ドライバーが本当に捕まるボールの位置
ドライバーでボールを左に置くのは常識じゃん!!
タイトルを見てそう思ったゴルファーは多いだろう。
釣りタイトルでも煽りサムネでもない。これは「事実」なのだ。
問題なのは「どうしてボールを左に置くのか」なのだ。
あなたはその理由を答えられるだろうか。
今回は数多のゴルファーを見てきたクラブフィッターたけちゃんが、
ボールを左に「置きすぎる」ことの問題点を紹介するぞ!
ドライバーがいつもOBと悩んでいるゴルファーは必見の内容だ!
ボールを左に「置きすぎる」」理由
ドライバーのボール位置は左足かかとの延長線上。これはもはや常識と言って良いだろう。
しかし何故ボールを左に「置きすぎて」しまうのだろうか。
クラブフィッターたけちゃんは以下の様に語る。
![たけちゃん](https://zubagolf.com/wp-content/uploads/2019/04/kp000-min160.png)
実際フィッティングをしていても、ボールを左に「置きすぎる」人は多い。
話を聞いてみると大体数はこの様に答える。
「左に置くほどボールが捕まる」
これは半分正解で半分は考え直したいのです。
ボールを左に置きすぎるゴルファーに共通して言えるのは、
「ボールを捕まえたい」ということだ。
しかし、これは半分は正解で、半分は考え直したいとのこと。
この理由を解説していこうと思う。
ボールを左に置く理由
そもそもではあるが、ドライバーを打つ時にボールを左に置く理由をご存じだろうか?
![ズバゴル](https://zubagolf.com/wp-content/uploads/2019/04/ズバババ!STAF01.png)
そういえばあんまり考えたことないなー。
ボールを捕まえたいから左に置く。
そういうものだと思ってたけど?
![たけちゃん](https://zubagolf.com/wp-content/uploads/2019/04/kp000-min160.png)
そう考える人は多いだろう。
ただボールを左に置く最大の理由は、
「アッパーで打ちたい」
これが左にボールを置く理由だ。
ボールを左に置く理由は捕まえる為ではなく、アッパーで打つ為だったのだ。
アッパーで打つ理由
「ドライバーは最下点を通過して、クラブヘッドが上昇した時にインパクトを迎える。」
こう言われることも多い。つまり、アッパーで打つということだ。
しかし何故アッパーで打つ必要があるのか。
![ズバゴル](https://zubagolf.com/wp-content/uploads/2019/04/ズバババ!STAF01.png)
アッパーで打つ理由・・・ティーアップしてるからじゃないの?
![たけちゃん](https://zubagolf.com/wp-content/uploads/2019/04/kp000-min160.png)
確かにそれもある。
しかし1番の理由は「スピン量を減らして飛ばしたい」からだ!
アイアンはダウンブローで打つと言われるが、
アイアンはボールを飛ばすクラブではなく、しっかりスピンを掛けてボールを止めたいのだ。
対してドライバーは1ヤードでも前に飛ばしたいクラブだ。
その為にスピン量を減らす為にアッパーで打つ必要があるのだ。
つまり、ボールを左に置く理由は「捕まえるため」ではなく、
「アッパーでスピン量を減らして飛ばす」ためなのだ!
左に置いてもボールは捕まらない?
そうは言っても左に置けばボールは捕まる。そう思っている方もいるだろう。
この意見に対してクラブフィッターたけちゃんは、以下の様に語る。
![たけちゃん](https://zubagolf.com/wp-content/uploads/2019/04/kp000-min160.png)
フェースアングルの事だけ考えたら、あながち間違っていない。
確かにフェースは開いて閉じる動きをする。
つまり左にボールがあればあるほど、フェースは閉じてインパクトを迎えやすいのだ。
「ほら!やっぱりボールは左に置いた方が良いんじゃないか!」
そう思った方も多いだろう。しかし、ちょっと待ってほしい。
もう一度クラブフィッターたけちゃんの話を聞いてほしい。
![たけちゃん](https://zubagolf.com/wp-content/uploads/2019/04/kp000-min160.png)
一見、左にボールを置いた方が良いと思うが、落とし穴は軌道だ。
ボールを左に置けば置くほど、スイング軌道はアウトサイドイン軌道になりやすい、
つまりフェースはクローズで入りやすいが、軌道はアウトサイドインになりやすいのだ。
フェースを閉じる量が多いのか、アウト軌道が強いのか。
これによって球筋は変化してしまうが、どちらにせよ本来の捕まった球とは言えない。
試打データで見るフェースの向き
ここまで説明をしてきて、実際の試打データを見たい方もいるだろう。
ここからはYouTube版ズバババ!ゴルフでお馴染みのゆみちゃんに試打をしてもらった!
