右手指2本が超重要！ゴルファーの9割が知らないゴルフグリップとは？
ゴルファーの永遠の悩み、力強いインパクトによる飛距離アップと、狙った場所にいつでも打っていける正確なショット。
断言しますが、ゴルフのスイングにおいて、最も重要なグリップ（握り）をおろそかにしていては、いくら血のにじむような練習をしても、超高反発、最新のクラブに買い替えても、理想のショットを打つ事はまず不可能です。
今回は、日本初「PGAティーチングプロアワード最優秀賞」を受賞し、独自のクォータ理論を編み出した、桑田泉プロによる、目から鱗の「正しいグリップの動画」をご紹介します。
秋空に吸い込まれていく、自分でも惚れ惚れするような理想の弾道を手に入れるため、正しいグリップの握り方と、たった一つの重要なポイントを、桑田泉プロの動画で、後回しにすることなく今すぐ確認してください！
そして、次回の練習で「正しいゴルフグリップの握り方」を実践してみてください。
【重要】どの指でクラブをコントロールしていますか？
ゴルフに限らず、野球、テニス、ホッケー、ゲートボールなど、正しいグリップ（握り方）は基本中の基本です。
道具（クラブ、バット、ラケット等）とプレーヤーをつなぐ唯一の接点のグリップ。その重要性は、いうまでもありませんよね。
ここで質問です。
「あなたは、ゴルフクラブをどの指でコントロールしていますか？」
先に答えを書きます。その答えは、「右手の親指と人差し指」です。※左打ち（サウスポー）の場合は、左手の親指と人差し指
つまり、右手の親指と人差し指を意識したグリップに矯正することで、スライスは矯正され、今までには体験した事のないような、強く、たくましいショットが打てるようになります。
重要な事なのでもう一度、正しい理想のゴルフグリップ（握り方）は、右手の親指と人差し指の使い方が最も重要なのです。
桑田プロも、こう喝破しています。
「多くのアマチュアのグリップは、左手3本を意識するからヘッドが走らない。」
「通常、棒で物を叩く時、親指と人差し指を支点として叩きますよね。」
僕は、何度も何度もうなずきました。あと2人うなずけば、31年ぶりにうなずきトリオの再結成です。
飛ばない、当たらない理由は左手３本指の締めすぎ
いくら正しいクラブを身に付けたとしても、グリップに余計な力が入っていれば、ボールを上手く遠くに飛ばすことは不可能です。
また、著名なレッスンプロの多くが「上達を妨げるグリップの最大の過ちは”強く握り過ぎている”こと」だと指摘しています。
必要以上に強く握りしめてしまうことで、クラブをスムーズに動かすことができなくなり、ヘッドスピードも遅くなります。
あなたは「左手の３本指をギュッと締めなければならない」と勘違いしていませんか？
多くのレッスン書には「左手３本指を締める」と書かれています。
しかし、この教えは、全体的にソフトに握れていることが大前提としてあるのです。
もし、そうでない場合は「百害あって一利なし」といえます。
これが正解！これが正しいグリップを握る強さだ
それでは、どのくらいの強さでグリップを握ればいいのでしょうか。
それは、「１０をMAXの強さだとすると、３のイメージで握る」のが正解です。
そうすることで、スイング中のヘッドの位置が確認できるようになり、クラブをスムーズに動かすことができるようになります。
また、ヘッドスピードも上がり、飛距離も伸びるようになります。
ぜひ一度、お試しください。
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こんなゴルファーにおすすめの動画
- ゴルフ初心者やこれからゴルフを始める方
- スライスに悩んでいるゴルファー
- 飛距離が出ない、飛距離アップを望むゴルファー
- 間違ったグリップが原因で手にマメができてしまう方
- ゴルフ上達で遠回りをしたくない方
「グリップの握り方くらい、わかっとるわい！」という方は、動画の2:00頃からご覧ください。
ゴルフグリップの基本｜桑田泉のクォーター理論グリップ
正しいグリップの握り方
- 両腕を自然な状態で下におろす｜だらーん
- 左手の指の付け根にクラブを置く｜指と掌の間隔は1:2
- 左手の親指と人差し指で作った「V」は右肩をさす｜V右肩
