ダンロップの本気を感じる!?名器の匂いがするドライバー
多くのプロゴルファー、アマチュアゴルファーから支持を受けている「スリクソンのZXシリーズ」
2022年11月19日、最新作となる「ZX MKⅡシリーズ」がリリースされた。
マスターズを制覇した「松山英樹プロ」をはじめ、
史上最年少での年間女王の座に輝いた「山下 美夢有プロ」も使用していることで、話題沸騰中!
前作はZX5・ZX7のシリーズ展開であったが、今回は「ZX5 MKⅡ LS」が新たに登場した。
今回は3モデルをすべて試打!どんな特徴があるのかクラブフィッターたけちゃんが徹底解説するぞ。
ドライバー選びに悩んでいるゴルファーは必見の内容だ!
海外ブランドに対抗?ラインナップの変化
すでに多くのスリクソン契約プロが「ZX MKⅡシリーズ」へ移行していることからも、
今作の「ZX MKⅡシリーズ」の評価が高い事が想像出来るが、ラインナップの変化からもダンロップの本気度合いが想像出来る。
前作までは「ZX5/ZX7」の2モデルであったが、今作からは「ZX5MKⅡ LS」が新たにラインナップに加わった。
このLSは「LowSpin(ロースピン)」モデルの略称であり、低スピンを目的として開発された。
モデルが1つ追加されるという事は、当然ながら製造ラインが増える事を意味している。
つまり、それだけコストが掛かっているという事だ。
各メーカーそれぞれにドライバー開発に思いがある。
その中で今回ダンロップ、スリクソンブランドはモデルを追加する選択をした。
海外ブランドのドライバーは近年「LS」モデルが多くある。
海外ブランドへの対抗する「本気度」が、今回のラインナップ追加から伺える。
ZX7 MKⅡはセレクトショップ限定
今作のZX7 MKⅡは「セレクトショップ限定」モデルとなる。
ちなみに、クラブフィッターたけちゃんが勤める「ゴルフショップイシイ」はセレクトショップに選ばれているので、
ZX7MKⅡを購入したい方は、是非「ゴルフショップイシイ」にお越しください!
▼ゴルフショップイシイ
ZX5MKⅡ、ZX5MKⅡLSはセレクトショップ以外のショップでも購入可能となっている。
スリクソンZX MKⅡシリーズ最大の特長
今作の「ZX MKⅡシリーズ」最大の特長はなにか。
それは「ボール初速の向上」にある。
多くのメーカーもボール初速向上を目指しているが、
今回ZX MKⅡシリーズは徹底的に「ボール初速向上」を目指した。
フルチタン構造でボール初速向上
今作のZX MKⅡシリーズは「フルチタン構造」を採用している。
前作モデルは、チタン(フェース部分)とカーボン(クラウン部分)の複合構造であった。
対して今作モデルは、フェースもクラウン部分もすべて「チタン」を採用している。
前作モデルでは、フェース部分とクラウン部分の接合箇所が存在した。
しかし、今作は「シームレス(繋ぎ目がない)」な構造を実現している。
この繋ぎ目がないことにより、より大きな「たわみ」を発生させて、ボール初速向上を実現している。
クラウン部分をチタンにする意味
最近のドライバーではよく見聞きする「カーボンクラウン」
そもそもなぜ、クラウン部分をカーボンにするのか。
クラブフィッターたけちゃんは、以下の様に解説する。
クラウン部分をカーボンにする事で、余剰重量をソール部分に配置出来る。
そうする事で、球が高くなり芯も広がる効果がある。
では、なぜ今回の「ZX MKⅡシリーズ」はフルチタンにしているか。
それはスリクソン独自の「リバウンドフレーム」が鍵となる。
フルチタンを採用する事で、ヘッド全体を一体構造で製造できる。
つまり、繋ぎ目が無い状態で製造可能となっている。
繋ぎ目がない事で、より「リバウンドフレーム」の効果を発揮する事が可能となっている。
カーボンクラウンにも大きなメリットがあるが、「ZX MKⅡシリーズ」では、
前作のカーボンクラウンからチタンに変更した。
何故なのか。
“軟”(フェース)~“剛”(フェース周辺部)~“軟”(フェース折り返し部)~“剛”(ソール)。剛性の高いエリアと低いエリアを交互に配置した4層構造によって、ボールをとらえたフェースは大きくたわみ、反発性能を大幅にアップさせることに成功したのだ。
引用:ダンロップ公式サイトより
ボールの初速向上はクラブに頼るしかない
現在、アメリカのプロゴルファーは「ボール初速」を注目している。
ボール初速がどれだけ出るか。これはクラブの性能に頼らざるをえない。
弾道の高さや、スピン量はテクニックで補える部分ではあるが、
ボール初速はクラブの性能に頼らざるを得ない。
こういった背景も、「ZX MKⅡシリーズ」の開発の根幹になっているのだ。
試打データ
それではお待たせしました!「ZX MKⅡシリーズ」の試打データをご覧頂こう!
