ORIGAMI構造で自動的に勝利へ導く!
多くのゴルファーが望むもの。それは「飛距離」と「スコア」だろう。
アマチュアゴルファーにとってドライバーが上手く打てるかによって、その日のスコアが決まってしまうというケースも多いだろう。
毎年の様に国内外のメーカーからドライバーがリリースされるが、果たしてそのドライバーは自分にピッタリ合うドライバーなのか。
そんなゴルファーの悩みを解決してくれるかもしれないドライバーが「バディックドライバー
」だ。
初耳の方も多いかもしれない「VATIC GOLF」。一体どんなドライバーなのか。
キーワードは「ORIGAMI構造」と「フィッティング」にある。
ドライバーの飛距離と方向性に悩んでいる方は必見だ!
キャスコの新ブランドVATIC GOLF登場!
キャスコが地クラブとしての新ブランドを立ち上げた。それが「VATIC GOLF」だ。
キャスコというと「やさしいクラブ」というイメージがあるが、それを払拭するように中上級者のゴルファーを狙ったブランド展開をしている。
VATIC GOLFがリリースした2種類のドライバー。Type-AとType-Cについて説明する。
VATICとは「VICTORY+AUTOMATIC」の略称である。
「このクラブはあなたを自動的に勝利へと導く」という意味が込められている。
ライ・ロフトのネック調角が出来るType-A
Type-Aの特徴は「ウッド型ヘッドでありながら、ライ・ロフト角のネック調角が出来ること」だ。
ウッド型でありながら、調角が出来るのは珍しい仕様となっている。
この調整が肝であり、どこででも出来る訳でなくキャスコの工場で調整がされる。
つまり「完全チューニング仕様」のドライバーといえる。
VATIC Type-A | 標準値 | カスタマイズ値 |
---|---|---|
ヘッド体積 | 450ml | - |
ヘッド重量 | 200g | 196〜204gまで1g刻みで調整可能 |
ロフト角 | 9.5度(標準) | 7.5〜11.5まで0.5度刻みで調整可能 |
ライ角 | 59度(標準) | 57〜61度まで0.5度刻みで調整可能 |
重心距離は長めに設計されているType-Aは、オートマチックに打つゴルファーには合いやすいと言える。
自身に合わせた、ロフト・ライ角を調整を行うので、スウィングが安定して固まっている上級者にとっては、手放せない1本となる。
ヘッド素材はオールチタンで、部位に合わせて3種類のチタンが使われており、マッドな仕上げとなっている。
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可変構造のネックを採用しているType-C
対してType-Cは可変構造のネック。つまりカチャカチャスリーブが採用されている。
Type-Aは可変構造式のネックではないが、Type-Cはスリーブポジションで手軽に調整が可能となっている。
VATIC Type-C | 標準値 | カスタマイズ値 |
---|---|---|
ヘッド体積 | 460ml | - |
ヘッド重量 | 200g | 196〜204gまで1g刻みで調整可能 |
ロフト角 | - | 8.5〜10.5まで1度刻みで調整可能 |
ライ角 | - | 59〜61度まで1度刻みで調整可能 |
重心距離は浅めに設計されているType-Cは、操作性を求めるゴルファーには合いやすいと言える。
なお、ロフト・ライ角を調整しても、シャフトの向きが変わらない様に工夫されているのも注目だ。
Type-Cはクラウン部にカーボンが採用されている。
試打データから見るバディックドライバーの低スピン性能
それでは、Type-A・Type-Cそれぞれの試打データをご覧頂こう。
試打を行うのはクラブフィッターたけちゃん。そしてYoutube版ズバババ!ゴルフでお馴染みのゆみちゃんも行う。
VATIC Type-A
VATIC Type-A | たけちゃん | ゆみちゃん |
---|---|---|
ヘッドスピード | 43.2M/S | 30.6M/S |
総スピン量 | 2550RPM | 2765RPM |
キャリー | 232YDS | 130YDS |
総飛距離 | 255YDS | 158YDS |
注目したいのは「総スピン量」だ。
普段のたけちゃんは、スピン量が3000RPM台で、ゆみちゃんは4000RPM台であるが、2人とも2000RPM台となっている。
バディックドライバーのロースピン性能がデータからもハッキリと見て取れる。
オートマチック系のType-Aではあるが、その寛容性は決して高い訳ではなく、中上級者モデルと言える。
VATIC Type-C
VATIC Type-C | たけちゃん | ゆみちゃん |
---|---|---|
ヘッドスピード | 41.9M/S | 30.9M/S |
総スピン量 | 2675RPM | 2150RPM |
キャリー | 226YDS | 143YDS |
総飛距離 | 245YDS | 167YDS |
Type-Cのデータを見ても同様にロースピン性能が見て取れる。
Type-Cも同様に寛容性は高くなく、こちらも中上級者モデルと言える。
しかしながら、どちらのモデルも芯に当たった時の飛距離性能は圧巻だ。
しっかりと芯に当てる事が出来る中上級者ゴルファーにとっては、飛距離アップが実現するドライバーだ。
飛距離の秘密は「ORIGAMI構造」
近年のドライバーにおいて、インパクト時にフェースをいかに「たわむ」事が出来るかがポイントになっている。
そこでバディックType-A。Type-Cどちらにも採用されているのが、「ORIGAMI構造」だ。
世界的に認められている「ORIGAMI構造」はソール後方部を変形しやすくし、フェースの近くの変形を抑制。
結果的にフェースの変形が大きくなる事により、ボール初速が向上。飛距離アップにつながる仕組みだ。
このORIGAMI構造は缶チューハイの「氷結」にも採用されている仕組みだ。
ウエイトシステムで弾道調整が可能
Type-A・Type-Cどちらにも「ローディングウエイトシステム」が採用されている。
2箇所のシリンダー部分に4種類のウエイトを装着することで1g単位の調整を可能としている。
これによりスウィングを変えずに弾道を調整する事が可能となっている。
ウエイトの種類 | アルミ | ステンレス | タングステン | タングステン |
---|---|---|---|---|
重量 | 1g | 2.5g | 5g | 6g |
標準はアルミ4個と5gのタングステンが2個のセットとなっている。
これを自身が望む弾道に調整していくのだが、組み合わせは4096通りもある。
これを個人で行おうとすると大変だ。
バディックドライバーは自身のスウィングに合わせて、フィッターと二人三脚でチューニングを行い、最適な1本を作る。
もちろんウエイトだけではない。シャフトの選定もフィッターと協力しながら作り上げる。
まさに自分の為に最高飛距離、方向性を作り上げるドライバーなのだ。
バディックドライバーはどこで買える?