- 右手の親指と人差し指で作った「V」は右首をさす｜Vネック
- 右手の親指と人差し指がグリップの支点｜超重要
- 右手の人差し指の形は「鍵型」｜キーポイント
そう、正しい理論、正しい答えを知ることで、初めて正しい結果が生まれるのです！
右手の握りを意識した結果
画像：ゴルフ人生が変わるグリップレッスン｜松吉信（著）
正直にいいます。
実は僕、ゴルフを始めて5年以上、グリップなんて適当でした。お恥ずかしながら…。
今回、桑田泉プロの「正しいグリップ動画」を、実際に試してみて感じた事は、
「もっと早く知っておけばよかった。」
これにつきます。まじで。
繰り返しになりますが、これからゴルフを始める方、ゴルフ初心者の方は、正しいグリップを早めに知っておくべきです。
僕のように、長年かけて体に染み付いた、悪いグリップの癖は、一朝一夕に矯正することが困難なのです。
また、ベテランゴルファーでも、間違ったグリップが原因で、強いインパクトができず、アイアン、ドライバーの飛距離に悩んでいる方は、右手の親指と人差し指を意識した、正しいグリップを、ぜひ一度、試してみてください。
「右手一本打ちで」正しいグリップが身につく
正しいグリップが自然に身につく、しかも強い、アイアンショットが打てるようになる、おすすめの練習方法をご紹介します。
そのおすすめの練習方法とは、ズバリ、「右手一本打ち練習法」。
ウェッジや、ショートアイアンを、右手一本で持ち、ボールを前に飛ばすためには、右手の人差し指と親指を上手く使わなければ、絶対に真っ直ぐ飛んで行きません。
そしてなんと、より遠くに飛ばそうとすると、親指と人差し指で作った「V」が勝手にギュっと、しかも自然に閉まっているではありませんか！
正しいグリップが体得可能、1発5秒のおすすめの練習方法です。
ショットの精度を上げる方法｜藤井誠ゴルフレッスン
「右手一本練習法」は1分35秒頃から。
また、「右手一本打ち」を練習に取り入れる事で、正しいグリップが身につくこと以外にも、下記のようなメリットもあります。
- 体の開きが抑えられる（開けばシャンク）
- ボールを正面で打てるようになる（開けばシャンク）
- フェースローテーションの感覚がつかめる
- ルックアップの矯正（見なきゃ当たらない）
- 体幹でボールを打てるようになる（右手の力だけでは絶対に飛ばない）
あなたも、次回の練習場で、ただ闇雲にフルスイングするのではなく、意識を持った「右手一本打ち」に挑戦してはいかがでしょうか。
「右手一本打ち」で5球打った後、通常通り両手でフルスイング。
これを連続トライしてみてください。この練習方法の素晴らしさが、確実にエクスペリエンスできるはず。
そう、ゴルフの練習場はスイング実験室なのですから！by藤井誠プロ
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ゴルフグリップ３つの種類
ゴルフのグリップ（握り方）には大きく分けて、下記の3つのタイプがあります。
- オーバーラッピング・グリップ
- インターロッキング・グリップ
- ベースボール（テンフィンガー）・グリップ
オーバーラッピング・グリップ
左手の人差し指に右手の小指が重なるように握る。
【特徴】
- 左手主導でスイングしやすい
- 最もポピュラーなグリップ
- 腕力がある方にお勧め
インターロッキング・グリップ
右手の小指と左手の人差し指を絡めてグリップ。
【特徴】
- 右手主導でスイングしやすい
- 右手と左手の一体感を感じやすい
- 女性ゴルファーや比較的非力な方にお勧め
ベースボールグリップ（テンフィンガー）・グリップ
10本の指全部で握ります。ベースボールグリップとも呼ばれています。
【特徴】
- すべての指でしっかり握れる
- キッズ、シニアゴルファーにおすすめ
- 非力な方におすすめ
参考サイト：握り方（グリップ）が大事！ | BRIDGESTONE GOLF
個人的におすすめなのは、インターロッキング・グリップです。
ちなみに僕は、オーバーラッピング・グリップから、インターロッキング・グリップに変更することで、両腕に一体感が感じられ、飛距離も方向性も良くなりました。
特に、実際のラウンドにおいて、上記の理由から、とんでもないミスショットが劇的に減りました。（まぁ、グリップ以外の問題もありますが…。）