試打を行うのはクラブフィッターたけちゃんだ。
・ZX5MKⅡ/ZX5MKⅡLSは以下の純正シャフトで試打を行う。
Diamana ZX-II 50(振動数:228CPM)
・ZX7MKⅡは以下の純正シャフトで試打を行う。
Diamana ZX-II 60(振動数:241CPM)
球を捕まえるのならZX5MKⅡ
今回のシリーズの中で、一番球が捕まえやすいモデルとして、ZX5MKⅡが存在する。
スライサーの方は是非一度試して欲しいモデルである。
スピンが減って飛ぶ!?ZX5MKⅡLS
今回の「ZX MKⅡシリーズ」において、目玉は「ZX5MKⅡLS」だ!
普段からスピン量が3000rpm後半のクラブフィッターたけちゃんが、3000rpmを切る事は珍しい。
弾道もフェードであるが、距離も非常に出ている。
(※赤い線がZX5MKⅡの弾道)
クラブフィッターたけちゃんは、以下の様に言う。
ZX5MKⅡは、逃げ顔(フェースが開いて見える)だ。
この逃げ顔は、好みが分かれると思うので、必ず試打をしてほしい。
全モデルの間に位置するZX7MKⅡ
今回のモデルの中で、ZX5MKⅡとZX5MKⅡLSの間に、位置するのがZX7MKⅡと言える。
構えた時のフェースの見え方、そして飛距離性能も申し分ない。
よりスピン量を減らしたい。でも、顔の見え方が気になる方は、ZX7MKⅡを試打して頂きたい。
ZX5MKⅡLSの存在
今回の「ZXMKⅡシリーズ」は、先にも話した通り、すべてチタン構造になっている。
実はチタン構造にする事で、カーボンクラウンに比べて重心は、やや高くなる。
その結果、スピン量はカーボンクラウンに比べて増える傾向になる。
ボール初速は向上させる。でもスピン量は増えてしまう。
こういった問題を解決する為に「ZX5MKⅡLS」モデルが存在していると言える。
松山英樹プロもZX5MKⅡLSを使用しているという情報もある。(※2022年11月上旬情報)
対象ヘッドスピード
クラブフィッターたけちゃんが、それぞれのモデルの対象ヘッドスピードを教えてくれた。
あくまでも目安であるので、参考にしてほしい。
・ZX5MKⅡ(39m/s〜42m/s)
・ZX5MKⅡLS(44m/s以上〜)
ZX7MKⅡは、ヘッドスピードというよりも、顔の見え方や、LSよりは捕まえたい。
そういったゴルファーは是非試して頂きたい。
特にZX5MKⅡLSに関しては、ハードヒッターであればあるほど、恩恵が受けられると言える。
いずれにせよ、本記事を参照頂き、試打をする事をおすすめする。
繰り返しなるが、今作のZX7 MKⅡは「セレクトショップ限定」モデルとなる。
ちなみに、クラブフィッターたけちゃんが勤める「ゴルフショップイシイ」はセレクトショップに選ばれているので、
ZX7MKⅡを購入したい方は、是非「ゴルフショップイシイ」にお越しください!
▼ゴルフショップイシイ
スリクソンとゼクシオ
ここまで解説したが、最後にもう一つだけ。
ダンロップには今回紹介した「スリクソン」シリーズの他に、「ゼクシオ」シリーズがある。
ZX5MKⅡは、スライサーの方におすすめではあるが、
ご自身の体力や、より捕まえたい場合は「ゼクシオ」シリーズも試して欲しい。
ミスに強いZX5MKⅡではあるが、アスリート向けブランドの「スリクソン」のモデルである。
クラブは打たなければ分からないが、それぞれの強みのブランドを試して頂きたい。
【動画】ダンロップが本気を出した!?スリクソン【ZX5/ZX5LS/ZX7 MKⅡ】ドライバー試打解説!
まとめ
今回はスリクソンの「ZXMKⅡシリーズ」を紹介した。
前作モデルも非常に好評であったが、更なる進化を遂げた「ZXMKⅡシリーズ」
今までのカーボンクラウンから、ボール初速向上を狙い「フルチタン構造」に取り組んだ意欲作である。
是非一度、試打を受けてほしい一本である。
その際は、是非信頼できるフィッターの元で試打を行って欲しい。
ドライバは決して安い買い物ではない。
ご自身が納得する1本を、しっかり吟味して選んで欲しい。
本記事がそんな手助けになる事を祈り、終わりとする。
当記事のライター
どのメーカーにも言えるんですが、ネーミングがカッコいいですよね。
ZX!とか、ちょっとガンダムっぽいですよね。もしくはバイク?
こういう所も所有欲を満たすポイントなのかなー。なんて思ったりします。
男の子っぽい感想ですね。(男の子。なんていう歳でもないですが)
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