タイトリストAVXとProV1を徹底比較
海外では2017年から発売されていたタイトリストAVXが、2020年3月に日本でも発売となった。
海外では非常に評価の高いボールだが、ついに国内でも販売されることになった。
プロ使用率No.1であるタイトリストのV1シリーズ。
そのV1シリーズと同じカテゴリーとされるのが、今回紹介するAVXだ。
AVXはAlternative V and Xの略称であり、プロV1・プロV1xでもない第三の選択肢と誕生した。
AVXはどれだけの性能を発揮して、どのような特徴があるのか。
今回はプロV1との打ち比べを行い、その違いを徹底比較する。
ボール選びに迷っている方・ディスタンス系ボールを使っている方でスピン系を試したい方は必見だ!
スピン系とは思えないほど柔らかいAVXの打感
AVXはV1シリーズと同じくスピン系に分類されるボールで、値段もV1シリーズとほぼ同じだ。
クラブフィッターたけちゃんは、AVXの特徴として「スピン系とは思えない柔らかい打感」を挙げている。
打感としてはCallawayのCHROME SOFTに近い打感だという。CHROME SOFTも非常に柔らかい打感だ。
AVXのボールの構造が打感の柔らかさを実現している。ボールはコアが大きいと柔らかく感じる。
AVXは大きなコアと、新開発となる薄いウレタンエラストマーカバーを採用する事で、非常に柔らかい打感を実現している。
▼タイトリストAVXの詳細
AVXとプロV1の試打データ
今回はドライバーとアプローチでの試打データを比較する。
試打を行うのは、クラブフィッターたけちゃんだ。
AVXとプロV1のドライバー試打データ
AVX | プロV1 | |
---|---|---|
ヘッドスピード | 43.1M/S | 44.3M/S |
ボールスピード | 62.0M/S | 61.5M/S |
スピン量 | 2965RPM | 3275RPM |
飛距離 | 245YDS | 238YDS |
上記がAVXとプロV1のドライバー試打データだ。
スピン量に注目して頂きたい。
たけちゃんは普段、スピン量が3000RPM台と多いのだが、AVXは2965RPMとスピン量が減少している。
飛距離の差はスピン量によるものだ。
今までスピン量が多くて悩んでいたゴルファーは、飛距離が伸びる可能性が高い。
ドライバーにおいても打感の柔らかさをハッキリと感じた。
柔らかい打感が好みで、スピン量が多いゴルファーにはAVXはオススメと言える。
AVXとプロV1のアプローチデータ
AVX | プロV1 | |
---|---|---|
ヘッドスピード | 16.1M/S | 16.6M/S |
ボールスピード | 21.0M/S | 22.5M/S |
スピン量 | 6930RPM | 7675RPM |
飛距離 | 51YDS | 50YDS |
続いての試打データはアプローチショットだ。
どちらも50YDSを狙って試打を行った。
スピン量に定評のあるプロV1はさすがのスピン量と言える。
プロや厳しい環境の中でプレーするゴルファーにとって、アプローチのスピン量は生命線と言える。
AVXよりもさらにスピン量が出るプロV1は、そうしたゴルファーにとっては手放せないボールだろう。
ただAVXのスピン量も申し分なく、一般的なコースセッティングであれば問題なく止まるスピン量だ。
スピン量的にはプロV1xに近いが、打感が柔らかいのがAVXだ。
AVXはドライバーもアプローチも非常に打感が柔らかい。
性能的にも申し分なく、しっかりプロV1・プロV1xと差別化が出来ていると言える。
▼関連記事
AVXは全てのアマチュアゴルファーが試すべきゴルフボール
クラブフィッターたけちゃんは、ディスタンス系ボールを使っている方にも使って欲しいという。
ディスタンス系ボールはAVXの様にコアが大きい。
つまり打感がAVXと近いので、違和感なくスピン系ボールへの移行ができるからだ。
今までスピン系ボールを使ってこなかった方にこそ、是非試してもらいたいボールだ。
ドライバーではスピン量が減り、アプローチではしっかりスピンが入る。
そして、ディスタンス系ボールを使っていたゴルファーは、打感の違和感なくスムーズに移行出来る。
AVXはまさにアマチュアの為に開発されたボールといっても過言ではないだろう。
【Q&A】クラブフィッターたけちゃんに聞く!
AVXを試すべきゴルファー
たけちゃん、今回もよろしくだっちゃ!僕ちんボール選び迷ってるんだけど、AVXを試すべきゴルファーってどんな人?
