実証実験!価格別ゴルフボール性能比較
ゴルフボールには、1球1,000円近くするものから、ロストボールのように、1球100円以下で買える非常に安価な商品も存在する。
今回は、すべてのゴルファーにとっての素朴な疑問、「価格によってボール性能に差があるのか?」について、詳しく紹介していく。
実際に、高価なボールと、比較的お安いボールを打ち比べた結果に注目して欲しい。
当記事が、ゴルフボール選びに悩むすべてのゴルファーのお役に立てることを確信している。
同メーカー(ダンロップ)高いボールと安いボールを比較
ちなみに、どちらのボールも同メーカー(ダンロップ)のボールを比べてみた。
【高いボール】ゼクシオ SUPER SOFT X
ヘッドスピードがそれほど速くない年配の方や、女性におすすめのディスタンス系ボール。
- 1ダース:メーカー希望小売価格 8,400円+税
- 1個:700円+税
ゼクシオ史上最軟のコアがもたらす“スーパーソフトフィーリング”と“飛ばす快感”
引用:ゼクシオ SUPER SOFT X | ボール | ゼクシオ | DUNLOP GOLFING WORLD
▼ゼクシオ SUPER SOFT Xの詳細は以下より
【安いボール】スリクソン DISTANCE
ディスタンス系のボールの中でも、コスパが非常に高く、広い層のゴルファーに人気のボール。
- 1ダース:ショップ販売価格 1,850円+税
- 1個:154円+税
鋭い飛びだしと力強い弾道で大きな飛び。
引用:スリクソン DISTANCE | ボール | スリクソン | DUNLOP GOLFING WORLD
▼スリクソン DISTANCEの詳細は以下より
【高いvs安い】価格別ゴルフボール性能比較
それでは以下より、クラブフィッターたけちゃんが、実際に2つのボールを打ってみた結果をご紹介していこう。
ウェッジ、7番アイアン、ドライバーの順で比較を行った。
ボール比較その1|ウェッジでの比較
ウェッジ比較 | ||
---|---|---|
価格 | 高い | 安い |
飛距離 | 47yds | 46yds |
総スピン量 | 4,375rpm | 3,010rpm |
たけちゃん
まずはウェッジから同メーカーのディスタンス系のボールを比較してみたで
たけちゃん、解説よろしくです
ズバゴル
たけちゃん
上のデータの通り、高いボールの方が1,300回転もスピン量が多かったんや
これは何を意味するの?
ズバゴル
たけちゃん
つまり、高いボールの方がスピン性能が高くアプローチで寄せやすいことを意味してるんや
たけちゃん
近年のディスタンス系ボールは、コア技術等の進歩によってスピン性能が大幅に向上してるんやで
飛距離も欲しい、アプローチにもこだわるゴルファーには嬉しいボールやね
ズバゴル
たけちゃん
ズバリ、ウェッジでは高いボールはスピンがかかりやすいという結果が出たで
ボール比較その2|7番アイアンでの比較
アイアン比較 | ||
---|---|---|
価格 | 高い | 安い |
飛距離 | 145ds | 143yds |
総スピン量 | 5,515rpm | 4,700rpm |
たけちゃん
正直、アイアンは、価格によってボール性能に違いが感じられなかったんや
データもほとんど違いがないもんね
ズバゴル
たけちゃん
今回は7番アイアンの結果やけど、ひょっとするとロングアイアンでは違いが出るかもね
▼関連記事
ボール比較その3|ドライバーでの比較
ドライバー比較 | ||
---|---|---|
価格 | 高い | 安い |
飛距離 | 243ds | 242yds |
総スピン量 | 2,365rpm | 2,800rpm |
たけちゃん
予想通りドライバーでは違いが明確に出たで
HONMAや、スピン量が大きく違ってまんな
ズバゴル
たけちゃん
距離に差はなかったけど、高い方のボールは適正なスピン量で、安い方はスピン量が多すぎる。スピン量が多すぎると風の影響を受けやすく、実際のゴルフ場では大幅に距離をロスしてしまうんや
スピン量が多すぎると飛ばないっていうもんね
ズバゴル
たけちゃん
せやで。あと、高いボール(ゼクシオ)の打感は超柔らかく本当に「潰して飛ばす」イメージがピッタリなんや。この感覚は一度味わってみて欲しいんや
さすが、ゼクシオ史上最軟のコアですな
ズバゴル
たけちゃん
ズバリ、今回打った高いボール(ゼクシオ)は、ヘッドスピードが40m/s以下のゴルファーには、ボール性能の恩恵が大きく受けられる可能性が高いボールなんや!
