軽量アイアンシャフトの決定版!
アイアンは重いシャフトを扱えることが上級者の証。
そう思っているゴルファーは少なくないだろう。
しかし近年は軽量アイアンシャフトが大注目なのだ!
その理由として「国内女子ツアー」がある。
国内女子ツアーで戦う彼女たちの中には、
70g台のアイアンシャフトを好んで使う選手が増えてきている。
しかし今まで70g台のシャフトは、あまり選択肢がなかったのは事実だ。
2024年3月。ほぼ同時期にTRAVIL IRON75とN.S.PRO 750GHneoが発売された!
今回は2つのシャフトの特長を解説。さらに貴重な振動数比較に試打比較を行うぞ!
アイアンシャフトに悩んでいる方、軽量アイアンシャフトを選ぼうとしている方は必見だ!
TRAVIL IRON75の特長
TRAVIL IRONは、軽量シャフトの最新鋭カーボンアイアンシャフトと言える。
TRAVIL IRONはボールを狙ったところに止めるのに必要な要素である、
落下角にフォーカスした新しいアイアンシャフトだ!
カーボン、金属、ゴムをコンポジットする事でなめらかな打感としない戻りを緻密にコントロール。
また手元の剛性を抑えた中元調子なのでシャフトがギリギリまで粘り、
ヘッドの操作性が高まる事で緩やかな入射角になる。
その結果、高い打ち出しを得られ、落下角でボールを止めるのが一番の特長だ。
N.S.PRO 750GHneoの特長
N.S.PRO 750GHneoは重量と硬さのバランスがまさにベストマッチしたシャフトと言える。
日本シャフトは70g台スチールアイアンシャフトの先駆者である。
これまで発売されたN.S.PROゼロス7と、N.S.PRO750GHは、
重量と硬さにややギャップがあったのが事実だ。
先駆者ゆえにそういった課題を払拭して生まれたのがN.S.PRO 750GHneoだ!
TRAVIL IRON75・N.S.PRO 750GHneo振動数比較
それではここからは、TRAVIL IRON75・N.S.PRO 750GHneoの振動数比較を行うぞ!
TRAVIL IRON75 | N.S.PRO 750GHneo | |
---|---|---|
振動数 | 283CPM | 282CPM |
数値が大きい程しなり戻りが速く、硬いと感じる。
・TRAVIL IRON75Sは重量が77gで振動数は283CPMとなっている。
・N.S.PRO 750GHneoは重量が78gで振動数が282CPMとなっている。
振動数を見ると、かなり近い数値となっている。
N.S.PRO 750GHneoは、かなりバランスのとれたシャフトと説明したが、
この数値をみるとTRAVIL IRON75もかなり重さと硬さのバランスが取れたシャフトと言える。
むしろ全く違う大手シャフトメーカーがこれだけ似た数値を出してきた事自体、
ある意味でこの重量帯を必要とするゴルファーの正解を導き出したと言っても過言ではない。
TRAVIL IRON75・N.S.PRO 750GHneoの違い
TRAVIL IRON75はカーボンシャフト。
N.S.PRO 750GHneoはスチールシャフト。
まさかこれだけの違いではない。
TRAVIL IRON75・N.S.PRO 750GHneoの違いについて、クラブフィッターたけちゃんは以下のように語る。
TRAVIL IRON75・N.S.PRO 750GHneoの違い。
それはキックポイント。つまり「調子の違い」だ。
TRAVIL IRON75は軽量シャフトでは珍しい「中元調子」
N.S.PRO 750GHは「先調子」だ。
クラブフィッターたけちゃんは、さらに以下のように語る。
重量、硬さがかなり似ていた反面、真逆の調子のシャフトだ。
捕まえたいゴルファーはN.S.PRO 750GH
引っ掛けたくないゴルファーはTRAVIL IRON75
それでは続いては試打比較をご覧いただこう!
TRAVIL IRON75・N.S.PRO 750GHneo試打比較
お待たせしました!
