絶対に失敗しないフェアウェイウッドの選び方
3W・5W・7Wなどのフェアウェイウッド(FW)とは、文字通り、短く刈り込まれたフェアウェイから打つことを想定されたクラブのこと。
また、狭いホールなどではドライバーの代わりにティショットで使用したり、ロングホールでダイナミックに2オンを狙っていく際などには欠かすことのできないクラブなのだ。
今回は、3W・5W・7W・9Wの選び方と、初心者でも簡単に打てるおすすめのフェアウェイウッドを厳選して5本ご紹介する。
貴殿のFW選びの参考になれば幸いだ。
おすすめの1本!初心者は5W(クリーク)一択
初心者ゴルファーが初めてFWを購入する場合、3Wではなく5W(5番ウッド・クリーク)をおすすめする。
その理由は以下の3つに集約される。
- 3Wにくらべシャフトが短くミート率が高い
- ティショットでも使用でき汎用性が高い
- 地面から球が上がりやすく安定性抜群
また、実際にヘッドスピード40m/s程度のアマチュアでは、3Wより5Wの方が飛距離が出るというデータもあるのだ。
後述するが、安定して3Wを地面から打つためにはかなりの技術力が必要となることだけは覚えておこう。
3W|スプーンの選び方と特徴
それではここからは、3W、5W、7W、9Wのそれぞれの特徴と、一般的なスペックをご紹介していこう。
まずは、3W(スプーン)から見ていこう。
近年はドライバー並みの飛距離を望めるようなぶっ飛び3W(スプーン)も登場している。
ただし、『地面から打つ最も長いクラブ』ということもあり、熟練者以外は避けた方がいい可能性も。
つまり、ミスのリスクが高すぎるため、一般的なアマチュアゴルファーはティーショット以外で使用することはおすすめしない。
以前のスプーンの長さは43インチがメジャーだったが、近年では43.5インチが主流になり、以前よりもやさしく距離が望めるようになっている。
3Wのスペック
以下が一般的な3Wのスペックだ。
- ロフト:15度
- 長さ:43.5インチ
- 飛距離:200-205y(ドライバー飛距離220yの場合)
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5W|クリークの選び方と特徴
一般的なアマチュアゴルファーには3wより短く比較的打ちやすい5Wをおすすめする。
3Wよりロフトは寝ているが、ミート率が格段にアップする。
また、高さも出るため、3Wで中途半端に打つより飛距離も方向性も安定することは間違いない。
5Wのスペック
- ロフト:18度
- 長さ:42.5インチ
- 飛距離:190-195y(ドライバー飛距離220yの場合)
7W|7番ウッドの選び方と特徴
近年、このロフトはユーティリティを使うゴルファーが増加中。
理由としては、ユーティリティの方が7Wより短く、扱いやすいという方が増えているからに他ならない。
しかし、仮に同ロフトなら7Wの方が高さも飛距離も出るのは間違いない。
このロフトのクラブを選ぶ際はFWとユーティリティのどちらを使う方がスコアアップを望めるのかをしっかり考えるべきだ。
7Wのスペック
- ロフト:21度
- 長さ:41.5インチ
- 飛距離:180-185y(ドライバー飛距離220yの場合)
9W|9番ウッドの選び方と特徴
ロングアイアンが苦手でどうしても打てない場合、9Wが強い武器になる場合がある。
しかし、残念ながら9Wは女性向けや、年配者向けのモデルが多く、選べる種類が少ないことが玉に瑕だ。
9Wをチョイスする場合は、ユーティリティも検討するべきである。
9Wのスペック
- ロフト:23度
- 長さ:41インチ
- 飛距離:170-175y(ドライバー飛距離220yの場合)
FWのヘッドの素材について
FWのヘッドの素材はステンレス製のモデルが一般的であるが、最近は、チタンやマレージング網を採用したモデルも登場している。
以下に『ステンレス』と『チタン』の違いをまとめておく。
ステンレス素材FWの特徴
- 価格が安価
- 適度な重さによりスイングバランスが良い
- ヘッド形状など様々な加工がしやすい
チタン・マレージング網素材FWの特徴
- 価格が高価
- ステンレスに比べ軽くて飛距離が出る
- 球が上がりやすい
初心者はどちらの素材のフェアウェイウッドを選んでも全く問題ない。
低身長のゴルファーはシャフトを短くするべきか?
