エムトレーサーでスイングチェックしてみた結果
ガジェット大好きズバゴルマンが今回お届けする記事は、横峯さくらプロがイメージキャラクターを務める、ゴルフ上達支援アプリケーションのEPSON「M-Tracer|エムトレーサー」だ。
自分のクラブに、小型センサーが内蔵されたM-Tracerを装着しスイングするだけで、ヘッドスピードや自分のスイング軌道(360度から確認可能)などがスマホで確認することができるのだ。
さらに、毎回のスイングを点数で知らせてくれ、的確なアドバイスを受けることも可能だ。
「M-Tracer|エムトレーサー」とは、自分のスイングを毎回チェックしてくれるパーソナルコーチのような存在である。
MT500GPとMT500G2の違い
機種名 | 価格 | スイング解析 | パター解析 |
---|---|---|---|
MT500GP | 3万円程度 | ||
MT500G/MT500GII | 2万円程度 | 要有償アップグレード |
M-Tracerには2つの機種があり、その決定的な違いとは「パッティング解析」の有無である。
ただし、MT500G/MT500GIIをお持ちの方も、5,000円(税込)のアプリの有償アップグレードと、1,000円程度のパター用アタッチメントを別途購入することで、パッティング解析も可能になる。
スイング解析とパッティング解析の両方をお望みの方はMT500GPを購入するべきだろう。
ちなみに筆者は危機的な財政事情を鑑み、少しでも価格が安いMT500GIIをAmazonで購入したことを付け加えておく。
M-Tracerはこんなゴルファーにおすすめ
それではM-Tracerは、どのようなゴルファーに向いているのか?
結論から述べると、「ゴルフの上達を目指す」というのは大前提として、そのポイントは以下の3つに集約されるだろう。
- 自分のスイングを客観的に見てみたいゴルファー
- 数値、データが大好きな方
- ゴルフを(正しく)教えてくれる人が周りにいない方
上記の3つの項目が当てはまるゴルファーであれば、M-Tracerは金額以上の価値があることを保証しよう。
僕がM-Tracerを購入した本当のきっかけ
冒頭で述べたように、ガジェット大好きモンキーの僕は、発売当時からM-Tracerのことが気になっていた。
今回購入を決定づけたきっかけを、このブログをお読みの貴殿だけに赤裸々に語ってしまおう。
そう、それはチーピン地獄からの復活劇にある。
どういうことか?つまり、先週久しぶりに行ったラウンドでの出来事がM-Tracerの購入を決定づけたのだ。
僕を救った同伴者のアドバイス
とにかく前半はひどかった。
ドライバーもアイアンも、何と、パターまで、ひっかけとチーピンばかり…。
前半のスコアは54。
そのチーピンに思い悩み涙目の僕に、HC5の同伴者が一言だけアドバイスをくれたのだ。
「インに引きすぎや(バックスイングでクラブをインサイドに引きすぎている)」
そのアドバイスを素直に聞き、クラブを後方線上にまっすぐ引くように意識しただけで、今までのチーピンが嘘のように矯正され、ナイスショットが怒涛の波のように押し寄せてきたのだ。
マジでビビった。
自分のスイングは見れない=何が悪いか分からない
つまり、自分のスイングの悪いところは、自分では絶対に分からないのだ。
よって、自分のスイングを客観的データで見ることのできるM-Tracerを購入したというわけだ。
ミスショットの原因が分からずやみくもに練習することで、悪い癖を身につけてしまう前に、M-Tracerの購入をぜひとも検討してみるべきだ。
スイング解析までの5つの流れ
それではお待たせした。
ここからは、実際にM-Tracerでスイング分析するまでの流れをみていこう。
- M-Tracerをクラブに取り付ける
