武市悦宏プロがいま明かす、つま先上がりの本当の打ち方
つま先上がりのショットが苦手な、フェードボールヒッターや、スライサーは良いスコアが出にくい。
理由はシンプルで、ゴルフコース右サイドは、つま先上がりの傾斜になっている事が多いからだ。
つまり、ティーショットで右に飛んで行った場合、セカンドショットはコース右の斜面にとどまり、高い確率でつま先上がりのライからのショットになるのだ。
思い出して欲しい、ドライバーのティーショットで、「真っすぐ打ち出し、右方向に切れながら落ちていく球筋が持ち球だ。」というゴルファーは、つま先下がりより、つま先上がりのショットの経験が多いはずだ。
今回は(も)、雑巾王子こと武市悦宏プロによる、今まで誰も教えてくれなかった、「たった3秒で完成する、つま先上がりのショットの打ち方」をご紹介する。
僕が本日のラウンドで実践し、つま先上がりのライからすべてグリーンオンさせた、効果抜群の3秒メソッドである。
つま先上がりのショットに悩む、約240万人のゴルファー必見の内容だ。(国内ゴルフ人口950万人×1/2(スライサー)×1/2(つま先上がり苦手)=237万人)
「お前はどんだけティーショットを右に曲げとんのや」
と、言わないで頂きたい。
悲しくなるから…。
パワーフェードでぶっ飛ばす記事はこちら。
https://zubagolf.com/driver/fade-ball
つま先上がりから『引っかける』3つの理由
そもそも、つま先上がりからのショットはなぜ左に飛んでいくのか?
意外と知られていない、つま先上がりのライからのショットが、左に飛んでいく5つの理由を紹介する。
- クラブフェースが左に向きやすい
- アップライト(トゥが上がる)でライ角が大きくなる
- バックスピンがサイドスピンになる
- 地面に落ちた右回転(サイドスピン)のボールはさらに左に転がる
- 芝の影響でインパクト時、フェースがかぶる(左を向く)
一つひとつの解説は、本日の己のスコアの精神的ダメージにより割愛するが、3つ目の「つま先上がりでは、バックスピンがサイドスピンになってしまうのか?」について、イラストを交え詳しくご紹介する。
今すぐブックマークし、つま先上がりから引っ掛けてしまった時に確認することをおすすめする。
バックスピンがサイドスピンに変わるワケ
通常、フラットなライから打ったボールの回転は、ボールの打球の飛ぶ方向と逆の方向に回転する、いわゆる「バックスピン」がかかる。
イラスト1:フラットなライからの球の回転(バックスピン)
しかし、つま先上がりのショットは、ボールにかかる回転は同じでも、横振りのスイングになり、バックスピンが右から左のサイドスピンとなるのだ。
イラスト2:つま先上がりの球の回転(サイドスピン)
「つま先上がり」と「ボールの回転」の関係がお分かりいただけただろう。
「斜面からのショットはどうして左に行くんだ?」と、頭を抱えた時は、是非ともこのイラストを繰り返しご覧いただきたい。
また、上記のイラストをプリントしたポロシャツでプレーすることもおすすめだ。
ちなみに、イラストの著作権はフリーだ。思う存分ご自由にお使いいただきたい。
こんなゴルファーにおすすめのレッスン動画
- つま先上がりのライが苦手なゴルファー
- つま先上がりのショットの機会が多いスライサー
- つま先上がりからOB経験アリの方
お急ぎの方は、1分20秒頃から視聴して欲しい。
武市悦宏プロの即効レッスン|つま先上がり
総合評価★★★★☆
YouTube評価数7|ためになる度90点|尺8分39秒|2016/09/01
両足かかと上げ打法でつま先下がりを克服
武市悦宏プロが教える、「両足のかかとを上げて打つ」メリットは以下の3つ。
- スイング軸が安定しダフらない
- スイング軌道がフラットから自然なアップライト軌道に
- フックの度合いが軽減される
かかと上げショットを試した結果
本日、武市プロのメソッドを、実際のゴルフ場で試してきた結果をシェアしておく。
- 弱い傾斜の場合、ストレートボールが打てる
- 強い傾斜の場合、左にフックする度合いが今までの1/3になる
- 構えた通りに打てるので、自信をもってグリーンを狙える
- 絶対にスウェーしないのでボールのミート率が上がる
- ミート率が上がるため飛距離が伸びる
上述した通り、今まで苦手だった、つま先上がりからグリーオンが2回、右のカラーが1回という結果だった。
繰り返しになるが、つま先上がりの斜面から、両足のかかとを上げ打つ事で、スイングの軸がぶれることなく、ミート率が上がり、狙った方向にボールが飛んでいくようになる。
この記事をご覧のゴルファーは、もうすでに、つま先上がりのライを克服したも同然だ。
また、「両足のかかとを上げて打つ事」以外に注意する点を下記にご紹介する。
これで「完璧」に、つま先上がりのショットの克服が可能だ。
- コンパクトなスイングを意識する
- その分、一番手大きなクラブを選択する
- スタンスは「若干」目標物より右に向く
- グリップを短く持つ
- ボールは真ん中にセット
つま先上がりでは、ボールト体の距離が近くなるため、グリップを短く持つ事を忘れないで欲しい。
正しいグリップ無くしてゴルフ上達なし。
https://zubagolf.com/beginner/right-hand-grip
両足かかと上げショットでスウェー矯正
話は変わるが、ゴルフのラウンドにおいて、「前半は良いのにいつも後半になるとスコアが崩れてしまう。」というゴルファーは少なくなのではないか?
