失敗しない!可変式スリーブの使い方
ゴルフは飛距離じゃない!パターが大事だ!いや、アプローチだ!
それは分かっていても、僕たちは飛距離という「ロマン」を追い求める。
この記事を読んでいる方なら、きっとその思い分かってくれるはず!!
「今日はアイアンでフォーム作りだ。だからフルスイングはしない!絶対!」
なんて意気込んで打ちっ放しに行ったは良いものの・・・。
「ちょっと調子良いし、気晴らしにドライバーでもちょいと・・・。」
なんてドライバーを握ったら最後。良い当たりが出るまで振り回す。
こんな経験をしている方、きっといるはず。
「ドライバーの調子が悪いのはクラブのせい!」
そう思って新しいドライバーを買おうとしているあなた!!
ちょっと待って!
ドライバーが苦手な原因は「可変式スリーブ」にあるかも?
今回は意外と知らない「可変式スリーブ」の使い方を徹底解説!
これであなたも、ドライバー達人に!?
意外と使ってない可変式スリーブ
近年のドライバーの多くには可変式スリーブ(通称:かちゃかちゃ)が付いていることが多い。
クラブフィッターたけちゃんは可変式スリーブについて以下の様に語る。
フィッティングをしていて思うのが、可変式スリーブを使わないお客様が多い。
いろいろ試してスタンダードセッティングなら分かるが、理由を聞くと。
「使い方が分からない。」「変更しても結局何も変わらない」
こう考える人が多い。これはもったいないぞ!
意外と知らない方も多いので、改めて可変式スリーブについて紹介していこう!
可変式ドライバーのメリットとデメリットとは?
それでは早速可変式ドライバーのメリットとデメリットをご紹介していこう。
可変式ドライバーのメリット
- 簡単にシャフト交換が可能
- ドライバーのロフト角などが手軽に変更できる
- スイングを変えずに打ちたい球筋が打てる
何といっても可変式ドライバーの最大のメリットは、誰でも簡単に、そして即座にドライバーのスペックを変更でき、打ちたい球筋が打てるようになることに他ならない。
なお、ラウンド中に可変式ドライバーのポジションを変更することは『クラブの改造』にあたるため注意が必要だ。
可変式ドライバーのデメリット
- 飛距離が落ちる可能性がある
- 装着するヘッドによってクラブの全長が変わる(バランスが変わる)
- 各メーカーごとにスリーブの形状が異なり他メーカーとの互換性がない
「なにぃ!可変式ドライバーは飛距離が落ちるだと??」と、驚いたゴルファーも多いはず。
理由は簡単で、可変式スリーブ対応シャフトをネット等で購入し、我流でドライバーをセッティングした場合驚くほど飛距離をロスする場合があるのだ。
また、自分に合っていないスリーブのセッティングだと、ミート率が下がり、結果、初速が遅くなる為、飛距離が落ちている場合も散見されるとか…。
自己流ではなく、信頼できるプロのクラブフィッターを見つけることが、ゴルフ上達の必須の条件であることに疑いの余地はない。
貴重!!スリーブ調整データ
一般的に、可変式スリーブに表示されている数字としては、ロフトが変化するというモノが最も多いはず。
また、ほとんどのゴルファーが、「スリーブをカチャカチャ変える=ロフト角を変える」そう思い込んでいるはずだ。
しかし、実際にスタンダード(購入時)からスリーブを変更することで、以下の3つの角度が変化するのだ。
- ロフト角
- ライ角
- フェース角
つまり、ロフト角を変更したいだけにもかかわらず、ライ角、フェース角まで変わってしまうのだ。
当記事では、うどん県が誇るゴルフショップイシイの社長で、TPI認定インストラクター、そしてゴルフラボ公認エンジニアたけちゃんによる、スリーブデータを公開する。
※当記事ではテーラーメイドのスリーブデータとなる。
非常に貴重なデータなので、当記事をブックマークすることを強く推奨しておく。
可変式スリーブを変えるとどうなるの?
それでは非常に貴重なスリーブデータをご覧いただこう!
※テーラーメイドのスリーブデータです。
セッティング | ロフト角 | ライ角 | フェース角 |
---|---|---|---|
STANDARD | 0 | 0 | 0 |
HIGHER | 1.5 | 1.9 | -0.5 |
LOWER | -1.8 | 1.2 | 0.3 |
UPLIGHT | -1.1 | 2.7 | 0.3 |
例えばスタンダードポジションを全て0と仮定する。
ハイの位置にするともちろんロフトは1.5度アップする。
同時にライ角も1.9度アップし、さらにフェースアングルは0.5度マイナスなる。
先ほども伝えたが、ロフトを変えると他の要素も変化する。
「ロフトだけ変わる」訳ではないのだ!
