新MCパター3種類を徹底比較!カーボンシャフトの実力に迫る!

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新MCパター3本 ゴルフギア
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MCパターを打つべきゴルファーとは?

ドライバーはもちろんだが、アイアンにも多くのカーボンシャフトが登場している。

カーボンは日々進化をしており、様々なクラブにカーボンシャフトを使用するのも一般的になりつつある。

そんな中、フジクラシャフトから2017年にリリースされたのがカーボンシャフトのMCパターだ。

ハード・ソフトの2種類の展開で、販売開始4年間で6000本以上を売り上げた。

2021年4月15日。MCパターがリニューアルされ、今作では3種類のシャフトが登場した。

今回は3種類のシャフトの振動数計測、試打を行いそれぞれのシャフトの特徴をクラブフィッターたけちゃんが徹底解説するぞ!

パターと言えばスチールシャフトが大半であるが、カーボンシャフトのメリットとはなにか。

パターに悩んでいるゴルファーは必見の内容だ!

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カーボンパターシャフトは

そもそもだが、カーボンシャフトはどんな特性があるのか。

クラブフィッターたけちゃん曰く。

たけちゃん
たけちゃん

カーボンとゴムを復号化させる事で、インパクト時のシャフト振動を抑えてくれるぞ。

カーボンはスチールシャフトに比べると、衝撃吸収能力が非常に優れている。

感覚でけではなく、実際にデータ上でもカーボンシャフトは衝撃吸収能力に優れている。

では、振動吸収が優れる事のメリットとはなにか。

それは、振動吸収する事で、フェースのブレを低減させることだ。

パターにおいて、フェースのブレを致命傷と言える。

そのフェースのブレを最小限にするには、インパクト時の衝撃吸収は非常に重要な役割と言える。

たけちゃん
たけちゃん

衝撃吸収の他には、打感が柔らかくなるのもカーボンシャフトの特徴だ。

繊細なタッチのフィーリングも得られやすいのもカーボンシャフトの強みだ。

アイアンのカーボンシャフトも主流になりつつある。

パターもカーボンシャフトが主流になる日が来るやもしれない。

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MCパターの振動数比較

それでは、MCパター3種類の振動数を計測する。

なかなかパターシャフトの振動数を見る事はないだけに、非常に貴重なデータだ!

今回は以下の3種類、つまりすべてのMCパターの振動数を計測するぞ。

・MCパターSMOOTH
・MCパターFIRM
・MCパターX-FIRM

参考として一般的なスチールシャフト※も合わせて振動数計測を行う。

計測を行うにあたり、グリップ&ヘッドはすべて同スペックのパターを使用する。

シャフトの長さは全て34インチに統一した。

※PINGのヘプラー(パター)に標準で採用されているスチールシャフト。

貴重!MCパター3種類の振動数データ

一般的なスチールシャフト※MCパター
SMOOTH
MCパター
FIRM
MCパター
X-FIRM
振動数355CPM224CPM354CPM448CPM

非常に興味深い振動数データとなった。

それぞれ3種類のMCパターの振動数は以下の様な特徴がある。

・SMOOTHは一般的なスチールシャフトに比べると、非常に柔らかい
・X-FIRMは一般的なスチールシャフトに比べると、非常に硬い

FIRMに関してはほぼスチールシャフトと同じ振動数のデータとなった。

※PINGのヘプラー(パター)に標準で採用されているスチールシャフト。

「CPM」とは「Cycles Per Minute」の略。シャフトが1分間に何回揺れ動くかを計測した数値。
数値が大きい程しなり戻りが速く、硬いと感じる。

新MCパターは重量が軽くなっている

前作のMCパターはソフト・ハードの2種類展開で、どちらも重量は128.5gとやや重めのシャフトだ。

今回の新MCパターは3種類展開であるが、すべてのモデルが115gと10g以上の軽量化に成功している。

カーボンは硬さを出す為にカーボンの巻き数を増やしているが、どのモデルもすべて115gと軽量モデルとなっている。

これは現在標準で採用されているスチールのパターシャフトの重量に非常に近い重量となっている。

つまり、重量は標準のスチールシャフトと同じになっており、硬さだけが3種類から選べるのが新MCパターだ。

現在使っているスチールシャフトのパターからの乗り換える時にも、重量フローが綺麗に流れるという寸法だ。

新MCパター3種類の試打

それではMCパター3種類を実際に試打をする。

MCパター3種類それぞれの特徴を、クラブフィッターたけちゃんに解説してもらうぞ。

試打を行うのはYoutube版ズバババ!ゴルフでお馴染みの、プリティゴルファーゆみちゃんだ!

ゆみちゃんは普段は一般的なスチールシャフトを使用している。

MCパターSMOOTHの特徴

アドレスをした瞬間、ゆみちゃんは普段使っているパターシャフトとの違いを感じた。

ゆみちゃん
ゆみちゃん

構えただけでも、柔らかいって感じる!

実際にMCパターSMOOTHは一般的なスチールパターシャフトに比べると130CPM近く柔らかい。

柔らかい事の一番の特徴は、ヘッドの位置が分かりやすい事だ。

たけちゃん
たけちゃん

ロングパット時にアバウトに打てるのは、こういうヘッドの位置が分かりやすいシャフトの強みだな。
神経質になり過ぎずに、楽な気持ちでロングパットも打てるシャフトだ。

逆に言うと、フェース面が安定し難く、繊細なパッティングは弱いのがSMOOTHだ。

どうしてもパッティングを神経質に考えてしまってイップス気味の方には是非試して頂きたい!