▼ゼクシオ SUPER SOFT Xの詳細は以下より
▼関連記事
高いボールの方がパターが入る?
ボールの価格や性能の違いによって、パターでのカップインの確率は変わってくるのだろうか?
答えは「ノー」だ。
ただし、最近のパターのインサート部分の進化により、ボールをヒットした時の感覚が非常に感じやすくなってきているのだ。
つまり、硬いボールは硬く感じ、柔らかいボールは柔らかい打感がストレートにゴルファーに伝わるようになっている。
繊細なフィーリングが求められるパターにおいて、ボールをヒットした時の打感は、大なり小なり結果に影響してくるはずだ。
インサートとは:パターのフェース面に埋め込まれた、パター本体と違う金属や樹脂等の別の素材の部分
本当にお得?ロストボールを選ぶリスク
ロストボールとは、その名の通り、「ロスト=失われた」ボールのことであり、ゴルフ場のOBゾーンや、ウォーターハザードで回収された中古のゴルフボールのこと。
市販されているロストボールは、表面がクリーニングされ、新品と見分けがつかないほどきれいな商品も多い。
しかし、「ロスト」する前の使用状況や、特にウォーターハザード内で放置されていた期間によって、性能が大きく劣化している可能性もある。
よって、価格の安いロストボールを購入する際は、その当たりのリスクも考慮して購入するべきだ。
ご注意!ボール選びで最も大切なこと
今回は、ディスタンス系のボール比較だが、クラブフィッターのたけちゃんにとっては、2つのボールとも球筋が右(スライス)に出てしまっているのだ。
つまり、たけちゃんにとって、今回の2つのボールは柔らかすぎるということが言える。
要するに、ボール選びで最も大切なことは、自分のスイング数値に合わせたボールを選ぶということに尽きる。
自分のスイング数値をご存じない方は、是非とも一度、クラブフィッティングを受けてみることを強くお勧めする。
あと、自分の「ゴルフ」と「生活」のレベルに合わせたボールを選ぶこともお忘れなく。
スイング数値とは:握力、ヘッドスピード、スイング軌道、スイングタイプ等のデータ
▼関連記事
まとめ
いかがだっただろうか。
今回は、クラブフィッターたけちゃんによる、価格差によるゴルフボールの性能比較をご紹介してきた。
実証実験の結果を以下にまとめておく。
- ウェッジ:高価なボールの方がスピン量が多くスピンで止めやすい
- アイアン:価格によって性能差はほとんどない
- ドライバー:高価なボールの方が適正なスピン量で飛距離が出やすい
つまり、高価なボールの方が、安いボールに比べ、適切なスピン量が得られるということだ。
▼関連記事
【動画】ディスタンス系ボールの価格別性能比較
最後までお読みいただきありがとうございました。
当記事の内容は、YouTube動画でサックっとご覧いただけます。
動画を公開後、1週間も経たないうちに12万回再生という大変好評な動画です。
実際のボールの弾道と数値、そして、たけちゃんのカッコいいスーツ姿を今すぐチェック!
【高いvs安い】ゴルフボール性能比較。価格差は性能に影響するのか?
【動画】スピン系ゴルフボールの価格別性能比較
スピン系ボール比較も動画でバッチリ勉強しましょう!
▼関連記事
おすすめ!人気ゴルフアイテム記事5選
2021決定版!おすすめゴルフシューズ
★★★★★
人気ゴルフ練習器具ランキング
★★★★★
超絶おもしろヘッドカバー20選
★★★★★
おすすめゴルフマーカー30選
★★★★☆
人気パターグリップ|スーパーストローク
★★★★☆