TRAVIL IRON75・N.S.PRO 750GHneo試打比較をご覧いただこう!
試打を行うのはクラブフィッターたけちゃんだ!
そして女性代表として、ゆみちゃんも試打を行ったぞ!
シャフトのキャラが明確なTRAVIL IRON75・N.S.PRO 750GHneo
試打を行ったクラブフィッターたけちゃんにとっては、今回の2本はアンダースペックだ。
そして、ゆみちゃんにとっては70g台は重いシャフトとなる。
しかし、TRAVIL IRON75・N.S.PRO 750GHneo。
それぞれの特長はしっかり掴めたと、クラブフィッターたけちゃんは語る。
シャフトがしっかりとついてきてくれる感じはN.S.PRO 750GHneoの方が強い気がした。
ただ、私の感覚では先調子というよりは全体がしなる中調子というイメージだ。
N.S.PRO 750GHneoは先調子のシャフトであるが、クラブフィッターたけちゃんは
「中調子」の様に感じたという。
もちろん捕まらないわけではないが、引っ掛けが出て困るという感じでもなく、
まさにバランスの取れたスチールシャフトという印象だ。
対してTRAVIL IRONはというと。
TRAVIL IRONは、この重量帯で中元調子のシャフトは少ない。
中元調子のシャフトが好きな方は是非試してほしい。
重いシャフトは打てないが引っ掛けを嫌うゴルファーはTRAVIL IRON一択となるだろう。
試すべきゴルファー
70g台の軽量アイアンシャフト「TRAVIL IRON75・N.S.PRO 750GHneo」
一体どんなゴルファーが試すべきなのか、クラブフィッターたけちゃんに聞いてみた。
ドライバーシャフト重量が40g台のゴルファーにとってかなり恩恵があるシャフトだ
重量フロー的にもバッチリ合うので、まずは試打をしてほしい!
近年は軽量ドライバーシャフトの種類も増えてきている。
しかし軽量アイアンシャフトはあまり種類がなかったのは事実だ。
N.S.PROはご存知の通り、アイアンシャフトのロングセラーであり、使用している方も多いだろう。
そしてTRAVIL IRONは今話題沸騰のアイアンカーボンシャフトとして、多くのプロからも
高い評価を受けているシャフトだ。
そんな2つのシャフトの軽量モデル。いわゆる「推しシャフト」なのだ!
TRAVIL IRON75・N.S.PRO 750GHneo。
フィッター目線からしても、かなりお勧めできるシャフトだ!
ぜひ試打をしてもらいた!
クラブフィッターたけちゃんが太鼓判を押す軽量アイアンシャフト。
アイアンは重いものを使ってナンボ。
なんて思っている方がいたら、まずは試してみてほしい!
世界観が変わる出会いになるかもしれないぞ!
【動画】2大シャフト試打比較!失敗しない軽量アイアンシャフトの選び方
まとめ
いかがだっただろうか。
今回は70g台の軽量アイアンシャフト、TRAVIL IRON75・N.S.PRO 750GHneoを紹介した。
中元調子が好きで、で引っかけを嫌うゴルファーにお勧めな「TRAVIL IRON」
先調子が好きで、バランスの取れた「N.S.PRO 750GHneo」
そしてドライバーシャフトが40g台の方は、ドンピシャで重量フロー的に合っているので、
まずは試打をしてほしい!
今回紹介したTRAVIL IRON75・N.S.PRO 750GHneoは70g台だけでなく、
数多くの重量ラインナップがある。
本記事を読んで今回紹介した2本のシャフトが気になったかたは、
まずは試打をしてほしい。
その際は信頼できるフィッターのフィッティングを受けつつ、試打をしてほしい。
貴殿に最適な1本に必ず巡り会えるはずだ!
本記事のライター
ズバババ!GOLF専属ライターのつじです。
私は軽いシャフトが好きなのですが、軽いシャフトと重いシャフト。
同じ長さでも軽い方が短く感じるんですよね。
これがにんげんの感覚。ってやつなんですかね?
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