カーボンフェースは新時代のスタンダードになるのか
毎年、新たなドライバーの在り方を発表し続ける「テーラーメイド」
2022年に登場したのは、SIMシリーズではなく「ステルス(stealth)」だ。
そんなステルスの注目ポイントは「カーボンフェース」だろう。
フェース素材にカーボンを使用しているのだ。
このカーボンフェースにはどんな特徴があるのか、そして気になるステルスドライバーの飛距離性能。
クラブフィッターたけちゃんに試打をしてもらい、ステルスドライバーの気になる性能を徹底解説してもらった。
【動画】ステルスドライバーの打感は本当に悪い?カーボンフェースの本当のメリット
使用スペック
ステルスドライバーには以下の3種類がある。
・ステルス
・ステルス HD
・ステルス plus
今回はステルスを使用して試打を行う。
以下に試打で使用したステルスドライバーのスペックを紹介する!
・ステルス(ロフト9°)
テンセイレッドTM50S(純正シャフト)
長さ:45.75インチ
振動数:235cpm
総重量:298g
数値が大きい程しなり戻りが速く、硬いと感じる。
試打データ
それでは気になる試打データは以下の通りだ。
今回はクラブフィッターたけちゃん、そして女性代表として、ズバババ!ゴルフでお馴染みの、ゆみちゃんにも試打をして頂いた。
普段スピン量が多い、クラブフィッターたけちゃんとゆみちゃんだが、ゆみちゃんは2400RPM台を叩きだしている。
新しいドライバーだから飛ぶという訳ではないがドライバーの数だけ、自分に合う可能性のあるドライバーがあるという事だ。
ステルスの注目といえば「カーボンフェース」を採用したことだ。
このカーボンフェース、気になるのは打感だが、クラブフィッターたけちゃんはどう感じたか。
カーボンフェースを採用した理由
60層のカーボンシートで出来ているカーボンフェース。
多くのドライバーで採用されているチタンフェースに比べて、44%の軽量化に成功している。※
大幅な軽量化に成功しているのが、今回ステルスシリーズに採用されているカーボンフェースなのだ。
※テーラーメイドHPより
重量配分設計の自由度が高まった
近年のドライバーのヘッド重量は、200g前後が多い。
その中でも3つのキーワードが昨今のドライバーではキーワードとなっている。それが
「低重心、深重心、低スピン」だ。
ドライバーを開発する際、200gという重量の中で、ドライバーヘッドのどの部分に、重量を配置するかが、メーカーの腕の見せ所だ。
多くのメーカーが取り組んでいる事として、クラウン部分をカーボンにし、余剰重量をヘッドの下部に設計する。
これにより、球を上げやすくする働きを生み出す。
クラウン部分はカーボン。しかしフェースはどうだろうか。
先にも述べたが、カーボンフェースはチタンフェースに比べて44%もの軽量化に成功している。
つまり、軽量化に成功した分だけ、更なる重量配置の自由度が増したという事だ。
ステルスシリーズには3種類のモデルがあるが、それぞれ異なる重量配置設計を行い、
3種類において、異なる性格のドライバーを作り上げている。
これこそが、カーボンフェースを採用した、最大の理由と言える。
カーボンフェースの打感
打感に関しては、個人の好みによるところが多い。
しかし、情報通の方はすでにご存じとは思うが、過去に(2012年)テーラーメイドはカーボンフェースのドライバーをすでに発表している。
では、なぜ10年近くの間、カーボンフェースは定着する事はなかった。
その理由は「打感・打音」の評価が芳しくないという事だ。
しかし、試打データでも触れているが、試打をしたクラブフィッターたけちゃんも、ゆみちゃんも打感に関しては、気にならなかったようだ。
打感が良いかどうかは、個人の好みではあるが、試打をした2人が打感は気にならなかった。これが感想だ。
最高の打感ではないが、機能として最高レベルのステルスドライバーに、打感が課題だったカーボンフェースを、気にならないレベルまで
進化させたのは、テーラーメイドの技術力の高さと言える。
ステルスのおすすめセッティング
クラブフィッターたけちゃんは、ステルスを購入する際の注意点として、シャフトの長さを指摘している。
ステルスシリーズのヘッド重量は197g以上ある。
このヘッド重量であれば、クラブフィッター目線で言えば、シャフトの長さは45.5インチまでが推奨という。
純正シャフトは45.75になっているが、やはり45.5以下でセッティングをしたい。
理想を言えば、さらに短い45インチで組むのが理想的という。
シャフトを短くする場合、恩恵を受けられるのはヘッドスピードが速い人だ。
最低でもヘッドスピードは40m/s以上が必要と言えるドライバーと言える。
【動画】ステルスドライバーの打感は本当に悪い?カーボンフェースの本当のメリット
まとめ
今回は、テーラーメイドのステルスドライバーを紹介した。
今作の一番の目玉であるカーボンフェース。打感に関しては、やはり打ってみないと分からない。
しかし、クラブフィッターたけちゃんも、その打感に関しては、気にならないレベルと高評価だ。
もちろん、ヘッド自体の性能はかなり高い。
しかし、ヘッド重量は重く、シャフト選定も間違えると最高のパフォーマンスは発揮できない。
やはり、自分一人で考えるのではなく、信頼の出来るフィッターの下でフィッティングを受ける事が絶対条件だ。
常に革新的なドライバーを作り続けるテーラーメイド。
これからもテーラーメイドから目が離せない。
おすすめ!人気ゴルフアイテム記事5選
2021決定版!おすすめゴルフシューズ
★★★★★
人気ゴルフ練習器具ランキング
★★★★★
超絶おもしろヘッドカバー20選
★★★★★
おすすめゴルフマーカー30選
★★★★☆
人気パターグリップ|スーパーストローク
★★★★☆