B一新。さらなる飛距離と安定性の向上
多くのゴルファーから絶大な人気を誇る「ブリヂストン」から最新ドライバーB1・B2ドライバーがリリースされた。
今回はB1とB2に分かれてのリリースとなったが、一体何が違うのか。
どちらのドライバーを使うべきか分からないゴルファーの為に、クラブフィッターたけちゃんが徹底解説。
そして貴重な純正シャフトの振動数データも公開するぞ。
宣伝文句は「B一新」だが、一体なにが一新されたのか。
ドライバー選びに悩んでいる方は必見の内容だ!
純正シャフトの振動数データ
いきなりではあるが、B1ドライバー、B2ドライバー純正シャフトの振動数データを公開する。
TourAD BS 6S ※B1純正 | DiamanaBS 50S ※B2純正 | AirSpeederBS ※B2純正 |
|
---|---|---|---|
振動数 | 250CPM | 243CPM | 190CPM |
B1にはグラファイトデザインのTourAD。
B2には三菱ケミカルのDiamana、フジクラのAirSpeederが採用されている。
大手シャフトメーカー3社が純正シャフトが採用されているのが興味深い。
B1・B2それぞれの特徴
B1・B2シリーズはそれぞれにどんな特徴があるのか。それを理解する為に過去モデルとの立ち位置を説明する。
ブリヂストンにはプロモデルとなる「X」シリーズ。
そしてプロアマ問わず人気の「JGR」シリーズがある。
大きく分けてB1ドライバーは「X」シリーズの後継モデル。
そしてB2ドライバーは「JGR」の後継モデルとなる。
- B1ドライバー=Xシリーズの後継
- B2ドライバー=JGRシリーズの後継
つまり、今までのXシリーズ・JGRシリーズから「B」シリーズとして生まれ変わった訳だ。
今回のBシリーズには「B-Limited」と呼ばれるプロ・上級者の要望を取り入れたモデルも存在する。
※B-limitedはカスタムモデルとなり、購入の際はブリヂストン公式サイトを参照。
Bの進化は内部になる
B1・B2ドライバーともに大きな特徴として「サスペンションコア」がある。
これは2019モデルのJGRから採用されている機構だ。
内部構造なので、見た目には分かり難いが、B1・B2から大きな進化が図られた。
このサスペンションコアの素材をアルミからチタンへの変更。ポリマーを内部構造への変更を行った。
これにより、フェースの肉薄化、フェースの軽量化を実現している。
軽量化しているが、強度は確保しているというブリヂストンの技術力の高さが分かる。
構えて分かる進化の違い
内部構造の進化もあるが、感性の部分にも変化がある。
B1ドライバーは構えた時に逃げ顔。つまり「フェースが開いて見える」様になっている。
今までのXシリーズのドライバーは「捕まりやすそうな顔」になっていた。
ハードヒッターが多いプロは左へのミスを嫌う傾向が強い。
プロモデルであるXシリーズが捕まりやすそう=左に行きそうというネガティブなイメージを持ちやすい。
つまり、B1ドライバーは左を恐れずに叩けるモデルに仕上がっている。
では、JGRの後継となるB2ドライバーはというと、捕まりやすい顔になっているがJGRほどのフックフェースにはなっていない。
B1独自設計のウェイト調整
B1には独自設計となるウェイト調整が付いている。
B2独自設計のウェイト配置
対してB2ドライバーにはウェイト調整機能は付いていないが、ヒールに18gのウェイトは配置している。
このウェイトによりオートマチックな捕まりを実現している。
弾道の違いと試打評価
クラブフィッターたけちゃんに試打をしてもらった。
まずはB1ドライバーの弾道は低めの弾道で綺麗なフェードボールになった。
今までのXシリーズであれば、真っ直ぐからドロー方向のイメージになるボールがフェードになることから、綺麗な逃げ顔で、叩けるモデルと言える。
対してB2ドライバーは、しっかり高弾道で捕まっている分飛距離も出ている。
フェードヒッターのクラブフィッターたけちゃんとしては逆玉となるドローであるので、選ぶならB1であるが、自分の持ち球に合わせて選択の自由度が広がったと言える。
【動画】B1・B2ドライバーを打つべきゴルファーは!?特徴をプロフィッターが解説!
まとめ
いかがだっただろうか。
今回はブリヂストンの最新ドライバーのBシリーズを紹介した。
B1ドライバーは左へのミスを気にする事なく、思いっきり叩けるモデル。
B2ドライバーはオートマチックに高弾道、捕まりの良いモデルとなっている。
最新テクノロジーは搭載しつつも、ブリヂストンの強みである綺麗な顔つきの良さは健在だ。
ドライバー市場は海外モデルが注目を浴びているが、国内モデルも大きな進化を続けている。
ドライバーの悩みを抱えているゴルファーの方は、是非一度試打をして頂きたい。
当記事のライター辻和也
ズバババゴルフ専属ゴルフライターのプロドラマーつじです。
仕事が忙しくて、なかなか練習も出来ない・・・これはまずいぞ・・・。
そう思って素振りを5分でもする様にしています。
ドラムもそうですが、やらなくなると、どこかで一気に練習に費やす時間を増やそうとする方も多いです。
しかし、大体長続きしないので、1分でも3分でもいいので、まずは素振りをする事から再開しています。
2022年はラウンド出来るといいな・・。
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