インサイド軌道を手にいれる逆転の発想
ゴルフスイングの悩みで多いのが「スイング軌道」だろう。
特にスライスで悩んでいるゴルファーの中には「インサイド軌道」を目指し、
日々多くのブログや動画で研究をしている方も多いだろう。
簡単に身に付く！という言葉を何度も見てきて、
その度に「今回こそはインサイド軌道が身に付くはず！」
意気揚々と打ちっ放しに行っても、いつもと同じスライス連発。
「もうインサイド軌道を身につけるのは無理だろう。。。」
そう嘆いている方。まだ諦めないで頂きたい。
実は逆転の発想でインサイド軌道を手にいれる方法があるんです！
「なんだ。アウトサイド軌道を身に付けたい人は関係ないのか。」
そう思っている方。ちょっと待ってほしい。
実は今回の方法はインサイド・アウトサイド両方に効果があるのだ！
理想のスイング軌道を「楽に」手に入れたい方は必見の内容だ！
多くのゴルファーに効果があるインサイドの作り方
早速「インサイド軌道」の作り方を教えてくれ！
そんな声が聞こえてくるが、少し待ってほしい。
今回の方法はクラブフィッターたけちゃんが、
フィッティングに来た多くのアマチュアゴルファーに実践してきた方法だ。
スイング軌道を修正する方法は、レッスンプロやプロゴルファーが紹介している。
しかしこんなことを思うゴルファーは多いのではないだろうか。（本記事ライター含む）
何度もインサイドに修正動画見て、参考ドリルも紹介してくれるけど、
僕ちんどうしても練習が続かないんだよねー！
楽してインサイド軌道を手にいれる方法無いの？
確かに有益な練習ドリルはたくさんある。
でも、続けなければ身につかないからな。
しかし今回紹介するのは、多くのアマチュアゴルファーの方に、
フィッティング中に試してもらい、効果がある内容だ。
ってか、僕ちん。ってなんだよ。。
クラブフィッターたけちゃんはスイングを教えるプロではない。
あくまでもフィッティングのプロだ。
フィッティングを受けた多くの方が、今回紹介する方法でスイング軌道が変わるという。
しかも！ある１点を意識するだけだという。
スイングが難しい理由は「横」と「縦」の動き
ゴルフスイングの難しいところは「横」と「縦」の動きがミックスされていることだ。
ここでいう「横」とはスイング軌道だと理解して頂きたい。
つまり「インサイド軌道」や「アウトサイド軌道」の事だ。
そして「縦」とは入射角だと理解して頂きたい。
つまり「アッパー」や「ダウン」の事だ。
多くのアマチュアゴルファー（本記事ライター含む）は、
どうしても「横」のスイング軌道に注目する傾向がある。
腕をもっと内から入れようとか、逆に外から下ろそうなど。
スイングプレーンのイメージでスイング軌道を修正しようとするが、
この「横」の動きはなかなか修正が難しい。
それは今も「インサイド軌道」を手に入れようと、
日々情報を集めたり、練習をしている皆様なら分かって頂けるはずだ。
インサイド軌道で重要な「入射角」
ゴルフスイングが難しい理由を簡単に説明した。
では一体どうしたら良いのか。
クラブフィッターたけちゃんが勧めているのが「縦」の動きに注目することだ。
多くのゴルファーは軌道と入射角の関連がある。
これは数多くのフィッティングデータでも分かることだ。
基本的にインサイドアウト軌道の人はアッパーが強く、
アウトサイドイン軌道の人はダウンに打つ傾向がある。
「横」の動きである軌道と、「縦」の動きである入射角は連動しているのだ！
インサイド軌道を目指すならアッパーで打て！？
先にも紹介したが、軌道と入射角は連動していることが非常に多い。
「インサイドアッパー」というが、まさにその通りなのだ。
例えばボーリングの球を投げる様な動作をした時（アッパー）は、
アウトサイドの様な軌道を取ることは困難だろう。
アッパーの動作を意識的に取り入れる事で、軌道改善することが多い。
これはスイングにおける【原理原則】なのだ。
フィッティング中の時間で、この一点を指摘することで数多くのゴルファーの軌道を改善してきた。
では、ここからは実際のスイングデータを確認していこう。
スイングデータから見る軌道と入射角の関係
それではここからは実際のスイングデータを見ていこう。
今回はInstagramでも活躍中の「ゆみちゃん」に協力して頂いたぞ！
ゆみちゃんはアウトサイドで悩んでいるゴルファーの一人だが、入射角で軌道にどれだけ影響があるのか。
実際にデータを見て頂こう。
いつも通りにスイングしたデータ
