スコアアップの鍵はボールにあり！
ゴルフは面白い。何が面白いと言うと、自分で使うボールを自由に決められる事だ。
数多のスポーツがある中で、自分でボールを決められるスポーツは珍しい。
それであれば、ボール選びもこだわりたい！
しかし、そうは言ってもゴルフショップに行けばたくさんのボールがある。
どれを選べば良いのだろうか・・・。
今回はキャロウェイのクロムソフトシリーズの3種類を試打比較！
その中で、一体どんなボールを選べば良いのかを徹底解説するぞ！
クロムソフト3種類
まずは今回の試打検証で使用するクロムソフトを紹介する。
・クロムソフト
2022年3月発売。公式サイト価格￥6,930(税込)
・クロムソフトX
2022年3月発売。公式サイト価格￥6,930(税込)
・クロムソフトX LS
2022年3月発売。公式サイト価格￥6,930(税込)
クロムソフト3モデルの特長
クロムソフトシリーズは、いわゆる「ツアーボール」と呼ばれるボールだ。
スピン系とも言われ、多くのプロゴルファーや、競技ゴルファーが愛用している。
では、すべてボールの分類で言えば「ツアーボール」であるのに、なぜ3モデルあるのか。
それは、それぞれ得意とするパフォーマンスがあるからだ。特にスピン量に差が出る。
【スピン量が多い順】
クロムソフト＞クロムソフトX＞クロムソフトX LS
このスピン量に注目して、試打データをご覧頂きたい。
試打方法は、それぞれのボールを「ドライバー・7アイアン・ウェッジフルショット」で行う。
試打を行うのは、クラブフィッターたけちゃんだ。
ドライバー試打
まずはドライバーの試打データから見て頂こう。
※（訂正）クロムソフトのヘッドスピード・・・43.1m/s
キャリー・総飛距離に関して言えば、3モデルで大きな差は無い。
しかし、注目して頂きたいのは「総スピン量」だ。
クラブフィッターたけちゃんは、ドライバーのスピン量が平均して3000RPM後半が多い。
それを踏まえて改めてドライバーの試打データを見て頂きたい。スピン量がすべて2000RPM台である。
特にクロムソフトX LSに関して言えば「2095RPM」という驚異の低スピンを実現している。
飛距離は「初速・打ち上げ角度・スピン量」で決まる。
このスピン量が多すぎても、少なすぎても飛距離が伸びないが、クロムソフトX LSの2095RPMは、圧倒的な低スピンを実現している。
※LS=（Low Spin）
今回はクロムソフトXがクロムソフトよりもスピン量が多い結果となったが、それでも2825RPMという低スピン。
普段からドライバーのスピン量が多くて悩んでいるゴルファーは、クロムソフトX・クロムソフトX LSを試して欲しい。
7番アイアン試打データ
続いては7番アイアンでの試打データをご覧頂こう。
今回の試打データでは、クロムソフトXが一番スピン量が多い結果となった。
クラブフィッターたけちゃんは、クロムソフトXはアイアンでグリーンを狙う際に、威力を発揮するボールと評している。
近いボールとして、スリクソンZ-STAR ダイヤモンドを挙げている。
2打目でミドルアイアンを使ってグリーンを狙う場合、よりシビアなグリーンセッティングであれば、スピン量が多いなければならない。
クラブフィッターたけちゃんは、グリーンを狙うスピン量の理想は6000RPM以上と言う。
クロムソフトXはその理想を実現しているのだ。
ウェッジ試打データ
最後はウェッジ（100yds）の試打データをご覧頂こう。
ウェッジのデータはハッキリと特長が出た。
ツアーボール。つまりスピン系ボールの中でも、一番スピンに特化しているのが「クロムソフト」であるが、ウェッジのデータで圧倒的なスピン量を計測した。
低スピンを狙ったクロムソフトX LSはドライバーのスピン量も減っているが、ウェッジのスピン量も他の2モデルと比べると少ない。
誤解ないように言うが、クロムソフトX LSのウェッジスピン量が少ない訳ではない。アマチュアの一般営業のグリーンであれば、十分なスピン量だ。