- スマホアプリ「Epson M-Tracer For Golf 2」を入手
- 3分で終了アプリ設定
- M-TracerとスマホをBluetoothペアリング
- いざ、スイング解析
M-Tracerを箱から取り出して約30分程度で、クラブへの取付け、アプリ設定、ペアリングが終了するはずだ。
1.ゴルフラブにセットする
クラブへの取付は非常に簡単で、不器用な僕でも3分で完了した。
- アタッチメントの取付
- ストラップをゴルフクラブに通す
- M-Tracer本体の取付
1)アタッチメントをグリップに取り付ける
画像:M-Tracerの同梱品
画像:アタッチメントの「クラブマーク」
アタッチメントはS、M、Lの3種類が同梱されているが、ほとんどのクラブの場合Mサイズで取り付け可能だ。
ポイントは、アタッチメントの「クラブマーク」の方向に合わせて取付けることだ。
上下逆に取りつけてしまうと、本体がビッグドライブしてしまう危険性があるので注意が必要だ。
2)本体にストラップを装着しクラブに通す
本体が吹っ飛んで行くことのないよう、本体とゴルフクラブをストラップでつないでおく。
3)アタッチメントに本体を取り付ける
先に取り付けたアタッチメントにM-Tracer本体を装着しよう。
必ず奥までストッパーに接触するまで差し込み、アドレスした時に、クラブの下側(本体が見えなくなる側)に装着していることを確認しよう。
本体のクラブへの取付は以上で終了だ。
2.専用スマホアプリをダウンロード
スマホ、タブレット専用アプリ(無料)の「Epson M-Tracer For Golf 2」をお使いのスマホにダウンロード。
3.アプリ設定
アプリをインストールしたら、ユーザー登録と、プレイヤーの設定を行う。
ここで入力する「メールアドレス(ID)」と「パスワード」は、パソコンからログインする場合にも必要なので、しっかりと保管しておこう。
4.スマホと本体をペアリング
スマートフォンとM-Tracerとの接続は、「Bluetooth」でペアリングさせる。
聞きなじみのない方もいるかもしれないが、以下の方法でたった15秒で終了するので安心してほしい。
- 本体とスマホを近づける
- 本体の電源オフの状態から本体ボタンを5秒以上長押し
- スマホの「Bluetooth」設定をONに
- 検出されたデバイス一覧の「MT+5桁の数字」を選択
- ペアリング完了
画像:「接続済み」=ペアリング状態
上手くペアリングできない場合は、BluetoothのON/OFF、スマホや端末の再起動を試してほしい。
満充電で4時間稼働
ちなみに、同梱されているmicroUSBケーブルでのM-Tracerの充電時間は約2時間で、満充電から4時間の連続動作が可能だ。
また、電池残量が少なくなれば、本体のステータスランプの赤色が5秒間隔で点滅するようになる。
実際にM-Tracerを使ってみた感想
さていよいよ、実際にM-Tracerを使ってみた感想を紹介していこう。
今回は、ドライバーで試してたが、アイアンやウェッジのスイング分析も可能だ。
ちなみに、エムトレーサーでスイング分析をするためには、素振りではなく打ちっぱなしなどで実際にボールを打つ必要がある。
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いきなりヘッドスピードが世界記録を超えた!?
本体のボタンを2秒長押しで電源を入れ、スマホアプリ「Epson M-Tracer For Golf 2」を起動し、ペアリングすれば準備は完了。
さあ、一発目の僕のスイング分析はいかに?
ワクワクしながら、半分程度の力でスイングしてみた結果、な、な、何と、ヘッドスピードが79とな!
これは凄いぞ。エムトレーサーを装着しただけなのに、世界ドラコンチャンプクラスのヘッドスピードになるなんて!