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ウィーク、ストロンググリップどちらが良いの？
上記では3つのグリップの種類をご紹介しました。
ここでは、グリップ時の手の甲の向きの違いによる、2つのグリップ方法についてご紹介します。
ストロング・グリップ（フックグリップ）
ストロング・グリップ（フックグリップ）とは？
ストロンググリップ（フックグリップとも言います）とは、正面から見るとかなり左手の甲が見えているようなグリップの形です。
ウィーク・グリップ
ウィーク・グリップとは？
ウィークグリップとは左手の甲がほとんど見えていないような形です。
腕や手の長さ、太さ、骨の形、筋肉量、も人それぞれです。
今のグリップの形にこだわることなく、この機会に、自分に合った握り方を見つけみてはいかがでしょうか？
また、クラブ同様、鍛え抜いたマッスルボディの男子プロのグリップより、女子プロゴルファーのグリップ（握り方）を、じっくり研究するのがいいかもしれませんね。
一般的にはストロンググリップ気味だとボールがつかまりやすく（しっかりとと捉えやすい）、ウィークグリップ気味だとつかまりが悪くなってしまうと言われています。
引用：応用テクニック | ストロンググリップ（フックグリップ）・ウィークグリップについて［じゃらんゴルフ］
ショートサム、ロングサムって何ぞや？
「サム」といえば、僕的にはサム・クックなんですが、あなたはゴルフの「サム」をご存知ですか？
ショート サムとは、クラブのグリップを握った際の親指の状態を指す言葉で、親指をやや縮めたようにして握っている状態を指します。これとは反対にロングサムというものもありますが、現役のプロゴルファーでもショート サムで握るプレイヤーが多く、最も一般的なスタイルといえます。
引用：ショート サム | ゴルフ初心者ガイド［じゃらんゴルフ］
短いサムと長いサム、あなたのサムはどっちのサムですか？
ちなみに、この、ショートサムの「サム」とは「thumb＝親指」の意味です。
人差し指はindex finger、中指middle finger、薬指ring finger、小指pinkです。
正しいグリップで飛距離アップ｜飛距離の数式
ドライバーの飛距離は、下記の数式で求めることができます。
ヘッドスピード×ミート率＝ボールの初速
ボールの初速×４＝ランを含む飛距離
上記の通り、ヘッドスピードがどんなに速くても、肝心のミート率が低ければ、ボールの初速が落ち、飛距離を最大化することができません。
アマチュアゴルファーと、女子ゴルファーの飛距離の違いは、正にこの、ミート率の違いにあるのです。
また、フェースとボールが衝突するインパクトの瞬間は、相当なエネルギーが発生します。
その衝撃を、いかに効率よくボールに伝えるられるのか？が、飛距離アップのカギです。
感のいい方は、もうお気付きでしょう。
そう、飛距離を最大化するために欠かせない、「ミート率の向上」、「衝撃に負けないインパクト」は、正しいグリップから生まれるのです。
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グリップを短く握りミート率アップ
画像：王選手のグリップに注目
それでは果たして、グリップはギリギリまで長く握るのと、短く握るのとでは、どちらが良いのでしょうか？
結論からいえば、アマチュアゴルファーはゴルフグリップを「短く握る」が正解です。
理由は下記の3つ。
- 確実にミート率が上がる
- 鋭く、素早く振り抜けヘッドスピードが上がる
- ボールが近づき精神的に安心できる
女子プロを見てもわかるのですが、グリップエンドを人差し指の太さくらい余らせてグリップする事が、良い結果を生むポイントなのです。
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一流のプロ野球選手でも同様に、ほよどのスラッガーでない限り、バットを少し短めに持ち、鋭く振り抜いていますよね。（超一流のイチロー選手は例外ですが…。）
ドライバーヘッドスピードを測ってみよう！
クラブがなくてもOK！いつでもできるグリップ練習法