AVXってスピン系だよね?それで柔らかいって珍しいよね?
そうだな、後はクロムソフトくらいだろうな。これから柔らかいスピン系ボールが増えてくるだろうな。
僕ちん、ディスタンス系ボールを使ってるんだけど、そんな僕ちんでも使えるかな?
ん?ヌルッと・・・?オラ、ワクワクしてきたぞ。
そんなこと言ってねーよ。
トーナメントプロの使用率
プロV1シリーズはプロ使用率No.1だけど、AVXってトーナメントプロ使ってるの?
ほとんど使われてないな。多くの選手がV1シリーズを使っているが、AVXの知名度が今ひとつなのは、やはりプロが使っていないという所はあるだろうな。
やっぱりプロが使ってる!って言われると、なんだかプロ使用球を選びたくなっちゃうんだよねー。
気持ちは分かるけどな。ただ、ヘッドスピードが42M/S前後のアマチュアゴルファーがボールの性能をフルに発揮しやすいのはAVXだろうな。
プロはヘッドスピードが速いから、プロV1でもしっかりコアを潰せて性能を発揮しやすいって聞いた事あるよ。
性能を発揮しやすいボールを使った方がスコアアップするよね!
打感の柔らかい・硬いは何の違い?
ボールの話を聞いてるとさ、柔らかい・硬いって言うけどさ、この違いは何の違いなの?
それはコアの大きさの違いだ。柔らかいコアが潰れるから打感として柔らかいと感じるんだな。
なるほどー。AVXはコアが大きいから、打感が柔らかいって事なんだね。
その通り。V1シリーズよりもAVXはコアが大きいから、柔らかい打感になる。柔らかい打感が好きな人にはたまらんだろうな。
自分に合ったボールの選び方
たくさんいろんなボールがあるけどさ、自分に合ったボールってどうやって選んだらいいのか教えて!
何と言ってもまずは試してみる事だな。特に今までディスタンス系ボールを使っていて、スピン系を使いたい方はAVXを試すのは良いと思うぞ。
なるほど。まずは使ってみるって大事なんだね。
AVXを使ってみてから、V1シリーズなどの他のスピン系も試してみる。そうする事で比較対象が自分の中で出来るからな。
今まで使っていたディスタンス系ボールとAVXをコースで試してみるよ!
そういえばたけちゃん。AVXってイエローもラインナップされてるよ。
黄色フェチにはたまらんな。
ポロシャツも黄色ですな。噂によるとパンティの前面部も黄色(後部は茶色)らしいし、イエローのAVXなんてどうでっか?
何度も言うがパンツは白やで。正確には元々の色は白や。
元々は白・・・。たけちゃん・・・。今回もサンキュー!
【新スピン系】タイトリストAVXとプロV1の違いを徹底比較【打感&評価】
タイトリストから『プロV1』『プロV1x』と並ぶ、スピン系ボール『AVX』(発売日:2020年3月6日)はどのようなゴルファーが使用するべきなのか?実際にプロV1と徹底比較してみました。
まとめ
いかがだっただろうか。
ゴルフはボールを自分で決められる珍しいスポーツだ。
ボールの性能がフルに発揮された方がスコアアップが望める。AVXはアマチュアゴルファーでも性能が発揮しやすい事が分かった。
以下にタイトリストAVXの特徴をまとめる。
- スピン量が減少
- アプローチのスピン量も入る
- ドライバー・アプローチ共に打感が柔らかい
- イエローもあるから黄色フェチの方にもオススメ
ディスタンス系を使っている方も、違和感なくスピン系であるAVXにシフトしやすい。
今までスピン系を試してこなかったゴルファーの方は、是非一度試してみる事をオススメする。
貴殿のスコアアップの鍵はAVXなのかもしれない。
当記事のライター辻和也氏
最新動画ですー!
音量制限のある中、慎重に叩きましたw【ライブ演奏】北酒場をライブ演奏してみた!【ドラマーの裏側】 https://t.co/Yo3UxDg72q
— つじ@ズバババ!Drums (@KT_tanuki) April 30, 2020
▼関連記事
おすすめ!人気ゴルフアイテム記事5選
2021決定版!おすすめゴルフシューズ
★★★★★
人気ゴルフ練習器具ランキング
★★★★★
超絶おもしろヘッドカバー20選
★★★★★
おすすめゴルフマーカー30選
★★★★☆
人気パターグリップ|スーパーストローク
★★★★☆