ゴルフ人口の減少推移と、ゴルフ場のドローン空撮活用3つのメリット

ドローンファントムコラム
By: Peter Linehan
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[記事更新日:2017年1月2日]

ドローンは減り続けるゴルフ場を救えるのか

ドローン産業の成長率は、年率500%以上と言われており、ロジスティック、災害時の救助活動、農薬散布などの農業分野、そして動画制作において、今後の活用が大いに見込まれています。

今回は、ゴルフ場へのドローンを活用した、空撮動画の提案書を記事にします。

「うちのクラブのコースレイアウトを、空撮動画で見てみたい。」という会員様、クラブメンバーの方は、この記事を支配人や、ゴルフ場関係者にシェアしていただければ幸いです。

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ゴルファーからみたドローン空撮動画のメリット

今回の提案の趣旨を先に言えば、記事のタイトルにある通り、ドローンによる空撮動画を利用して、素晴らしいゴルフ場のコースをもっとPRして欲しい。という事。

空撮動画が存在する(ゴルフ場の自社サイトにアップされている)ゴルフ場のメリットを、ゴルファー目線で考えてみました。

  • 初めていくゴルフ場のコースレイアウトを事前に確認できる
  • プレイ後、コースマネジメントの反省に活かせる
  • 「俺はこの素晴らしいコースの会員なんだぜ」と自慢できる

モバイルインターネット、スマートフォン、SNSが普及した現在、仕掛けと動画のクオリティ次第で、コストをかけずに、そのゴルフ場のお客さんを一気に増やすことも可能な時代なのです。

最近ではインバウンドに力を入れるゴルフ場も増加しています。

動画の最大の魅力は「言葉」を必要としないところ。

デービッド・アトキンソンに学ぶ。インバウンドはゴルフ復活のカギ
ゴルフでインバウンド|訪日外国人を日本のゴルフ場へ呼び込め! 最近、ゴルフ場にて外国人ゴルファー(特に中国ゴルファー)の姿をよく...

ゴルフファンをゴルフ大ファンに変える

記事の後半に詳細は書きますが、一番大切にしなくてはいけない顧客とは、新規顧客ではなく、既存顧客です。

新規顧客の獲得コストは、既存顧客の5倍かかる、というデータも存在します。

縮小マーケットであるゴルフの人口を増やし、ゴルフ業界を盛り上げるためには、現在進行形で、素晴らしいゴルフの魅力にとりつかれている「ゴルファー」のニーズにとことん対応し、さらなるゴルフの素晴らしさを提案し続ける努力が必要なのです。

ゴルフ場のホームページにコースの情報が載っていない、リアルタイムな予約状況が分からない、スマートフォンに対応していないなんて、残念過ぎる、いや、論外なのです!

10年間で5%減少する国内のゴルフ場

年度ゴルフ場の数増減
20052,446
20062,442▲ 4
20072,4420
20082,4420
20092,4453
20102,432▲ 13
20112,413▲ 19
20122,405▲ 8
20132,386▲ 19
20142,336▲ 50

出典:「ゴルフ場数の推移」一般社団法人 日本ゴルフ場経営者協会

2005年には2,446コースあったゴルフ場が、2014年度末には2,336コースにまで減少しています。

つまり、10年間で110コース、5%ものゴルフ場が消滅しているのです。

また、最近は、イノシシによるコースの被害が原因で、ゴルフ場の経営を圧迫しているゴルフ場も増加しています。

ゴルファーの半数が消滅!|ゴルフ人口減少の推移

日本のゴルフ人口の推移
※グラフ:日本のゴルフ人口の推移(2001年~2014年)

西暦平成ゴルフ人口(万人)
2001131,340
2002141,040
2003151,080
2004161,030
2005171,080
200618890
200719830
200820950
200921960
201022810
201123800
201224840
201325790
201426720

参考:レジャー白書2015

ちなみに、2014年(平成26年)時点の日本国内のゴルフ人口は720万人で、13年前の2001年(平成13年)の1340万人に比べ、なんと620万人もゴルファーが減っているのです。