クロムソフト3モデルの強み
クラブフィッターたけちゃんは、今回のクロムソフト3モデルを以下の様に評価している。
それぞれのボールがどこに特化しているのか。というイメージである。
・クロムソフト
→ウェッジに強い
・クロムソフトX
→ミドルアイアンに強い
・クロムソフトX LS
→ドライバーに強い
ただし気を付けて欲しい。
ドライバーに強いクロムソフトX LSではあるが、そもそもドライバーのスピン量が少ないゴルファーが使うのは要注意だ。
ツアーボールの選び方
ここまで3モデルの特長を紹介してきたが、重要なポイントは「自分のデータを知ること」だ。
例えば、自分のスピン量を知らずして、最適なボールを選ぶ事は出来ない。
先の例ではあるが、ドライバーのスピン量が少ないゴルファーが、クロムソフトX LSを使ってしまえば、必要以上にスピン量が減ってしまい飛距離が落ちる可能性もある。
自分のデータを知る事で、どこが自分に足りていないのか。どこを伸ばすべきなのかが、明確になる。
明確になった上で、自分に最適と思うボールを選べる。
個人でプロが使う様な測定器を導入するのは、難しい。
自分のデータを知りたい方は、まずはフィッティングを受けるのも良いだろう。
「自分はスピン量多いんだろうなー。」
なんて思って測定してみると、意外とスピン量が少なくてビックリする事もあるだろう。（経験者は語る。）
キャロウェイのクラブを使っている方は試す価値あり！
本記事を読んでいる方で、キャロウェイのドライバーやクラブを使っている方は多いだろう。
当然ではあるが、クロムソフトを開発する段階でロボットテストなどで使用するクラブは「キャロウェイのクラブ」だ。
キャロウェイのクラブを使って一番良いデータを集めている訳であるので、キャロウェイのクラブを使っているゴルファーは、
一度クロムソフトを使用する事をお勧めするぞ！
自分のゲームプランに合わせて考えてみる
クロムソフト3モデルについて紹介してきた。それぞれのボールには強みがある事が分かって頂けただろう。
たけちゃん。クロムソフト3モデルどれも興味深いよね。
ゆみちゃんはどのボール使ってみたい？
私は3打目にグリーンに乗せるゲームプランを考えているから、ウェッジに強い「クロムソフト」かな？
そのチョイスはまさにドンピシャだ。
自分のデータを知っている前提ではあるが、どのショットを最大に活かしたいか。
そうやってボールを選ぶのはスコアアップに繋がるぞ。
【動画】最適なツアーボールの選び方｜Callwayクロムソフト3種を徹底試打！
まとめ
いかがだっただろうか。
今回はクロムソフト3モデルを紹介した。
改めて簡単にまとめる。それぞれの強みは以下の通りだ。
・クロムソフト
→ウェッジに強い
・クロムソフトX
→ミドルアイアンに強い
・クロムソフトX LS
→ドライバーに強い
これはあくまでもボールとしての性能特長である。
繰り返しになるが、まずは自分自身のデータを知る事が何よりも大事だ。
スピン量が少ないゴルファーがスピン量が減るボールを選んでしまっては、その性能をフルに発揮する事は出来ない。
ゴルフは自分でボールを選ぶ事が出来る珍しいスポーツだ。
クラブにどうしても注目が行くが、今回のクロムソフトを開発するにあたり、約55億円の費用をかけて製造設備と工程の見直しを図っているほど、
キャロウェイの本気度が分かる。
今年こそベストスコア更新を目指すゴルファーは、是非一度ボール選びを改めて考えて欲しいと願い、筆を置く。
当記事のライター
ズバババゴルフ専属ゴルフライターのプロドラマーつじです。
Youtubeズバババ！ゴルフを見ている方も、この記事を読んでいるかもしれないですが・・・。
時々動画に出てきます。
すると、ドラムの弟子が時々見ているようで・・・。
「なんかドラムの時より生き生きしてますね。」
なんて言われる日々。今日もゴルフが楽しくて仕方ないです。
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