正しいウェッジの選び方
ウェッジ選びに悩むアマチュアゴルファーは非常に多い。
また、ご自身のウェッジセッティングに自信もっている方はそれほど多くないはずだ。
その理由は、一概にウェッジ選びと言っても、打ちたい距離とショット内容によって、本数、ロフト、ロフトピッチ、バンスが変わってくるからに他ならない。
今回はスコアに直結するウェッジの選び方と、最先端のウェッジのセッティングメソッドについてご紹介する。
事実、当記事の内容を忠実に実践することで、3打どころか5打以上スコアアップした方も続出している。
特に100切りを目指すゴルファーにとっては目から鱗の内容だ。
「読んで終わり」ではなく、ぜひとも「ブックマークしてトライ」することを強くおすすめする。
PW+ウェッジ3本をすすめる3つの理由
当サイトではピッチングウェッジ(以下:PW)の下に、ウェッジを3本入れておくことを強く推奨している。(ちなみにPWの下にウェッジ4本でもOKだ)
早速だがPWの下に3本のウェッジを入れておくべき3つの理由をご紹介しよう。
以下がその3つ。
- ストロングロフト化への対応
- 全14本の流れとロフト間隔
- ロフトで距離を打ち分ける
それでは一つひとつ見ていこう。
1.近年のストロングロフト化に対応
画像:飛び系アイアンの代表|インプレスUD+2アイアン
昔の7番アイアンのロフト角は34度が主流であったが、近年のアイアンのストロングロフト化により30度以下のモデルが増加している。
この流れに伴い、PWのロフトも46度から43度~44度のモデルが多くなっているのだ。
つまり、PWを含め、クラブ全体が飛ぶようになったため、スコアを左右する120ヤード以下をフルショットで狙えるウェッジ本数が2本では足りなくなっているのが現状だ。
以下がそのイメージだ。
- PW(44度):120ヤード
- 48度:110ヤード
- 52度:100ヤード
- 56度:90ヤード
上記の通り、48度を入れなければ100~120ヤードの中間を打つクラブが無く、56度を入れないと100ヤード以下をフルショットで狙えるクラブが無くなってしまうのがお分かりいただけるはずだ。
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2.14本の流れを考えたロフト間隔
ウェッジ3本持ちを推奨する2つ目の理由は、14本の流れを考えたロフト間隔理論によるものだ。
どういうことか?
「アイアンの番手間隔は3度~4度刻みなのに、なぜウェッジだけばらつきがあるのか?」という事。
上記で述べた通り、アイアンのストロングロフト化により、2本のウェッジだけでは、たいへん歪(いびつ)なロフト間隔になってしまうのである。
理想のウェッジのロフト間隔と、歪(いびつ)なロフト間隔を比較してみよう。
理想的なウェッジのロフト間隔
46度(PW)→50度→54度→58度
ご覧の通り、ロフト間隔は均等な4度間隔。
歪なロフト間隔
44度(PW)→50度→58度
ご覧の通りPWの下にウェッジ2本の場合、44度と50度のロフト差は6度、50度と58度では8度もの差が生じてしまうのだ。
3.ロフトで距離を打ち分ける
PWの下にウェッジ3本持ちを推奨する最後の理由は、ロフトで距離を打ち分けられるようにするためだ。
フェイスの開閉や、振り幅で距離を調整するのはプロにとっても難しい技のひとつ。
つまり、1本のクラブで飛距離を調整するのではなく、ロフトの違ったウェッジで飛距離を打ち分けるべきなのだ。
言わずもがな、余計な事を考えないで済むフルショットほど簡単で精度の高いショットはないのだから。
アマチュアは技量の差をクラブで補うべきなのだ。
絶対に使うべき!ウェッジのハーフショット
PWを含めた4本をラインナップすることにより、フルショットで4通りの距離が狙えるようになることはお分かりいただけたはずだ。
もう一つ確実に覚えておきたいのがウェッジでのハーフショットに他ならない。
つまり、(フルショット×4本)+(ハーフショット×4本)=8つの飛距離を自在に打ち分けられるようになる。
また、フルショット同様、振り幅を決め、無心で打つことで成功率は上がり、貴殿のスコアメイクに驚くほどインパクトをもたらすはずだ。
重要なことなので繰り返すが、多くのゴルファーが苦手な半端な距離はロフト変更+ハーフショットで克服できるのである。
自分自身のウェッジのフルショットとハーフショットの飛距離を、頭と体に叩き込んでおくことを強くおすすめする。
ウェッジの飛距離の目安
以下が一般的な男性ゴルファーのウェッジの飛距離の目安だ。
ぜひとも参考にして欲しい。
- 46度:110ヤード
- 50度:100ヤード
- 54度:90ヤード
- 58度:80ヤード
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【動画】スコアに直結!ウェッジ3本持ちをすすめる理由
当記事の内容をクラブフィッターたけちゃんが非常に分かりやすく解説!