仕事が忙しくて、なかなか練習に行けない、せっかく覚えた正しいグリップを忘れそうだ…。
そんな際におすすめの練習方法を2つご紹介します。
クラブがなくても、練習場にわざわざ行かなくても、いつでもどこでもできる、おすすめの練習方法です。
ハンドルグリップ練習法｜Drive me crazy
現在、車を運転する人の、99.9％が握るといわれているハンドル。（0.1%は自動運転自動車）
ハンドルをゴルフクラブに見立て、正しいグリップの形で運転するのです。
ポイントは、ハンドルを握る際、人差し指と親指の付け根をピタッとくっつけることです。
あと、魚肉ソーセージを常に握りしめ、体に覚えこます。というのもありですね。大いに。うん。
実は、この練習方法、BSジャパンのゴルフ人気番組「ゴルフ侍、見参！」に出演した、あるシングルゴルファーが、実際に日々実践しているという、効果のある練習方法なんです。（もちろんハンドルの方ね）
人気、おすすめの「ゴルフグリップ練習器具」ベスト3
あと、数多く販売されているゴルフグリップ練習器具（グリップ矯正器具）を購入するのもありでしょう。
ちなみに下記が、Amazon、楽天で人気のゴルフグリップ練習器具です。※2016年9月時点
※画像クリックで商品詳細ページに飛びます。
人気No.1 アイリスソーコーグリップ先生
価格：825円～
- 毎日握ることで正しいグリップが身につく
- Amazon売れ筋ランキング10位/24,403
- 購入者の評価は5つ星のうち4.3
ベスト2 ゴルフクラブに簡単装着できるグリップ練習器
価格：1,855円 プライム対象
- グリップ矯正を行いながら実際にボールが打てる
- アマゾン売れ筋ランキング50位/24,403
- 簡単着脱可能
ベスト3 リンクスティーチングプロ2
価格：3,945円 プライム対象
- 矯正グリップで、握り方のチェック
- 購入者の評価は5つ星のうち4.1
- 1日たった10回で理想のスイング
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ご存じ？適切なグリップの交換時期
ゴルフのグリップは、車のタイヤと同じゴムでできており消耗品です。
世界のトッププロたちから高い評価と信頼を得ている、人気のゴルフグリップブランド、Golf Pride(ゴルフプライド）のウェブサイトによると、1年に1回、グリップの交換を推奨しているようです。
一年に一度、または40ラウンドを目安に交換して頂くのをお薦めしています。ハイシーズン前の3月・8月にグリップをチェック、交換して頂くと良いかもしれません。
引用：グリップ交換の必要性｜Golf Pride
プロゴルファーのように、ラウンドごとに交換する必要はありませんが、ボロボロになるまで使用した挙句、ボールではなくクラブが飛んで行ってしまう前に、新しいグリップに交換しましょう！
ちなみに、グリップの交換方法は、下記の動画がわかりやすくて超絶おすすめです！
僕も生まれて初めてグリップ交換してみたので、参考にしてみてください。
↓本当に簡単に交換できましたよ！
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、ゴルフスイングの基本中の基本、ゴルフのグリップについてご紹介しました。
ここで簡単にまとめておきます。
- 正しいグリップは右手の親指と人差し指が支点
- 左指3本を強く握り過ぎていないか？
- 「右手一本打ちで」正しいグリップを身に付けよう
- インターロッキング・グリップがおすすめ
- 飛距離は正しいグリップが生む
- 普段から正しいグリップの形を意識する
- 1年に1回は新品グリップに交換しよう
- グリップ交換は自分で出来る
最後に
間違ったグリップのせいで、せっかくのパワーをロスしてしまっているゴルファー、初心者ゴルファーのために「いいね」「シェア」をお願いします！
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参考書籍：ゴルフ人生が変わるグリップレッスン｜松吉 信 (著)
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