ボールの位置でフェースの向き、スイング軌道がどう変化するのか。必見だ!
スタンダードなボール位置
まずはボールの位置を「左足かかとの延長線上」に置いて試打をしたデータだ。
このデータをスタンダードとして話を進める。
ポイントは「フェース角度」と「PATH(スイング軌道)」だ。
・フェース角度は「3.8°オープン(開いてる)」
・PATHは「2.9°アウトサイドイン」
このデータを基準にしてボールの位置でどう変化するのかを、見ていきたい。
ボールを2個分左に置いた場合
・フェース角度は「1.4°クローズ(閉じている)」
・PATHは「6.6°アウトサイドイン」
かなりボールを左に置いた場合、確かにフェースは閉じている。
しかしスタンダードの位置に比べて、スイング軌道はかなりアウトサイド軌道になっている。
先にも述べたが、ボールを左に置けば置くほどにアウトサイド軌道になってしまう。
いくらフェースは閉じてインパクトしても、
スイング軌道がフェース角度を超えるアウトサイド軌道では、元も子もない。
ボールを2個分右に置いた場合
比較対象として、ボールを2個分右に置いた場合も検証してみた!
・フェース角度は「11.2°オープン(開いている)」
・PATHは「2.7°インサイドアウト」
大方の予想は出来たかもしれないが、右に置くことでスイング軌道はインサイドになるが、
フェースは今まで一番開いてインパクトを迎えている。
フェースとスイング軌道。どっちを直すべき?
そもそも軌道とフェースアングルは圧倒的にフェースアングルの方が治しやすい。
極端に言えば手を返せばフェースアングルはすぐにクローズに持っていけるが、
もちろんそれを奨励しているわけではない。
わざわざボールを左においてアウトサイド軌道にするのはもったいないという事だ。
クラブフィッターたけちゃんは以下の様に語る。
![たけちゃん](https://zubagolf.com/wp-content/uploads/2019/04/kp000-min160.png)
本当に捕まった球というのは、やはりインサイド軌道でドローを打つことだと思う。
極端に左右どちらかにボールを置いてインパクトを迎えるのではなく、
フェースを適切に閉じてインパクトを迎えるべきだ!
左にさえボールを置けば捕まえられる。
しかし結果はOBの連続。
だからもっと左に置こうとすればするほど、アウトサイド軌道が強くなる。
これではいつまでも捕まったボールを打つことは出来ないのだ!
ボールの最適な位置とは?
先ほどから本記事でも「左足のかかと前」と表現している。
実際、そのように聞く人も多いだろう。
しかし。よくよく考えてみると、スタンス幅によって変わるのではないか?
広くスタンスを取る人もいれば、狭い人もいるだろう。
何より、毎回同じスタンス幅を取れる人は少ないだろう。
そんな中で非常に興味深い話を発見した。
永久シード選手である片山晋呉プロの左耳の付け根の前という表現だ。
これは個々のプレーヤーのスタンスに影響されないボール位置だと思う。
日によって左耳の付け根の位置が変わる人は、そうはいないだろう。
とは言え、どの位置が絶対というのはない。
練習しながら自分の最適な位置を見つけるべきだ。
そして最後にもう一度言うが、ボールを左に置きすぎるのは絶対にやめて下さい。
【ドライバー】左に置いたら捕まるは違う?適正なボール位置を調べる方法!
まとめ
いかがだっただろうか。
今回はドライバーのボールを左に置きすぎることの危険性を紹介した。
なんとなくボールは左に置くと捕まる。
そう思っているゴルファーも多いと思うが、半分正解ではある。
それはフェースが閉じるという意味ではだ。
しかし左にボールを置きすぎることで、スイング軌道はアウトサイド軌道傾向が強くなる。
そもそもボールを左に置くことは「捕まえること」ではなく「アッパーで打つこと」なのだ。
まずは自分のボール位置は適切なのだろうか。
ドライバーに悩んでいる方は、まずはここから始めてみてほしい。
思わぬ発見が、そこにはあるかもしれない。
本記事にがドライバーに悩むゴルファーのヒントになることを祈って。
本記事のライター
ズバババ!GOLF専属ライターのつじです。
そういえばゴルフを始めたころ。ボールの位置に一番悩んだかも。
練習場で他のゴルファーの方をチラ見したりして。(すいません。)
知らず知らず、自分のボール位置って出来てるんですよね。
ちょっと気になるから、今度ちゃんとボール位置確認しよっと・・・。
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