言い換えれば過去13年間でゴルフ人口は半減しているといえます。

このトレンドは、少子高齢化、景気低迷などの理由で今後も続いていくと思われます。

ゴルフ人口の推移

下記の表は、利用税の課税状況からみたゴルフ場利用者数の推移です。

年度人数増減
200579,949
200681,0281,079
200780,908▲ 120
200881,758850
200981,641▲ 117
201077,578▲ 4,063
201173,022▲ 4,556
201273,969947
201372,889▲ 1,080
201471,661▲ 1,228

※人数はのべ利用者数の合計(単位:千人)

出典:「ゴルフ場利用者数」一般社団法人 日本ゴルフ場経営者協会

 

ゴルフ人口が減る理由

超高齢・人口減少社会のイノベーション:超成熟社会発展の経済学Ⅲ
平成26年日本のゴルフ人口は720万人、13年間で620万人も減っており、ゴルフ場の数は5%減少している、いわゆる、縮小マーケットのゴルフ業界。

ゴルファーはなぜ減っているのか?その理由を考えてみました。

  • そもそも日本の人口が減少している
  • 景気低迷による可処分所得の減少
  • 年々気温が上昇している(夏が暑過ぎる)
  • 企業の業績悪化による接待交際費の削減
  • 若者の自動車離れ
  • 日本のゴルフ界にスター選手が不在
  • 可処分時間の減少

以上、ゴルフ人口が減っている理由を7つ考えてみましたが、個人的には最後にあげた、「可処分時間の減少」がもっとも大きい理由だと推測します。

ゴルフ業界のライバルはレジャー産業ではない

パズドラ
技術の進化と発展によって、ゴルフに比べ、安くて、楽で、直ぐに遊べるサービスが次々に登場しているのです。

  • 家庭用ゲーム機
  • TVの多チャンネル化
  • VODサービス
  • スマホのソーシャルゲーム

つまり、モバイルインターネット、スマートフォンの爆発的な普及により、以前であれば、そろそろゴルフを始める年齢(25歳~35歳)の方の、休日の時間の使い方が、大幅に変わってきていることは明らかです。

パレートの法則(2:8の法則)でゴルフ経営を考える

ビジネスにおいて、売上の8割は全顧客の2割が生み出している。よって売上を伸ばすには顧客全員を対象としたサービスを行うよりも、2割の顧客に的を絞ったサービスを行う方が効率的である。

引用:「パレートの法則」wikipedia

このパレートの法則をゴルフ場に置き換えればこうなります。

あるゴルフ場を、一ヶ月間に、1回でも利用したゴルファーが100人いる場合、そのちの20人が、そのゴルフ場の売り上げの8割に貢献してくれているという事。

その20人の、ゴルフ場への貢献方法はこうです。

  • 毎日のようにゴルフ場を利用してくれている
  • ビジターを含め、同伴者を多く連れてきてくれる
  • 必ずキャディを利用してくれる
  • 飲食代に貢献している
  • オープンコンペには必ず参加してくれる

国内のゴルフ場の8割が会員制ゴルフ場です。

ゴルフ場によって会員数の差はあるかもしれませんが、ゴルフ場に最も貢献してくれているのは、間違いなく会員さんではないでしょうか。

また、リピート客を増やし、リピート数を増加させ、また、客単価を上げる事は商売の鉄則です。

ゴルフ場の売り上げの8割に貢献してくれている、2割の優良顧客を見つけ出し、その優良顧客を生涯顧客に育てていく事こそが、縮小マーケットのゴルフ場の取るべき戦略なのです。

これは、ゴルフ業界に限らず、人口が減少する日本において、すべての業界、企業にあてはまる戦略ではないでしょうか。

ゴルファーはゴルフコースを愛している

当然ですが、ゴルファーはゴルフ場にゴルフをプレーしに行きます。

僕も以前から思っているのですが、ゴルフ場のウェブサイトには、コースの情報があまりにも少ない!

