失敗しないドライバーシャフト選び
「調子」が同じであれば、どのシャフトも同じと思っている方はいないだろうか?
ドライバーシャフトを選ぶ際、フレックス表記に関心はある。
しかし「調子」はどうだろうか。
自分は元調子、先調子が好きという「好み」はあるだろう。
ましてや同じメーカー内でも「元調子」のシャフトはある。
そこで今回はUSTマミヤの「中元調子」シャフトである、
LIN-QとDAAASの違いについて、クラブフィッターたけちゃんに解説をしてもらうぞ!
振動数の比較、試打比較から分かる、【知らないと損する】
ドライバーシャフト選びは必見だ!
シャフトの特徴
今回はUSTマミヤの「LIN-Q」「DAAAS」を比較する。
この2本のシャフトは「中元調子」という共通点がある。
同じメーカーで、しかも同じ「中元調子」
同じメーカーで【同じ調子】
一体何が違うの?振動数は違うと思うけど、
調子が同じなら、何も変わらないと思うけど。
ハッキリと言う。【全く違う】ぞ!
正直、調子が同じなら似てると思うかも知れない。
それをこの後、紹介していくぞ。
まずは今回比較する2本のシャフトについて、
簡単ではあるが紹介するぞ!
逆輸入シャフト「LIN-Q」
LIN-Q BLUE EXは、2023年10月6日に発売された。
他の2本と比べるとまだ国内での試打データは少ないが、
クラブフィッターたけちゃんは以下の様に語る。
逆輸入シャフトとして既に海外のプレイヤーに使われいるぞ。
ATTASシリーズに比べると「しっかり目」なので、
スペック選定は注意が必要だ。
さらにシャフトの特徴を聞いてみた。
先端側を高剛性にしているのも特徴だ。
強いインパクトが可能になって飛距離アップを狙えるぞ!
さらにシャフトの素材も高級素材を使用している。
海外で人気なだけあって、かなり「しっかり」したシャフトだ。
12代目ATTAS DAAAS
ATTASシャフトの12代目となる「DAAAS(ダァーッス)」
※以下DAAASと表記
DAAASはATTASシリーズでは初となる「中元調子」のシャフトだ。
黒と黄色のコスメが目を引くDAAASだが、どんなシャフトなのか。
先端部のトルクを抑えることで、叩いて飛ばせるシャフトになっているぞ。
ヘッドの位置を感じやすいのも特徴だな。
捕まりは弱めだが、左へのミスが気になる人には合う可能性ありだな!
振動数比較
同じメーカー、同じ調子であれば振動数も近しいのか・・・。
貴重な振動数データをご覧頂こう!
数値が大きい程しなり戻りが速く、硬いと感じる。
振動数は全く違う結果に
逆輸入シャフトである「LIN-Q」
さすがに振動数データはかなり高い値となった!
LIN-QとDAAASは同じ重量+フレックスでも10ポイント以上開きがある。
振動数データで言えば、目安だが5ポイント違うと「半フレックス」違う。
10ポイント違えば「1フレックス」違う!
つまり、LIN-QとDAAASは1フレックス以上の差が出ていると言える。
フレックス表記は【目安】
LIN-QとDAAASの振動数をご覧頂いたが、振動数の開きは衝撃的だ。
同じメーカーなんでしょ?
フレックスSがここまで違うって衝撃なんだけど。
フレックス表記はあくまでも【目安】だ。
LIN-QのフレックスSがDAAASのフレックスSと同じという決まりもない。
フレックス表記は目安であり、フレックス表記だけで選ぶのは、
おすすめしないぞ!
フレックス表記は多くのゴルファーにとって、馴染み深いだろう。
しかしフレックス表記はあくまでも【目安】だ。
振動数データを見ても分かる様に、同じフレックス表記でもここまで違うのだ。
シャフトをフレックス表記で選ばずに、しっかりフィッティングを受けるべきだ!
試打データ
お待たせしました!それではLIN-QとDAAASの試打データをご覧頂こう!
試打を行ったのはクラブフィッターたけちゃんだ。
試打はどちらも6Sでの試打となる。
同じ調子でも同じ結果にはならない?
飛距離に大きな差は無いが、振り感は大きく異なる結果となった。
試打を行ったクラブフィッターたけちゃんは、以下の様に語る。
LIN-Qはハードなシャフトで【頑張って振ろう】としている。
だからヘッドスピードが上がった結果になっている。
対してDAAASは振動数的に、俺には物足りない。
振動数として、LIN-QとDAAASは圧倒的に差が出ているが、
実は「調子」の部分でも差が出ている!
同じ調子でも「全く違う」
LIN-QとDAAASはメーカーのカタログ表記では、どちらも「中元調子」だ。
クラブフィッターたけちゃんは、以下の様に語る。
ヘッドが遅れてくる感覚があるのが「DAAAS」だ。
なので、ヘッドの位置を感じながら打つことが出来るぞ!
対してLIN-Qは先端から中間部が硬い。
つまり全体が硬くて、強いて言えば「中元調子」という感じだ。
逆輸入シャフトであるLIN-Qは、全体剛性が高いシャフトに仕上がっている。
LIN-QとDAAASはそれぞれに開発コンセプトが異なる。
その為に「中元調子」であっても【異なる中元調子】と言える!
失敗しないドライバーシャフト選び
先にも紹介したが、同じフレックス表記であっても振動数ポイントは全く異なる。
そして同じ「中元調子」であっても、その感じ方は全く異なる。
メーカーも細やかな設計と豊富な重量・フレックス展開を行っている。
多くの条件から「自分に最適な1本」を選ぶのは困難だ!
だからこそフィッターのフィッティングを受ける事が重要だ!
ドライバーの練習を行うのは当然ではあるが、
そもそも自分に合ったスペック、シャフトを使わなければ練習効率も上がらない!
だからこそプロのクラブフィッターのフィッティングを受ける事が大事なのだ。
まずは己を知る事。
中元調子が好きだからと言っても、LIN-QとDAAASでは違いがあり過ぎる。
どんなレベルの人でもいいので、まずはフィッティングを受けて欲しい。
▼関連記事
【動画】LIN-QとDAAAS比較試打で分かった!あなたが使うべきシャフトはこっちだ!
まとめ
いかがだっただろうか。
今回は同一メーカーの同じ「中元調子」だと何が違うのか。
USTマミヤのLIN-QとDAAASを比較してみた。
同じ調子であっても、その振り心地は全く異なる結果となった。
またフレックス表記も目安であり、
同じメーカーであっても、その振動数は異なる事が多い。
それぞれのシャフトには開発コンセプトがあり、
同じ調子表記でも必ずしも同じ振り感になるとは限らない。
だからこそ、1人で考える前に
信頼できるフィッターのフィッティングを受ける事が重要!
失敗しないドライバーシャフト選びの鉄則は
「フィッティングを受けること」だ!
この記事がドライバーシャフト選びで悩んでいる方の
助けになる事を祈って・・・。
本記事のライター
ズバババ!GOLF専属ライターのつじです。
同じメーカーでもここまで違うとは・・・。
振動数はカタログにも載ってないから、個人で判断は難しいですよね。
クラブフィッターたけちゃんも、定期的にフィッティングを受けてほしい。
と言ってますが、ちょっとでもクラブに悩んだらフィッティングを受ける。
こういう習慣?がもっと広がると、いいな・・・!
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