アイアンとユーティリティどっちを使うべき?
ゴルフは14本のクラブを使ってラウンドする。
その中でも近年様々なバリエーションが登場しているのが「ユーティリティ」だ!
※ハイブリッドと表記される事もあるが、本記事では「ユーティリティ」とする。
ウッド型ユーティリティもあれば、アイアン型ユーティリティもある。
・・・ん?
アイアン型があるのであれば、アイアンは不要なのでは・・・?
最近は多くのロフト設定のユーティリティも発売されているし、アイアンは使わなくても。
こう思っているゴルファーも多いのでは?
しかし、この風潮に疑問を感じているのはクラブフィッターたけちゃんだ!
今回はユーティリティとアイアンを試打比較を行うぞ!
本当にユーティリティがアイアンに代わるべきクラブなのか。
最後まで必見の内容だ!
アイアンとユーティリティの違い
まず簡単ではあるが、アイアンとユーティリティの違いについて簡単に説明する。
すべてのゴルファーに当てはまる訳ではないが、一般的に話として理解して頂きたい。
ユーティリティは弾道が高い
ユーティリティはロングアイアンの代わりとして、やさしく打てるクラブとして誕生した。
ロングアイアンの悩みは「球が上がらない」事が多い。
その悩みを解決してくれたのが「ユーティリティ」だ。
ミスに強いユーティリティ
ユーティリティはアイアンに比べて、重心を低く設計する事が出来る。
重心深度を深くすることでミスショットに強いクラブとなる。
多くのゴルファーが、アイアンよりもユーティリティが楽に感じる理由はここにある。
球が上がりやすくミスに強いのが「ユーティリティ」だ。
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![](https://zubagolf.com/wp-content/uploads/2020/05/jk01-160x90.jpg)
操作性の高いアイアン
ここまでユーティリティを取り上げてきたが、アイアンの強みは「操作性の高さ」だ
スイング中にフェース面を感じられ、ライン出しなど、
操作性を求められるショットは、アイアンはその力を発揮する。
アイアンの操作性に魅力を感じる人もいるが、
ユーティリティの機能性に魅力を感じるゴルファーもいる。
それではクラブフィッターたけちゃんはどう感じているのか、聞いてみた。
アイアンとユーティリティどっちが簡単?
近年は多くのユーティリティが誕生しており、実際に使っているゴルファーも多いだろう。
そこで気になるのは「アイアンとユーティリティ。どっちを使うべきか。」だろう。
ゴルフをするのであれば、出来れば良いスコアで周りたい。しかも楽して。
クラブフィッターたけちゃんに、そんな思いをぶつけて見ると意外な答えが返ってきた。
![たけちゃん](https://zubagolf.com/wp-content/uploads/2019/04/kp000-min160.png)
結論から言えば「ユーティリティの方が楽」だぞ。
飛距離も球の高さも出るのは「ユーティリティ」だ。
しかしクラブフィッターたけちゃんは、続けてこう語った。
![たけちゃん](https://zubagolf.com/wp-content/uploads/2019/04/kp000-min160.png)
アイアンで言えば「4番・5番アイアン相当のユーティリティの場合」だ。
つまりロフトが寝ている場合は、アイアンを使った方が良いケースもある。
ロフトが寝ているユーティリティが増えてきた
ロングアイアンの代わりとして「ユーティリティ」を使うケースは多い。
そういった使い方をするゴルファーも多いだろう。
ロングアイアンでは「球が上がらない・ミスショットが多い」
こういった悩みを解決するのが「ユーティリティ」だ。
しかし近年は、ロフトが30度や34度といった「寝ているユーティリティ」も増えてきた。
多くのゴルファーの要望に応える形で、ユーティリティは進化を続けている。
しかし、すべてのゴルファーがアイアンからユーティリティに移行すべきなのだろうか。
![たけちゃん](https://zubagolf.com/wp-content/uploads/2019/04/kp000-min160.png)
ロフトが30度になるとアイアンを使った方が良いケースもある。
今回は試打をして比べてみたい。
ユーティリティは球も上がり、飛距離も出しやすい「理想のクラブ」に感じる。
しかし、ロフトが寝ている場合だと、
一概にそうとも言えないとクラブフィッターたけちゃんは語る。
一体どういう事なのか。
試打比較のデータをご覧頂こう。
アイアンとユーティリティ試打データ
今回はユーティリティは(PING G430)を使用。
アイアンは(アキラKS901FH)を使用。
どちらもロフトは30度のクラブを用意した。
試打を行うのはクラブフィッターたけちゃんだ!
