ZF vs 赤マナvs青マナvs白マナ
まずもって、当記事が、ディアマナ選びに迷っている方にとっての有料級コンテンツであることを断言する。
ちなみに当記事を完成させるにあたって、4名の成人男性が関わっており、企画立案から記事作成まで、少なく見積もっても28時間は費やしているだろう。
無論、ただいたずらに大量のリソースを投入するだけで、優れた成果物が得られるわけではないことは、流石の俺も百も承知だ。
すまぬ、前置きが長くなった。
闇雲に他人の時間を奪うコンテンツはハッキリ言って糞以下だし、MDMA並みに決して手を付けてはならない。
当記事のミッションはただ一つ。
「貴君が、貴君に合ったディアマナを選べるようにすること」ただ、それだけだ。
ちなみに当記事は4,500文字以上の長文となっている。
時間の大切さを誰よりも熟知しているクレバーな貴君は、下記の「目次」より気になる項目から読み進めて頂きたい。
それではディアマナ探しの旅に出ようではないか!
第4世代ディアマナの集大成『ZF』の特徴
2019年9月、多くのゴルファーから熱い支持を得ているディアマナシリーズから新シャフト「ZF」が誕生した。
ディアマナZFはどんな特徴があるのかを紹介する。
まずはメーカー公式サイトの紹介文を確認しておこう。
さらに高次元の「飛んで曲がらない」を追求
弾道のばらつきを抑制する強さに、インパクトに向けて力強く加速する
しなやかさを加えることにより、すべてのスイングパワーをボールスピードに。
スピン量を抑えた直進性の高い弾道で、さらに高次元の「飛んで曲がらない」を追求します。
引用:三菱ケミカル / ゴルフシャフト | Diamana™ ZF-Series NEW!
『ディアマナZF』のデータ
今回ご紹介するスペックは「ディアマナ ZF 60S」のデータだ。
- 発売日:2019年9月5日
- 振動数:260cpm
- キックポイント:中元調子(カタログ表記:中元調子)
- 重量:64g
ディアマナ市場初!40g台が登場
三菱ケミカルからは40g台のシャフトをリリースしていなかったが、ZFから40グラムがラインナップされた。
ディアマナシリーズといえばハードヒッターが使うイメージが強いが、40グラムのシャフトをリリースする事でヘッドスピードがそれほど速くない方でも打てる様になったのだ。
これはディアマナシリーズの敷居が下がったとも言える。
40gのフレックスはR2からXまで幅広いラインナップになっているのも注目ポイントだ。
『ディアマナZF』を試すべきゴルファー
それでは『ディアマナZF』はどのようなゴルファーに向いているのだろうか?
以下にディアマナZFを試すべきゴルファーを紹介する。
- 引っ掛けに悩むゴルファー
- スピン量を抑えたい方
- フェード弾道で飛距離を出したい方
- 中元調子のシャフトとの相性がいい方
上記の項目が一つでも当てはまれば、ディアマナZFは試すべきシャフトだといえよう。
▼ディアマナZFの詳細データ
赤マナ、青マナ、白マナの違いと特徴とは?
ここからは、他のディアマナシリーズの振動数・カタログキックポイント・実際のキックポイント・特徴・それぞれに合ったゴルファー像などを紹介する。
しくじりマナを選んでしまわぬよう、是非ともチェックして頂きたい。
また、現ディアマナユーザーも本当に自分に合っているのかご確認いただきたい。
赤マナ「ディアマナRF」の特徴
今回のデータは「ディアマナ RF 60S」のデータとなる。
- 発売日:2017年9月15日
- 振動数:259cpm
- キックポイント:ダブルキック(カタログ表記:中調子)
- 重量:65g
- 特徴:シャフト運動量が多く、とにかく先端が走るつかまるディアマナ
- 試すべきゴルファー:自分でシャフトをしならせないゴルファーには最大飛距離も期待できるシャフト
▼ディアマナ RFの詳細
青マナ「ディアマナBF」の特徴
今回のデータは「ディアマナ BF 60S」のデータとなる。
- 発売日:2016年8月5日
- 振動数:261cpm
- キックポイント:中調子(カタログ表記:中元調子)
- 重量:65.5g
- 特徴:万人受けする中調子の素直なシャフト
- 試すべきゴルファー:捕まりが欲しいが、引っ掛けは出したくないゴルファーにお勧めのシャフト
▼ディアマナ BFの詳細
白マナ「ディアマナDF」の特徴
今回のデータは「ディアマナ DF 60S」のデータとなる。
- 発売日:2018年8月31日
- 振動数:264cpm(※参考値)
- キックポイント:元調子(カタログ表記;中元調子)
- 重量:64.0g
- 特徴:手元調子のアスリート向きのシャフト
- 試すべきゴルファー:引っ掛けに悩むハードヒッターのゴルファーにお勧めのシャフト
▼ディアマナ DFの詳細
【重要】ディアマナ選びの注意点
ディアマナを選ぶ際に気をつけたいポイントは実際の「調子(キックポイント)」だ。
上述したように、ディアマナRFはカタログでは中調子と記載されているが、実際にはダブルキックである。
また、ディアマナDFは中元調子と記載されているが、実際には元調子である。
ディアマナシリーズに限らず、カタログ表記だけを信じてしまうと、自分に合わない可能性もある。
以下に、「ディアマナシリーズ比較表」にまとめてみたので是非とも参考にして欲しい。
ハッキリ言ってこれは有料級のコンテンツだ。
是非とも当記事の「いいね」と、当サイト「ズバババGOLF」のSNSをフォローして頂ければ大変嬉しいです。
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ディアマナシリーズ比較表
重量 | 調子 | 振動数 | |
---|---|---|---|
赤マナ | 65g | Wキック | 259cpm |
青マナ | 65.5g | 中 | 261cpm |
白マナ | 64g | 元 | 264cpm |
ZF | 64g | 中元 | 260cpm |
【試打データ】赤マナvs青マナvsZF
赤マナ(RF) | 青マナ(BF) | ZF | |