フェースアングルのマイナスはフェースが閉じる方向を表しているので、要するに捕まりやすくなるという事だ。
逆に言うとローの位置はロフトは立つがフェースアングルが0.3プラスになるので、フェースが少し開いたように見えるぞ!
捕まらないと悩んでいるゴルファー。引っ掛けに悩んでいるゴルファー。
ドライバーやシャフトを変える前に、一度可変式スリーブのセッティングを見直してほしい!
フェースアングルが重要な理由
今回の記事でははテーラーメイドのスリーブをメインに説明しているが、
他メーカーのスリーブでもほぼ共通して言えることはロフトとフェースアングルの関係性だ。
ライ角に関してはそれぞれのメーカーによって関係性が曖昧であるが、
ドライバーにおいてはライ角より圧倒的にフェースアングルの方が球筋に影響を与える。
フェースアングルが重要なのは理解したんだけど、
結局何をどうしたらいいの?
例えば球が捕まらなくて悩んでいる人はロフトを寝かす方向に。
逆に引っ掛かりで悩んでいる人はロフトを立てる。
カチャカチャの使い方で球筋を安定させることも可能だぞ!
今まで球筋のコントロールに悩んでいたゴルファーにとって、これは非常に驚きの内容ではないだろうか。
我々はどうしてもドライバーの球筋が悪いと、スイングやクラブのせいにする。
クラブのせいにするのは良いのだが、自分にしっかり合ったセッティングになっているのだろうか。
フェースアングルが球筋に与える影響は非常に大きい。
自分の悩みを軽減する可変式スリーブのセッティングを行うことで、
今抱えている悩みが軽減される可能性が非常に高いぞ!
ドライバーのロフト選び
クラブフィッターたけちゃんから耳寄りの話を教えてもらったぞ。
たけちゃん。新しいドライバー買おうと思ってるんだけどさ。
ロフトを9.5°にするか、10.5°にするか悩んでるんだよー。
どっちが良いの?
球が捕まらずに悩んでいるゴルファーは9.5°を寝かす方が捕まりやすくなるぞ!
逆に引っかけで悩んでるゴルファーは10.5°を立てる方が左のミスが減るぞ!
何となくのイメージだけでロフトを選ぶ方もいるかもしれない。
ただそれではいつまで経っても自分に合うドライバーとは巡り会わない。
カチャカチャに対する知識があると、ドライバーの悩みを解決する可能性もあるのだ!
可変式スリーブのもう一つのデメリット
冒頭にも説明した可変式スリーブのデメリット。
しかしクラブフィッターたけちゃんは以下の様に語る。
現代のドライバーは低重心にすることを最重要課題としてドライバー開発をしている。
しかし、可変式スリーブは大体5g程度の重量がある。
低重心にしたいのに、フェース上部に重りがあるようなものだ。
しかし、その重りがあったとしても、可変式スリーブによる調整は非常に重要。
だからメーカーもこのスリーブを残しているのだ。
確かに可変式スリーブを付けることでのデメリットはある。
しかしそのデメリットを超えるメリットがあるからこそ、現在も可変式スリーブが残っている。
今まで可変式スリーブの調整をしていない方は、この機会に試してみることをお勧めするぞ!
【動画】スライサー・フッカー必見!ドライバーの悩みは可変式スリーブで解決!?
まとめ
いかがだっただろうか。
今回は可変式スリーブについて特集した。
「付いているけど、何も変わらないでしょ?」
そう思って何もしないのは、もったいないことが本記事を読んで感じて頂ければ幸いだ。
もちろんデメリットもある。しかしそのデメリットを超えるメリットがあるのだ。
本記事を読みながら、自分の悩みに合わせた可変式スリーブの調整をしてもらいたい。
しかし、本当に悩んだら信頼できるフィッターに相談をしてほしい。
1人で悩むよりも、専門家の話を聞いてほしい。
時間は有限なのだ。悩んで苦しむよりも、相談して解決した方が明るい未来が待っている!
本記事がドライバーに悩む人に届きますように・・・。
本記事のライター
ズバババ!GOLF専属ライターのつじです。
可変式スリーブ。なんとかっこいい名前なのだろうか。
可変式。というのがなんともかっこいい。
⚪︎⚪︎式。というのもかっこいい。二式。とかさ。なんかかっこいい。
そんな私のドライバーは接着式です。
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