同じクラブでも、身長220cmと140cmとでは、本人が感じる長さの感覚はまったく違ってくる。
ちなみに42.5インチ(約108㎝)のクラブのそれぞれの身長に対する比率は以下の通りだ。
- 220cmの場合:身長の約半分(クラブはヘソの高さ)
- 140cmの場合:身長の約8割(クラブは首の高さ)
つまり、同じクラブでも身長差によって、まったく違ったクラブになってしまうのだ。
特に、海外メーカーのゴルフクラブは日本人には長すぎる傾向にあり、クラブバランスを見直すべきである。
その際は、感覚でクラブを選ぶのではなく、クラブフィッティングによるデータに基づいたクラブを選択することが重要になってくるのだ。
また、『クラブを短く握る』ことでFWのミート率を一気に上げることが可能だ。
練習場では上手く打てるのに、実際のラウンドではチョロやトップが多発する場合は『クラブを短く』握ってみてほしい。
マジで即効性のあるメソッドだ。
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打ちやすくてブッ飛び!おすすめフェアウェイウッド5選
さて、ここからは、打ちやすくて人気のフェアウェイウッドを厳選して5本ご紹介しよう。
どれも初心者におすすめのやさしくて球がつかまると評判のFWばかりだ。
1. BRIDGESTONE|TOUR B XD-F
価格:35,639円~
番手(長さ):3W(43インチ)・5W(42.5インチ)・7W(特注)
ヘッド素材:3w、5Wはマレージング網、7Wはステンレス
推奨ヘッドスピード:41m/s~
キャッチコピー:「この飛び、筋金入り。」やさしく飛ぶ!そして狙えるフェアウェイウッド。
▼XD-Fの詳細
2. YAMAHA|RMXリミックス
価格:22,806円~
番手(長さ):3W(43インチ)・5W(42.5インチ)・7W(42インチ)
ヘッド素材:マレージング455カップフェース
推奨ヘッドスピード:38m/s~45m/s
キャッチコピー:「圧倒的飛距離のFWがさらにやさしく」驚きの飛距離3Wはもう不要!
▼RMXの詳細
3. PING|G430 フェアウェイウッド
価格:35,400円~
番手(長さ):3W(43インチ)・5W(42.5インチ)・7W(42インチ)・9W(41.5)
ヘッド素材:マレージングC300
推奨ヘッドスピード:40m/s~45m/s
キャッチコピー:「ブレない。抵抗しない。反発する。さらに高さで飛ばせる3つのG410」真っ直ぐ強い弾道が特徴。
▼G410の詳細
4. Callaway|EPIC MAX FAST
価格:15,800円~
番手(長さ):3W(42.5インチ)・5W(42インチ)・7W(41.5インチ)・9W(41)
ヘッド素材:ステンレス
▼Steelhead XRの詳細
5. DUNLOP|ゼクシオ 11
価格:34,334円~
番手(長さ):3W(43.25インチ)・5W(42.25インチ)・7W(41.75インチ)・9W(41.25)
▼ゼクシオ テンの詳細
まとめ
いかがだっただろうか。
今回はフェアウェイウッドの選び方と番手ごとの特徴について詳しく紹介してきた。
FWの番手ごとに下記にまとめておく。
番手 | ロフト角 | 長さ(インチ) | ※飛距離 |
---|---|---|---|
3W | 15度 | 43.5 | 200-205y |
5W | 18度 | 42.5 | 190-195y |
7W | 21度 | 41.5 | 180-185y |
9W | 24度 | 41 | 170-175y |
※飛距離・・・ドライバー飛距離が220yの場合
最後に
動画:【9割が知らない!?】正しいFW用シャフトの選び方
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回も記事作成に当たり、クラブフィッターたけちゃんに大変お世話になりました。
この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
また、完璧なフィッティングによる3wと5wは僕に合った最高の2本となりました。(しかも激安!)
FWに限らず、自分にピッタリのクラブを選ぶためには、己のスイングデータを可視化し、データに沿ったクラブ選びが重要になってきます。
下記の記事を参考にし、一度、クラブフィッティングに挑戦することを強くお勧めします。
約2時間無料(要予約)のクラブフィッティングと、たけちゃんとの出会いによって、あなたのゴルフライフがガラリと変化することをお約束しましょう。
▼FWシャフト交換実録記事
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