データで比較!アイアンとユーティリティ
まず気をつけたいのはヘッドスピードだ。
ユーティリティとアイアンは、同じロフトであっても「クラブの長さが異なる」
意外と気が付いてないゴルファーも多いが、ヘッドスピードはクラブ長の長さだ。
球が上がり、飛距離も出るユーティリティ
ユーティリティとアイアンの違いでも話したが、ユーティリティは球が上がりやすい設計になっている。
また飛距離性能も高い設計になっており、クラブも長いのでヘッドスピードも出せる。
球が上がり、飛距離も出るのがユーティリティだ!
事実、試打データを見てもハッキリと飛距離も打ち出し角も「ユーティリティ」が上となった。
スピン量も今回はユーティリティが高い結果となった。
打ち方によってデータが多少変わる事もあるが、ユーティリティはスピン性能も高い事が分かった。
飛びすぎるユーティリティ
高くボールが上がって、飛距離も出る。しかもスピン性能も高い!
これはユーティリティを使うべきでは?と思うのだが、クラブフィッターたけちゃんはこう語る。
![たけちゃん](https://zubagolf.com/wp-content/uploads/2019/04/kp000-min160.png)
データ上ではユーティリティの方が優れた結果となった。
しかし、ユーティリティは飛びすぎて、狙う距離が分からない。
ゴルフはより良いスコアで周るのであって
「飛距離が出る」からスコアが良くなるとは限らない。
ロフトが30度になってくると、アイアンでもグリーンを狙うケースだ。
アイアンより飛ぶ可能性があるユーティリティは、
グリーンを狙うには「飛びすぎてしまう」可能性がある。
ユーティリティは構えた顔が気になる
さらに気になるのは「構えた顔」とクラブフィッターたけちゃんは語る。
ロフトが30度になってくると、ユーティリティは「かなり左を向いている顔に見える」
実際に試打をした際に、ユーティリティは打ち出しから左へ打ち出している。
※白い線がユーティリティ、赤い線がアイアン
左に向いていると感じて、右に逃がす感じ打つ事も出来るだろう。
しかしクラブフィッターたけちゃんは、そうするとミスの確率が上がると指摘する。
ロフト30度から下のクラブを使うのは、積極的にグリーンを狙うクラブだ。
自分の距離感、狙った距離感をしっかり出したい。
飛びすぎてしまうよりも、狙った距離を出せる「アイアン」は優れたクラブである。
打てる時はアイアンを使うべし!?
積極的に使う事は大いに賛成だ。
しかし、クラブフィッターたけちゃんは、こう語る。
![たけちゃん](https://zubagolf.com/wp-content/uploads/2019/04/kp000-min160.png)
結果が良くなるのであれば、ユーティリティを積極的につかってほしい。
しかし、アイアンとユーティリティ。
どちらも打てるなら「アイアン」を使って欲しい。
クラブフィッターとして、ユーティリティを使う事は大いに賛成であるが、
アイアンとユーティリティが同じように打てるのであれば、アイアンを使って欲しい。
クラブフィッターたけちゃんは、そう語る。
スイングの基本はアイアンで作ると言う。
アイアンを使う事でゴルファーとしてのレベルも上がる。
【動画】衝撃結果!?UTとアイアンを試打比較|アイアンを使い続けるべき理由
まとめ
いかがだっただろうか。
今回はアイアンとユーティリティの比較検証を行った。
ロングアイアンの代わりとなるユーティリティ。
そのユーティリティがショートアイアンの代わりにもなりつつある。
ユーティリティは「球が上がり、ミスに強い」ので、多くのゴルファーに愛されている。
クラブフィッターたけちゃんも語っているが、クラブにはそれぞれに良さがある。
もし球が上がらず、アイアンで悩んでいるゴルファーはユーティリティを使う事を考えて欲しい。
ただ、ユーティリティに慣れると、アイアンが打てなくなる可能性も出てくる。
それはユーティリティが「楽」だからだ。
人間誰しも楽をしたいだろう。
結果がアイアンでも出るのであれば、アイアンを使い続けて欲しい。
クラブフィッターたけちゃんは、最後まで熱く語っていた。
本記事がアイアンとユーティリティ、
どちらを使うか悩むゴルファーの助けになる事を祈り筆を置く。
本記事のライター
ズバババゴルフ専属ライターのつじです。
とにかく暑いです・・・。本当に年々暑くなってよなーっと。
ゴルフしたいけど、暑さに負けて家でゴルフ動画を見漁る毎日です。
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