---|---|---|---|
振動数 | 259cpm | 261cpm | 260cpm |
ヘッドスピード | 43.0m/s | 44.0m/s | 42.7m/s |
スピン量 | 4150RPM | 2850RPM | 3900RPM |
飛距離 | 224yds | 249yds | 230yds |
上記はクラブフィッターたけちゃんに赤マナ・青マナ・そしてZFを試打してもらって得られた貴重な試打データである。
データの通り、たたけちゃんには青マナ(BF)が一番合っているようだ。
3本の試打した感想、評価を一つひとつ見ていこう。
赤マナ(ディアマナ RF 60S)
スピン量が一番多く出たのが赤マナであった。
たけちゃんは自分でシャフトをしならせてスイングをしたいタイプなので、ダブルキックのシャフトが苦手な事も影響したのであろう。
やはり自分でシャフトを動かしたいゴルファーには、先・手元が動くタイプのシャフトは打ちにくい様だ。
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青マナ(ディアマナ BF 60S)
今回の中で飛距離も一番出ており、適正と言えるスピン量も出ているのが青マナだ。
先にも述べた通り、青マナは(BF)こそ万人受けする、中調子のとにかく素直なシャフトだと言えよう。
ZF(ディアマナ ZF 60S)
先端の硬めのZFはフェードヒッターのたけちゃんには厳しいシャフトだ。
タイミング的には取りやすい様だが、フェードヒッターのたけちゃんがZFを使うと球も右へ行き、スピン量も増える結果となった。
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【Q&A】クラブフィッターたけちゃんに聞く!
三菱ケミカルのシャフトについて、クラブフィッターたけちゃんにズバババッと聞いてみた。
三菱ケミカルの特徴
今回もよろしくやで。今回はディアマナシリーズを特集したんだけど、そもそも「三菱ケミカル」の特徴って何かある?
そうだな、真っ先に思い浮かんだのはカラーリングの美しさだな。
ほう・・美しいとは?
シンプルなんだけど高級感のあるカラーリングが素晴らしいな。あとはブランド毎の特性がしっかり出ている所も特徴だろうな。
ただ、ブランドで特性が被っている部分があるから気をつけないといけないんよ。たとえばTENSEI(テンセイ)はZFと同じ中元調子だけど、振動数は硬いからそこは気をつけないとな。
同じ調子だかといって同じフレックスを選べば良いって訳じゃないんだね。
そういう事!
Diamana、TENSEI、KUROKAGE、FUBUKIの特徴
三菱ケミカルってたくさんのブランドがあるけど、それぞれの特徴ってなにがあるの?
KUROKAGEとTENSEIは海外向けブランドなんだ。海外のプレイヤーがターゲットだから基本的には硬めになる。調子で言えば中元調子系のシャフトが多いな。
対してDiamanaとFUBUKIは国内向けブランド。FUBUKIはメーカー純正シャフトでも採用されている様に、アベレージ層にも受け入れられやすいシャフトだ。Diamanaはフラッグシップモデルだけあってハードヒッター向けだけど、ZFから40グラム台も登場して、敷居は下がったと言えるな。
ちゃんと特徴は知っておかないと混乱しちゃうね。ぼくちんは何使おうかなー!
まぁ、おまはんは何使っても飛ばないから気にしなくていいよw
…。
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自分にあったDiamanaを選ぶコツ
ねーねーたけちゃん。自分にあったDiamanaを選ぶコツってなにがある?
ディアマナはどのシリーズもほぼ同じ硬さだから、自分にあった調子から試してみるといいが・・。
TENSEIも実は気になっているのだ!
ほら来た。例え似た調子を選んだとしてもTENSEIとDiamanaでは同じフレックスでも硬さが違うからな!
ああぁ・・・もう頭がついていけない・・・
お前はいつもついてこれてないだろうが。こんな風に悩む前にしっかりと専門家に相談する事だ。一人で悩んでいても何も解決しないぞ。
そんな時こそクラブフィッターに頼るべきだね!
その通り!ご用命は四国うどん県のゴルフショップイシイへ!
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【動画】【ディアマナZFの特徴】赤マナvs青マナを比較
上記:YouTube動画(クリックで再生)
2019年9月発売ディアマナZFと赤マナ、青マナの特徴をクラブフィッターたけちゃんが試打で徹底比較。
ディアマナ選びはこの動画で決まり!
▼紹介シャフト(三菱ケミカル)
- ディアマナRF 60S
- ディアマナBF 60S
- ディアマナZF 60S
まとめ
いかがだっただろうか。
今回は、2019年9月に発売されたディアマナZFの特徴と、赤マナ、青マナ、白マナの違いを試打データを用いてご紹介してきた。
ディアマナシリーズ最新作となるZFは、現在のトレンドとも言える中元調子のシャフトだ。
引っ掛けに悩むゴルファーは是非一度試してみる事を強くおススメする。
また、40グラム台がラインナップされ、今までハード過ぎると敬遠していたユーザーにもディアマナの敷居が下がった1本とも言える。
有料級のディアマナシリーズとのデータ比較表が、貴殿のディアマナ選びの一助になれば幸甚だ。
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最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
当記事は千葉県袖ケ浦市出身・在住のプロドラマー辻和也氏のご協力を頂きました。
この場をお借りして感謝申し上げます。
いつの日か、ゴルフと音楽が融合できることを夢見ながら筆を置くことにします。
▼辻和也氏について
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