もう少し力を入れてスイングした結果、ヘッドスピード測定は83に…。なんだか変だぞ。
ドライバーの平均飛距離は200ヤードそこそこの俺氏。
どうやら、ヘッドスピードの単位が「m/h」ではなく、「mph」になっているようだ。
この場合は、アプリのアカウント情報「単位表記」を「メートル法」に変更してほしい。
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これはすごい!自分のスイング軌道が可視化
- インパクト時のヘッドスピード
- フェース角
- クラブパス
- アタック角
- ナチュラルアンコック
- リリースタイミング
- リズム
- Vゾーンハーフウェイバック
- Vゾーンハーフウェイダウン
ちなみに僕のスイング軌道は、アマチュアゴルファーの典型「切り返しで逆方向にヘッドがループ」していることが分かった。トホホ。
このことが分かっただけでも購入した価値はあったと感じている。
スイング診断で上達スピードがアップ
画像:パソコンでのスイング診断画面
アプリのスイング診断では、スイングタイプ、スイング傾向、スイングレベル、チャート、スイング得点が確認できる。
また、難しいゴルフ用語が分からない方でも、用語解説集が用意されているので安心だ。
パーソナルレッスンまで用意されている
スイング診断に応じたパーソナルレッスンも数多く用意されており、ピンポイントで、しかも効率の良いスイングづくりが可能なのだ。
「ここまでやるか!エプソンさん」と思わずつぶやいてしまったほどだ。
これはマジですごい、Amazonでの評価の高さもうなずける。(5つ星のうち4.3)
トラッキングデータで上達を実感
さらに驚いたのは、パソコン画面でのトラッキングデータである。
エムトレーサで計測した過去のスイングデータはすべて保存されており、自分の上達具合がカラフルで非常に見やすいグラフで表示されるのだ。
良いショットの理由、悪いショットの理由が数値で把握できることにより、目的意識を持った練習が可能になることは間違いない。
つまり、感覚で上達するのではなく、データに基づいて上達することが可能なのだ。
まとめ
いかがだっただろうか。
今回は、ゴルフスイングが可視化できる、次世代のゴルフ上達支援ツール「M-Tracer」をご紹介してきた。
実際に使ってみて素晴らしかった点を下記にまとめておく。
- スイング軌道が可視化される
- スイング診断で上達スピードがアップ
- スイングタイプにあったパーソナルレッスンが秀逸
- 過去のスイングデータが自動で保存される
オフィシャルサイトによれば、利用者のスイングデータ数も800万件と増加中で、M-Tracerの利用者は今後も確実に増えていくだろう。
先で紹介したように、現在は3万円前後のMT500GPと、2万円前後のMT500GIIの2機種のみだが、1万円程度のエントリーモデルが登場すれば、爆発的人気商品になるだろう。
ぜひともエプソンさんには検討してほしいところだ。
あと、自分のスイングデータをSNSなどでシェアできる機能があっても面白いかもしれない。
「俺のスイングはこんなに素晴らしいぞ」と、見せつけたいゴルファーも少なくないはずだ。(僕のデータは恥ずかしすぎるけど)
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とはいえ、個人的にはゲーム感覚でゴルフが上達するこの商品は大変気に入っている。
何なら、今年購入したゴルフ関連グッズの中で最も気に入っているといっても過言ではない。
繰り返すが、自分のスイングを客観的に見てみたい、数値・データ大好き、ゴルフを教えてくれる人が周りにいないゴルファーにはおすすめのゴルフ練習グッズである。
この記事をお読みいただき、3年間使用したとして1ヵ月当たり550円程度のM-Tracerを、高いと感じるか、安いと感じるかはあなた次第だ。
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最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
ビジネスも健康も、そしてゴルフにおいても、「現在の自分の状態を知る」ことが重要だと感じています。
なぜならば、「自分には何が足りていないか」が明確にならない限り、正しい成長は見込めないからです。
また、人間は忘却の生き物といわれていますが、テクノロジーの力を借りることにより、いつでも目的の情報に瞬時にアクセスすることが可能なのです。
あなたのスマホが、ただの電話やカメラなのか、それとも、瞬時に情報を引き出せる携帯型脳みそになるのかはあなた次第です。
えっ、僕のスマホですか?
携帯型ショッピングモールで危機的な財政状況です。(笑えない)
ズバゴルマンのポンコツスイングデータを「いいね」、「シェア」しないでください。(笑)
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