こちらがゆみちゃんのスイングデータだ。
今回のデータで注目してほしいのは以下の項目だ。
・アタックアングル（入射角）
・PATH（軌道）
アタックアングルは0.4°(勝)となっているが、これは0.４°アッパーで打てているという意味だ。
PATHは3.3°OUT TO IN（アウトサイド）となっている。
あっれれぇ〜？おかしいな〜？アッパーで打ててるじゃん！
なんでアウトサイド軌道なの？
あっれれぇ〜？じゃねーよ。久しぶりにイラッとしたわ。
確かに0.4°アッパーになっている。
ゆみちゃんのヘッドスピード(35m/s前後)なら、
3°から4°アッパーに打ってほしい。
次はもう少しアッパーを意識して打ってもらうぞ。
アッパーを意識したスイングデータ
注目の軌道と入射角のデータは以下の様になっている。
・アタックアングル（3.8°アッパー）
・PATH（0.3°IN TO OUT）
アッパーを意識して理想値である3°〜4°アッパーで打てている。
そして気になるスイング軌道は0.3°インサイドとなっている！
入射角（アッパー）を意識することで、軌道も同時に変化しているのは驚きだ。
今まで軌道と入射角って別々だと思ってたよ。
アッパーだけ意識したら軌道も変わってるからびっくりした・・・！
これがクラブフィッターたけちゃんがフィッティングで行っている方法なのだ。
まさに逆転の発想といえる。
インサイド軌道でもスライスは直らない？
先ほどのスイングデータでは、アッパーになることでインサイド軌道に変化した。
しかしあるポイントに注意は必要だ。
ゆみちゃんのデータはびっくりしたんだけどさ。
フェース角度は13.6°オープンになってるじゃん。
これってつまり、インパクトの時にフェースは右向いてるってこと？
これだとスライスしちゃうんじゃない？
急に鋭い質問をするなよ。ここでさっきの「あっれれぇ〜」使えよ。
今回は軌道を修正する方法として、「入射角」が重要という話をした。
入射角と軌道を修正して、はじめてフェースを閉じる練習をする。
すべてを同時に行うのではなく、一つ一つ改善していくんだ！
スイング軌道を確認する方法
スイング軌道は「軌道（横の動き）」だけでなく「入射角（縦の動き）」も重要。
非常に理解出来たが、一体どうやってその動きを確認出来るのだろうか。
目視でアッパーやインサイド軌道を確認することは不可能だ。
フィッティングではこうしたスイング軌道を確認出来る計測器がある場所もある。
フィッティングを受けたことが無い方は、相談してみてほしい。
何よりもまずは自分の状態を知ることから始まるぞ！
フィッティングを受けるのは勇気がいるかもしれない。
しかし、こうした意見もある。
スライスするからアウトサイドだと思っていたけど、ただフェースが開いているだけでインサイド軌道だった。（ズバババゴルフ視聴者のコメント）
スライスするにせよ、フックするにせよその原因は様々だ。
何時間も悩んで打ちっ放しに行き、貴重な時間とお金を使うよりも、
まずはフィッティングを受けてみること。
たった少しの勇気と時間を使うだけで、人生が一気に変わることもある。
まずはフィッティングを受けてみて自分のスイングを知ってみよう！
【動画】スイング軌道を一発で改善する方法が意外すぎた？！
まとめ
いかがだっただろうか。
今回はインサイド軌道を修正する方法を紹介した。
どうしても軌道を直す方法を調べてたり実践しようとするが、軌道には「入射角」が連動している。
つまり。入射角を意識することで軌道も変化するのだ。
しかし軌道も入射角も目視だけでは分からないし、打った球だけで判断は出来ない。
必ず計測器がある場所でフィッティングを受けてほしい。
今回の方法はスイングの【原理原則】なのだ。
フィッティングはクラブだけと思うが、実は己を知るのがフィッティングなのだ。
少しでも本記事がスイング軌道に悩んでいる人に届くことを祈り、筆を置く。
本記事のライター
ズバババ！GOLF専属ライターのつじです。
なにを隠そう、私もこうした悩みを持っていました。
絶対アウトサイド軌道だからスライスしている。
そう思ったらフェースが開いているだけで、軌道はインサイドでした。
縁があってたけちゃんのフィッティングを受けて知ることが出来て、
それまでの悩みが一気に解決したあの感動を今も覚えています。
フィッティング受けてない方は本当に一度受けてほしいな。
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