今すぐ動画を確認するべきだ。
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2019おすすめの人気ウェッジ3本
ウェッジのセッティングとロフト角についてはご理解いただけたと思うが、どのメーカーのどのタイプのウェッジを選べばいいのか迷っている方も少なくないはず。
ここでは、リアル店舗とネット通販のデータを抽出した結果、最新モデルで評判の高い、そして実際に売れているウェッジを3本厳選してご紹介する。
ぜひとも貴殿のウェッジ選びの参考にして欲しい。
あと、通販での購入するのは構わないが、必ず実際に触ってみたフィーリングを重視して選ぶことを強くおすすめする。
1位 クリーブランド|RTX4 ツアーサテン ウエッジ
おすすめ度:★★★★☆
実売価格:9,800円~13,000円
ロフト角:48°、50°、52°、54°、56°、58°、60°
スピン性能、構えた安定感、振り抜き、全てにおいて評価の高い一本。
とにかくコスパの高さには定評の高いクリーブランドのウェッジ。
前作に比べ飛距離が落ちたという点がマイナスか。
GET MORE SPIN!
“攻めのフェース”がRTX史上、最大のスピン性能を発揮。
引用:RTX 4 ツアーサテン ウエッジ ウエッジ, Cleveland Golf
▼RTX4 ツアーサテン ウエッジの詳細
2位 タイトリスト|ボーケイSM7
おすすめ度:★★★★☆
実売価格:22,000円~26,000円
ロフト角:48°、50°、52°、54°、56°、58°、60°、62°
ウェッジと言えばボーケイ、ボーケイと言えばウェッジと言われるほど定番の一本。
高さで止める、スピンで止める、低く転がす、様々なショットに見事に対応。
SM7の評価は特に高く、その完成度の高さを物語っている。
多彩なグラインドと、狙い通りの距離感がショートゲームを制す
引用:SM7|ウェッジ|ゴルフクラブ|Titleist|タイトリスト 日本公式サイト
▼ボーケイSM7の詳細
3位 フォーティーン|FH forged V1
おすすめ度:★★★★☆
実売価格:17,000円~23,000円
ロフト角:41°、44°、47°、50°、52°、54°、56°、58°、60°、62°
抜けの良さとスピン性能には定評のあるフォーティーンのウェッジ。
クラシカルな見た目とは裏腹な最先端のテクノロジーが満載の一本。
機械があれば構えた時の「カッコいい顔」を味わってみてほしい。
伝統的な形状に最先端の機能性。ゴルフを知り尽くした人に使ってほしい軟鉄鍛造ウェッジ。
引用:FOURTEEN 公式サイト
▼FH forged V1の詳細
まとめ
いかがだっただろうか。
今回はウェッジの選び方とそのセッティング方法についてご紹介してきた。
近年は技術の進歩によりクラブに頼る時代だし、アマチュアはもっとクラブに頼るべきなのだ。
文中で述べた通り、大きい番手より小さい番手にこだわることがスコアアップの最短ルートであることは疑いようのない事実だ。
今までの「何となくセッティング」から、「14本の流れ」と「自分の飛距離に合ったクラブセッティング」に変更するべきだ。
出来れば今すぐに!
冒頭で述べた通り、正しい情報の処理方法は「読んで終わり」ではなく、「実際にやってみる」ことに他ならないのだから。
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最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
当記事はクラブフィッターたけちゃんのYouTube動画より抜粋して記事化したものです。
時間の都合で割愛された内容も多く、実際の動画を一度ご視聴いただくことを強くおすすめいたします。
最後に、当記事の内容がウェッジ選びに悩むゴルファーの一助になれば望外の幸せです。
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