何を隠そう、僕も後半ズタボロスコアの常連組だ。
過去のスコアを振り返ってみても、ほぼ100%の確率で、前半のスコアに比べ、後半は5打近く多く叩いてしまっているのだ。
幾つかの理由が考えられるが、僕の場合、後半のスコアが崩れる理由は「バックスイングのスウェー」だと分かっている。
つまり、ホールを重ねるほど足が疲れ、『右足』で体重を支えられなくなり、その事が理由で、すべてのショットがスウェーしているのだ。知らず知らずのうちに…。
たった1つの事を意識するだけで、後半のスウェーを完全に克服し、前半同様、「スイング軸が傾かないスイング」ができるようになるメソッドは次回の記事で紹介しよう。
そのヒントこそ、今回の「かかと上げショット」なのだ。
どうゆう事なのか?
武市悦宏プロが教える「両足のかかとを上げた状態」でのショットは、スウェーしないのである。
いや、この状態でスウェーしようと思っても、体の構造上絶対に不可能なのだ。
嘘だと思うなら「両足を上げたまま」今すぐシャドースイングでスウェーして頂きたい。
スウェーでなく、正しい体の回転ができるはずだ。
スウェー(sway) 1 ゴルフで、スイング中に体の中心部が前後・左右・上下に揺れ動くこと。
引用:スウェー(スウェー)とは|コトバンク
斜面からでも『デッド』に狙う
プロゴルファーは、フェアウェイからでも、斜面のラフからでも、常に、グリーン上の「ボールの落としどころ」を狙ってショットをする。
他方、僕も含め、アマチュアゴルファーは「あの辺りに飛んでくれたらでええわぁ」と、ぼやぁ~っとした目標に対して打ってしまう。
まして、つま先上がりのような、傾斜からのショットになると、ボールが思ったより大幅に、左右に飛んでしまうイメージが頭から離れないのだから仕方ない。
しかし、実際に、狙ったボールの落としどころに打てるか否かは別にして、ショットの前に、ピンポイントで、落としどころに対しデッドに狙っていなければ、良い結果は生まれないのだ。
また、的を絞ることで、スイングに必要な集中力が高まり、イメージ通りのショットが実現する。
斜面からでも、ピンをデッドに狙えるようになるため、今回ご紹介する武市悦宏プロのメソッドを、是非マスターして頂きたい。
とゆう筆者も、つま先上がりのアプローチで3発連続OBした経験がある。(実は、その時の悔しさ、惨めさ、情けなさが、当記事作成の動機である。そのホールのスコアは12打だったっけ。)
まとめ
いかがだっただろうか。
今回は、つま先上がりのライから、ピンをデッドに狙っていくためのメソッドを紹介してきた。
スライサー、フェードボールヒッターを悩ませる、つま先上がりのショットについてまとめておく。
- つま先上がりで左に飛ぶ(引っかける)仕組みを理解する
- サイドスピンが大けがの元
- 両かかと上げショットをマスターする
- 通常のグリップより短く持つ
- 的を絞ってショットする
上述した通り、上記を理解し実践することで、今まで苦手だった「つま先上がりのショット」が、いとも簡単に打てるようになることを保証しよう。
そう、「つま先上がりのショット」が大の苦手だった、僕がマスターできたのだから、あなたに出来ない理由はないはずだ。
ゴルフに必要な物は、勇気と想像力とほんの少しのレッスン動画だ
最後に
ゴルフスイングの基本、「前傾姿勢」と「スイング軸」については、下記の記事を参考にして欲しい。
ゴルフに限らず、すべてのスポーツにおいて、まずは基本を「学ぶ(真似ぶ)」ことから始まるのだから。
僕も、「イラストの描き方」をもっと学んでおきたかった…。
つま先がピーンと伸びちゃうゴルファーは「シェア」「いいね」で知らせて欲しい。
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