ここまで読んで頂き、バディックドライバーが気になった方は販売店情報をご確認頂きたい。
VATIC GOLFのサイトから販売店を確認する事が出来るので、ぜひ確認して頂きたい。
バディックドライバーを購入する際、ユーザー登録を行う。
つまり、売っただけで終わり。という訳ではないのだ。ここに地クラブメーカー「VATIC GOLF」の本気度が分かるだろう。
▼VATIC GOLF
バディックドライバーの気になる価格
VATIC Type-A:7万2000円(税抜き)
VATIC Type-C:7万7000円(税抜き)
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【Q&A】クラブフィッターたけちゃんに聞く!
クラブフィッターたけちゃんにズバババ!っと聞いてみた!
VATICを打つべきゴルファーとは?
中上級者がターゲットって言ってたけど、もうちょっと具体的に打つべきゴルファーを教えてほしいな!
ヘッド単体としての値段がそこそこする。完全チューニング仕様と言っても過言ではないから、言葉は悪いが妥協したシャフト選定もしない。
つまり、理想的なドライバーが出来上がった時に、お値段もそれなりにするって事?
そういう事だ。金額も妥協なしってことだ。それだけに最高の1本を作れるが・・・。ロースピン性能が強いからスピン量が多い人には武器になるが、少ない人向きではないな・・・。
スピン量の多い僕ちんにとっては、確実に飛ぶってことね!
そもそもお前は金がないだろ。
ぐすん・・・・。
Type-A・Type-Cどちらがオススメ?
今回、Type-AとType-Cの2種類があるけど、どっちがオススメなの?
カチャカチャ機能があるType-Cと言えど、一度決めたら変えない人も多いだろ?
確かに・・・僕ちんも変えないかも・・・。
Type-Aも一度だけであれば、調角調整がユーザー登録をしていれば可能なんだ。そう考えるとType-Aも選択肢としてあるだろう。
自分で手軽に調整したい人はType-Cって選択が出来るってことだね!
そうだな。レジャー思考が強い人はType-C。競技思考が強い人はType-A。っと考えてみても良いが、フィッターの方と相談して決めるべきだな。
たけちゃん、今回もさんきゅー!!またよろしくね!
【動画】バディックドライバー飛距離性能の秘密を試打検証!
まとめ
いかがだっただろうか。
キャスコから新たに生まれた地クラブブランドの「VATIC GOLF」
妥協なきドライバーのType-AとType-Cはスピン量で悩む中上級者ゴルファーにとっては、最高の1本となる。
ORIGAMI構造を採用し、ボール初速を最大限発揮する飛距離性能。
ロフト・ライの調角、ウエイトによる方向性。
最高の1本を作る為には、フィッターと二人三脚で、ゴルファー側も妥協なく作り上げる必要がある。
地クラブメーカーならではのこだわりが凝縮されているのが、バディックドライバーだ。
このドライバーを作り上げた時、自動的に勝利へと突き進む事が可能と言える。
ゴルフ人生の中でこだわり抜いた1本を作りたい方は、ぜひバディックドライバーを検討して頂きたい。
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当記事のライター辻和也氏
ズバババゴルフ専属ゴルフライターのプロドラマーつじです。
今回はこだわり抜いたドライバー。という話題でした。
ドラムの要といえば「スネア(小太鼓)」があります。このスネアもゴルフクラブ同様にこだわりポイントがあります。
スネアはシェルと言われる「胴」パーツが重要になります。これは木製だったり金属だったり、はてはFRP素材などもあります。
ドライバーで言う所のフェース素材に相当すると思います。
他にも様々なパーツでスネアは構成されます。
叩く部分の「ヘッド」と言われるパーツ。ヘッドを固定する金属パーツ。スネアの「ジャララ・・・」っと響きを生み出すパーツがあります。
これを何度も調整しながら、最適な1台を作り上げます。
自分の感覚や経験である程度は予想して作り上げますが、音が決まらずに「泥沼化」することもあったりします。
以前、ズバババ!golfの撮影でたけちゃんのフィッティングを受けて、この泥沼化を救ってくれるのがフィッターだと感じました。
ドラムにもフィッターみたいな人が増えればいいな。なんてそんな事を感じました。
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