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MCパターFIRMの特徴

続いてはMCパターFIRMを試打する。

振動数計測時に、一般的なスチールシャフトとほぼ同じ硬さだったが、どの様な違いがあるのか。

ゆみちゃん
ゆみちゃん

構えた感じは、スチールシャフトとの違いは分からないかな。

クラブフィッターたけちゃんも試打を行なったが、同様の感想だ。

スチールと同じフィーリングがありながら、カーボンシャフト特有の打感の柔らかさがある。

それだけに、MCパターFIRMは一般的なスチールシャフトとかなり近いフィーリングを持っていると言う事だ。

MCパターX-FIRMの特徴

最後はMCパターの中でも一番硬いシャフトのX-FIRMだ。

一般的なスチールシャフトと比べて相当硬いのは、振動数計測を見ても分かる。

ゆみちゃん
ゆみちゃん

構えた瞬間に硬いって分かる!SMOOTHと重量は同じだけど、重く感じると言う、ガッチリしてるって感じ。

ゆみちゃんが試打を行なった際に、MCパターX-FIRMはショートしてしまった。

それはシャフトの硬さに影響があると、クラブフィッターたけちゃんは言う。

たけちゃん
たけちゃん

硬いシャフトは、タッチが非常に繊細に感じやすくなる。

これだけ聞くと、ナーバスな印象を受けるがそうではない。

今回のMCパターは、アメリカ市場から声が掛かり、日米共同開発なのだ。

現在USPGAでは、硬いカーボンシャフトが主流になりつつあるが、なぜ硬いシャフトが好まれるのか。

パッティングはインパクト時のフェースの向きが、9割影響する。つまり、インパクト時のフェースの向きはスコアに直結する。

パターはフェース角が1度ずれると、3mのパットが入らないと言われる。

X-FIRMは遊びがかなり少ないシャフトと言える、つまり、それだけに繊細にパッティングに長けている。

自分が狙った通りに打てるのが、MCパターX-FIRMだ。

繊細なタッチで、パターが非常に得意な上級者にとっては試して頂きたい。

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新MCパター3種類、何を試すべきか

新MCパター3種類を試打した際の特徴を紹介した。

こうなるとどれがオススメか気になるところだ。

たけちゃん
たけちゃん

売れ筋になるのは、両極端なSMOOTHとX-FIRMになるだろうな。

FIRMは、スチールとの差が打感以外に感じ難い。

それだけに、スチールシャフトとの差がハッキリと別れるSMOOTHとX-FIRMは興味深いシャフトと言える。

しかし、クラブフィッターたけちゃんは力説する。

たけちゃん
たけちゃん

振動数のデータだけでなく、実際に試打をしないと分からない部分が多い。
パターは感覚も非常に重要なので、必ず試打をしてから決めてほしい。

パターのカーボンシャフトはまだまだ市場的にも、隙間産業と言える。

価格も、25,000円(税抜)と、決して安いシャフトではない。

このサイトでは何度もお伝えしているが、今まで知り得なかった情報を得るのは、容易になった。

しかし、それだけで全てを決めるべきではない。

情報は確認して、初めて価値が出る。

気になった方は必ず試打を行い、貴殿にピッタリなカーボンシャフトを選んで頂きたい。

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【動画】新MCパター3種類の硬さを徹底比較!MCパターを打つべきゴルファーとは?

まとめ

いかがだっただろうか。

今回はフジクラシャフトから2021年4月15日にリリースされた、MCパターについて紹介した。

前作は2種類だったが、今回は3種類がリリースされた。

それぞれのモデルを打つべきゴルファー像をまとめる。

・MCパターSMOOTH
非常に柔らかいシャフトで、ロングパットが苦手なゴルファー、イップル気味のゴルファーにオススメ。

・MCパターFIRM
一般的なスチールシャフトと差を感じ難い。さらなるフェースのブレを抑えたくて、打感の柔らかさが欲しいゴルファーにオススメ。

・MCパターX-FIRM
一般的なスチールシャフトと比べても非常に硬い。繊細なタッチ感に優れ、パター上級者のゴルファーにオススメ。

アイアン用のカーボンシャフトも近年非常に増えている。

今回のMCパターは一般的なスチールシャフトと同様の重量帯に合わせてきている。

つまり、本格的にはカーボンパターシャフトが主流になりつつあり、フジクラの本気度が伝わるシャフトだ。

クラブフィッターたけちゃんも力説していたが、必ず試打を行う事だ。

本記事でMCパターの特性を理解した上で、信頼のおけるフィッターの元で、試打をして欲しい。

パターはスコアアップにおいて、非常に重要なクラブだ。

今回のMCパターが貴殿の新たなゴルフの世界の扉を開くことを願って、筆を置く。

当記事のライター辻和也氏

ズバババゴルフ専属ゴルフライターのプロドラマーつじです。
いまだにMasters優勝の余韻に浸ってます。(別にワシが優勝した訳でもないのにw)

パターフィッティングをクラブフィッターたけちゃんにしてもらいましたが、金銭的な問題でまだ購入できてません。
(ごめんよ、たけちゃん。)

今回はMCパターを紹介しましたが、SMOOTHにFIRM。そしてX-FIRM。
個人的にはなんか名前がカッコイイですよね。
これもアメリカ市場(いちば)の影響なのでしょうか。(動画見てね。)

パターのカーボンシャフトもそうですが、アイアンのカーボンシャフトもどんどん増えるんでしょうね。

もっと一般的になれば、カーボンのデメリットである「価格が高い」の壁も突破され・・・ないか。

アイアンセットを導入したら、カーボンシャフトにしようかなって考えています。

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