なんなら、そのゴルフ場のスコアカードに載っているコースレイアウトのイラストがPDFがあるだけ…。そんなゴルフ場も多く存在します。

繰り返しになりますが、僕たちゴルファーはゴルフ場にゴルフをプレーしに行きます。

始めて行くゴルフ場の場合、プレイ料金の次に気になるのは、コースの美しさ、レイアウト、戦略性ではないでしょうか。

それなのに、ウェブサイトにはホールごとに小さい画像が1点だけなんて、あまりにも勿体ないと思いませんか?

また、プレイ終了後の自宅で、一人反省会をするゴルファーも多いはず。

ドローンの空撮動画をゴルフ場のサイトで公開

ドローン空撮 GUIDEBOOK (玄光社MOOK ビデオSALON別冊)
ドローンの空撮の特徴は何といても、普段では見られない鳥の目線での迫力ある映像。

しかも、普段は見慣れた、なんて事の無いゴルフコースも、ドローンの上空からの映像を見ることによって、今までとは違った、コース戦略も見つかるかもしれません。

また、空撮映像だけではなく、下記のような、ホールごとの情報も載せることで、さらにゴルファーのテンションは上がるはずです。

  • バンカーや、池までの距離
  • グリーンの傾斜
  • 風の状況(強さや風向き)

また、コースの空撮だけではなく、特設の「ドローン撮影コース」を設けてみてはいかがでしょうか。

自分のスイングを動画で見てみたいゴルファーは多いはず、しかもドローンの空からの映像なんて滅多に見られませんもんね。

1ホール(ショートホール)の撮影代、編集費、Youtubeへのアプロード費用込みで、5万円程度なら支払ってもらえるのではないでしょうか?

美しいゴルフ場のドローン空撮動画

百聞は一見に如かず、Youtubeに公開されているゴルフ場の空撮映像をご覧ください。

ゴルファーならきっと、こんな美しいコースでプレイしてみたくなるはずです。

オーガスタ|Augusta National Golf Club Flyover


ゴルフのメジャー大会、マスターズが行われるオーガスタの空撮動画。
コースもビューティフル。音楽もマーベラス。

Kochi黒潮カントリークラブ


高知の名門クラブ。黒潮カントリークラブ、黒潮コースの空撮。
ティーごとのヤード表示があります。

チェンバーズ・ベイ・ゴルフコース|Chambers Bay Golf Course


2015年に全米オープンが行われたチェンバーズ・ベイ・ゴルフコースのドローンを使ったホール紹介。
しかも、コース戦略の解説付き。日本のゴルフ場も所属プロの解説があれば嬉しい。これいいかもですね。

ちなみに、リオ五輪が行われる、「レセルバ・マラペンディGC」の動画も、東京五輪の開催コース「霞ヶ関カンツリー倶楽部」の動画も残念ながらありませんでした。

ドローン空撮費用は?

ドローン空撮の予算は1ホール3万円~5万円程度と言われています。

※参考記事
ゴルフ場4K空撮|ドローンでゴルフをもっと楽しく

コンテンツの更新コストを考えれば、自社でドローンを購入し、コース管理者に操作、運用をお願いするのもありかもしれませんね。

ドローンの価格も驚くほど安くなっていますし、ゴルフ場であれば安全面から見ても、安心して飛行訓練ができますもんね。

凄!世界で最も売れているDJIのドローンの価格がここまで下がっているとは…。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、急成長中のドローンを活用した、ゴルフ場の魅力のアプローチ方法についてまとめてみました。

そこそこクオリティの高い動画制作費が100万円かかったとしても、5年間使用すると考えれば、月額16,000程度です!

ドローンが登場する以前では考えられない価格で、空撮動画を利用できるようになりました。

新しいテクノロジーをガンガン駆使し、ゴルフの素晴らしさを、どんどんと広げていって欲しいと切に願っています。

こちらの記事もおすすめ!
https://zubagolf.com/column/vr

最後に

ちなみに、僕の友人の会社も半年前から、ドローンの映像ビジネス部門を立ち上げ頑張っています。

ゴルフ場のオーナー、株主、支配人、そしてクラブメンバーの方で、ゴルフ場のドローン映像に興味を持たれた方は、当サイトの「お問合せ」までご連絡ください。

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