フジクラMCIを徹底比較
カーボンと言えばFujikuraと言われるほど、人気、実力ともに非常に高いFujikuraのカーボンシャフト。
今回はツアープロにも愛用者が増加中のMCIについてご紹介する。
事実、日本人42年ぶりとなるメジャー優勝を果たした渋野日向子(しぶのひなこ)もMCI 80のフレックスRを愛用している。
当記事は、スチールからカーボンに変更検討中の方には、確実に参考になるであろう内容となっている。
当記事が貴殿のアイアンシャフト選びの手助けになることをお約束する。
革新的アイアン『フジクラMCI』人気の理由
フジクラMCIアイアンとは、シャフトの先端内部にメタル(金属)をコンポジット(合成)することで、カーボンのしなやかさと理想の剛性分布を両立させた革新的なアイアンなのだ。
MCIアイアンの特筆すべき特徴を3つご紹介しよう。
- カーボン特有の「しなり」で飛ばす
- 捩れ、曲げともに高い強度、スチール同等以上の耐久性能
- スチールと比で2倍以上の制振性能により、体への負担を低減
▼フジクラMCIの価格、詳細
MCIのスペックと振動数
MCIのシャフト重量は50g~120gの8種類がラインナップされている。
今回は8種類の中から特に人気の高い、以下の4本のスペックと振動数についてご紹介する。
なお、振動数については、実際に計測機で得られた貴重なデータだ。
貴殿のMCI選びの参考にして欲しい。
- MCI60 フレックスS
- MCI80 フレックスS
- MCI100 フレックスS
- MCI120 フレックスS
重量 | 調子 | 振動数 | 目安HS | |
---|---|---|---|---|
60S | 67 | 中 | 289 | 40m/s~ |
80S | 86 | 中 | 305 | 42m/s~ |
100S | 104 | 中 | 322 | 43m/s~ |
120S | 122 | 中元 | 341 | 45m/s~ |
MCIの弾道実測データ
モデル | HS | スピン量 | 飛距離 |
---|---|---|---|
60S | 38.1m/s | 5950RPM | 159y |
80S | 37.1m/s | 6500RPM | 159y |
100S | 37.4m/s | 6340RPM | 157y |
120S | 36.5m/s | 7125RPM | 151y |
上記はMCI4本を試打した実測データである。
試打したクラブフィッターたけちゃんには、適切なスピン量と飛距離が得られた100Sが合っているようだ。
「60Sと80Sが一番飛んでいるのになぜ100Sなの?」
アイアンは飛距離より、狙った弾道で狙った距離へ運ぶクラブだ。
飛べばいいってもんではないのだよ。そこの青二才君。
自分に合っていないシャフトの特徴
上記の画像は4本のMCIアイアンを試打した弾道である。※右からMCI60S(白)、80S(赤)、100S(青)、120S(黄)
最も重量の軽いMCI60S(白)は右にすっぽ抜けており、逆に最も重い120Sは左へのフックボールとなっている。
ここで言えることは、MCIに限らずシャフト選びにおいてもっとも重要な事は、自分にとって最適な硬さと最適な重量を見つけることに尽きるのだ。
上記の弾道画像を脳裏に焼けつけ、感覚だけのクラブ選びの恐ろしさを肝に銘じて欲しい。マジで。
当サイトがクラブフィッティングを強く推奨する理由がここにあるのだ。
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MCI シャフトのレビュー評価
ここからは、プロのクラブフィッターや、実際にMCI愛用しているゴルファーの生の声をお届けしよう。
口コミに勝る広告はないと言えよう。
スチールからMCIに変更。7番の飛距離が平均15ヤード伸びたのには正直驚きました。コスパ高いと思います。 33歳男性・HC25
たらたらしてなかったのが良かったのか、日本人として42年ぶりに優勝できました。渋野日向子・スマイル100点
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カーボンは敬遠してたけど重いカーボンがあると聞いて即効購入。スチールと同じバランスで振れます。残念ながら今のところスコアに変化はありません。 高見根ケーシー・HC150
肩、首、腰、喉に故障を抱えてるのでカーボンに変えて正解ですね。体への負担が半減しました。喉元杉子・HC4
100歳までゴルフを楽しむため体に優しいカーボンが欲しいのじゃが、無年金で職業が虫取り(時給93円)のワシにはカーボンは手が届かんのぉ。ムシキング・HP 0/100
なお、カーボンシャフトとスチールの違い、メリットデメリットは以下の記事を参考にして欲しい。
【貴重】MCIvsMCIブラックvsアッタスアイアン比較表
それでは最後に、今回ご紹介してきた『MCI』と、新モデルの『MCIブラック』そして、ライバルシャフトでもある『アッタスアイアン』との重量と振動数の比較をご紹介しよう。
重量 | 振動数 | |
---|---|---|
MCI80S | 86g | 299CPM |
MCIブラック80S | 78g | 297CPM |
アッタス80S | 87g | 290CPM |
MCI100S | 104g | 316CPM |
MCIブラック100S | 99g | 312CPM |
アッタス10S | 98g | 300CPM |
MCI100X | 106g | 331CPM |
MCIブラック100X | 106g | 339CPM |
アッタス10SX | 100g | 310CPM |
【3本比較】クラブフィッターたけちゃんによる評価
たけちゃん、本当に貴重なデータありがとうやで!アイアン用カーボンシャフト選びの参考にめっちゃなりますわ。そしたら3本のシャフトを比較した感想をよろしくやで!
上記の表からは、まず、MCIシリーズはアッタスアイアンよりも全体的に硬いシャフトということが言えそうやな。
ほいで、MCIとMCIブラックの数値を見ると、柔らかいシャフトはMCIの方が硬いにも関わらず、硬い方のシャフトになるとほぼ同じ振動数かむしろ逆転してるんや!
ほ、ホンマや!
このことからMCIブラックの方が、ある意味でフレックス間のメリハリがしっかりしていると言えるんや。(要するに柔らかいフレックスは柔らかく、硬いフレックスは硬い)
うーん、さすがクラブフィッターらしいコメントですな。たけちゃん、実際にMCIシリーズを打ってみてどうやった?
あくまでも私的な意見やが、アッタスアイアンに比べてMCIシリーズは先端がしっかりしているイメージがしたかな。おそらくMCIシリーズは先端にスチールを配合しているのでインパクトでの走りを抑える効果があるのかと。
なるほど、最後の質問やけど、オイラにはMCI、MCIブラック、アッタスアイアンの3本のうちでどれが一番おすすめやろか?
フィッティングしてみんと分かるわけないやろ!握力、振動数、重量、球筋、スイングの癖、そしてフィーリング等、実際に打ってみてから。話はそれからや。わかったか!
わかりました!そないに怒らんでも…。
【動画】MCI徹底検証!
ツアープロにも人気急上昇中のカーボンシャフトの3つのメリットも見逃すな!
まとめ
いかがだったろうか。
今回はMCIアイアンについてご紹介してきた。
以下に簡単にまとめておく。
- MCIとはメタル(金属)をコンポジット(合成)し、スチールと変わらぬ振りやすさを追求したカーボンシャフト
- 重いカーボンシャフトを実現
- カーボンのしなりと適切な剛性で飛んで安定した球筋
文中で述べたように、スチールに比べ2倍の吸収性を実現したMCIアイアンにて、貴殿のゴルフ人生を長く謳歌してほしいものだ。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
MCI以外のアイアンシャフトにつては、下記関連記事をご参照ください。
▼フジクラMCIの詳細
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