードが上がるはずだ。
[関連記事]
5.ボールは「へそ」で見る
ヘッドスピードアップ効果:★★★☆☆(星3つ)
誤:バックスイングでへそは右に、インパクトではへそは左に向く
正:スイングの最初から最後までへそでボールを見る
最新のゴルフ理論では「実はスイングの動きの中でもっとも大切な部分は腹筋ではないか」と言われている。
つまり、スイングの最初から最後までへそでボールを見ることを意識することで、上半身と下半身の念点差が生まれ、ヘッドスピードが上がるのである。
ゴルフスイングの司令塔は体の中心の「へそ」にあるのだ。
日本でも若手プロを中心に「ワキ腹リード」などお腹の動きを説明するケースが散見される
引用:ワッグルゴルフブック ザ・リアル・スイング 科学が解明した「ゴルフ新常識」
ヘッドスピードを一気に上げる3つの裏技
ここまで紹介してきたヘッドスピードを上げる5つのコツは、当然ながら何度かの練習が必要だし、一朝一夕にできるものではない。
「苦労することなく今すぐヘッドスピードを上げたい」という、僕のような俗人達に3つの裏技を紹介しよう。
ある意味スマートな発想法ともいえよう。
1.ゴルフ練習器具「しなるシャフト」を使う
ムチのようなしなるシャフトを使用することで、シャフトのしなりを利用してボールを飛ばすことが体感できる。
このような練習器具を使ってみればわかるのだが、切り返しで力んでいれば、「ビュン」という音を出すことができない。
「切り返しではクラブと腕は重力で自然落下」させることが確実に理解できるだろう。
[関連記事]
2.自分に合ったグローブを探す
普段、グローブを使用しているゴルファーが、グローブを外して素手でスイングすると、ヘッドスピードが下がってしまう。
つまり、素手のスイングでは「滑ってしまうかもしれない」という意識により、無駄な力が入ってしまうのだ。
貴殿にピッタリ合ったグローブを使用することで、安心感が増し、ヘッドスピードが一気に上げられる可能性があるのだ。
素材はもちろん、サイズも含めていろいろ試してみると、ヘッドスピードが明らかに高まるものが見つかると思う。
引用:ワッグルゴルフブック ザ・リアル・スイング 科学が解明した「ゴルフ新常識」
[関連記事]
3.グリップ力の高いゴルフシューズを使用する
下半身の筋肉は人間の筋肉の70%を占めている。
この下半身のパワーをロスすることなくヘッドスピードに変換するために、ゴルフシューズのグリップ力はとても重要になってくる。
最新技術により設計されたゴルフシューズを使用することで、簡単にヘッドスピードはアップするはずだ。
[関連記事]
まとめ
いかがだっただろうか。
今回は、僕自身、色々試した結果、実際にヘッドスピードアップに効果のあった5つのコツと、3つの裏技について紹介してきた。
ドライバーもアイアンも飛距離を伸ばすためにはヘッドスピードアップがもっとも効果的だ。
繰り返しになるが、今回紹介した内容は、数年間にわたる僕個人の体験をもとに、確実に効果のあったコツばかりである。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
当記事は、僕が絶不調の際に必ず思い出して実践している内容です。
すべてのコツが、すべてのゴルファーにあてはまるとは考えていませんが、一つでも飛距離不足に悩むゴルファーのためになればこれ以上の幸せはありません。
[関連記事]
おすすめ!人気ゴルフアイテム記事5選
2021決定版!おすすめゴルフシューズ
★★★★★
人気ゴルフ練習器具ランキング
★★★★★
超絶おもしろヘッドカバー20選
★★★★★
おすすめゴルフマーカー30選
★★★★☆
人気パターグリップ|スーパーストローク
★★★★☆